食養生(正しい食生活を守ること)で病気になるのを未然に防ぐことができます。
また、すでになってしまった病気の治療にも効果があります。
自分の生活パターンに合わせてアレンジして、忠実に守って実行してください。
食養生の十大基本
1.伝統的な日本食を取り戻しましょう。
近年の生活習慣病とアレルギー性疾患の急増は、食生活の急激な欧米化と関係があります。日本人の体質に合った旧来の和食中心の生活をしましょう。ただし、日本食の欠点は塩分が多いことです。だしをしっかりとるなど工夫して減塩に努めましょう。
2.海藻、ごま、きのこ、大豆を常食としましょう
ただし、いずれも消化が良くないので良く噛むこと。噛むことは何を食べるかと同等に重要。
海藻はとろろ昆布や昆布粉、ごまはすりごま、大豆はおからや納豆黄な粉などにすれば消化は良くなります。
また、ところてんや寒天の原材料はテングサという海藻です。
3.なるべく未精白のものを食べましょう。
未精白穀類(玄米、胚芽米、ふすま入りパン)、雑穀(あわ、ひえ)、黒砂糖をにも親しみましょう。いずれも消化は良くありませんが、例えば玄米ではなく五分搗き米とか発芽玄米にするとか工夫すれば消化が良くなります。
未精白穀類には精白した穀類にはない大量の栄養素が含まれています。
4.副食の中心は緑黄食野菜としましょう。
色の濃い野菜を中心に、季節のもので、根物も葉物もたくさん食べること。
サラダで使う野菜はあまり種類が多くありません。またかさばって量が取れません。煮物で多くの野菜を摂りましょう。
5.たんぱく質は魚を中心にとりましょう。
肉よりは魚に含まれる油脂のほうが動脈硬化を予防する良質の油脂です。しかし、酸化しやすいので、新鮮な状態で食べるのがおすすめ。干物は脂が参加してしかも塩分が多いのであまりお勧めできない。
肉を摂るならあまり脂分の多くないものを摂りましょう。
6.調味料には金をかけましょう。
安物調味料は命を縮めます。添加物などで本物に似せたものにしているものもあります。うす味に慣れて、素材の味を味わうように。調味料は長期発酵した物を使う良いでしょう。
7.一物全体食
自然は調和。根も葉も皮も骨もすべて食べてバランス良く栄養をとりましょう。皮のそばに栄養素が多い傾向にあります。
8.加工品、既製品は出来るだけ避けましょう。
加工品はあなたの健康まで考えて食品製造していません。「手軽、安い、味が良い」の甘い言葉につられないようにしましょう。
9.間食をやめましょう。
スナック菓子は一番良くありません。食べるなら、芋、ナッツ、ドライフルーツ、果物をとりましょう。
10.一点至上主義に惑わされないようにしましょう。
正しい食事が基本。「これさえとっていれば」と言って、間違ったライフスタイルに手を加えずにサプリに頼るのは、営利目的の企業のいいカモです。
邪食(黒い色)に何を足しても邪食(黒い色)は変わらりません。