今日の話題は非常に重要です。ぜひ多くの人に知ってもらいたい情報です。
50代の女性。はじめは便秘の訴えでした。平日だけ便秘でいろいろな便秘薬使用してきたが治らず。運動量を増やしてプルーンを食べるように指示して改善傾向になる。しかし便秘を侮るなかれ。同じもの食べていても、同じ薬飲んでいても、日によって出るときと出ない時があります。さらに桃核承気湯を追加してその時々に合わせて内服してもらうことにし満足できる手程度に落ち着きました。
一方、7年前から後鼻漏があるという。後鼻漏とは鼻水が鼻から出ずにのどに回る症状で、とても不快な症状です。今方は当院に来る前から鼻うがいを行っていました。この回数を1回から2回に増やすように言い、クラリシッドという抗生剤を1錠長期投与と辛夷清肺湯という漢方薬を使いました。ヴィネがこれまでやっていたのはここまでです。しかしすっきり治ったという症例は多くはないです。
後鼻漏を起こす原因は、上咽頭という部位の炎症によって引き起こされます。一度慢性の炎症を起こすととても治しにくくなります。ここを物理的に洗う方法があります。スワブを鼻から入れてこするのですが、普通の人にはなかなかハードルが高い手技です。
この方、北海道に行って濃厚ラーメンのスープを全部飲んだ後のどが痛くなり鼻水が止まらなくなりました。他院でオノン、アンブロキソール、ムコダインの処方を受けました。案の定全く治りませんでした。たんが鼻の奥にへばりつくいやな症状が残りました。
そこでヴィネはリノローションを使うことを勧めました。https://store.yubinoba.com/products/detail/2755?gad=1&gclid=Cj0KCQjw7uSkBhDGARIsAMCZNJurDNcO1UwX_JC0h8qq-jt_VJclyw-1uR0RmX74Gk4IbM69m86KBTIaAlTMEALw_wcB
これは梅エキス液を少量鼻に流し込んで、傷んでいる上咽頭を治す治療法です。3週間後来院されたときには「この治療を1日1回やって全く薬がいらなくなった。薬のまなくてもこんなによくなったのは初めて」とうれしい報告を受けました。
これでこの方は今後無駄な医療を受けなくて済みます。今症例は治療法がわからずドクターショッピングを続ける人々に、この治療を広げるきっかけとなりました。後鼻漏はもちろん、片頭痛、慢性疲労、顔面痛などで長年悩まれている方はぜひトライしてみてください。