マイナ保険証のトラブルが続いています。
なぜマイナ保険証はトラブルが多いのか?デジタル先進国のエストニアの事情に詳しい牟田学氏のインタビュー記事を読みました。
牟田氏によると、日本の保険制度が複雑すぎることが原因だというのです。確かに共済組合、会社の保険組合、いろんな国保、後期高齢者制度、など3000以上の保険者があり、個別にデータ管理しているというのです。中には人手が足りなくて保険者ごとにマイナンバーを紐づけることが十分できないところもあるのです。
一方エストニアはデジタル化に向けて法律を変えて保険者を一つにしてしまったのです。これだと作業がとてもシンプルで人手を介さずに自動化される仕組みが作りやすいですよねえ。
デジタル化はいろんなメリットがあり今後必須であることは誰でも理解できましが、その裏にある制度やデータベースが複雑すぎてはデジタル化の良さが出てきません。
この記事を見てこれってコロナ対策の混乱と同じじゃんと思いました。2020年の頃、コロナ感染者の報告は非常に細かく煩雑で、医療機関の事務の作業が膨大になりました。それを受け取る保健所も対応しきれず大混乱に陥りました。結局そのしわ寄せは国民に降りかかったわけですが、医療現場を知らないで制度を決めたやつらは、感染状況は細かければ細かいほど詳細がわかり、それによって対策取れると思ってやったのでしょうが、実際は膨大すぎるデータの分析もできず、ただ現場に混乱をおもたらせただけでした。
また手洗いうがい、消毒、マスク着用、シールドなど、多くの感染防御対策を講じましたが、本当に効果があったのかとても疑問です。ヴィネはマスクには一定の効果がったと思いますが、日本国民全員がマスクしている状況下では、手洗い消毒、シールドは蛇足でしかないと思っています。(この辺りの説明はいくら説明しても、もともと考える気がないらしく「でもやった方がいいんじゃないの」程度の反応しかないのでもう説明する気はありませんが)それよりも空気感染をいかに防ぐかに注力するべきだったのです。
ちなみにヴィネの基本姿勢は政府がやろうとすることには裏があると考えているので、それに反対をすることを基本としていますから、マイナカードは作っていません。