コロナ対策のために自己の免疫力をアップしたいと「腸活」なる行為が注目されています。
腸には免疫細胞の7割が集まっているので、腸内環境の大切さが注目されるわけです。腸は長さ約10メートル。およそ1000種類100兆個の細菌 が腸内フローラ(細菌叢)を作っています。腸内細菌を大きく3つに分けられます。そしてその割合が大切だといわれています。つまり善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7が良いとされているのです。そして善玉菌を増やすには発酵食品、食物繊維、オリゴ糖で、悪玉菌が増えるのは高脂肪食、高カロリーとのこと。
以上が受け売りの知識。「腸活」はやはりもののイメージがあり、浅くて軽いです。おそらくそんなもので健康、免疫力など保てません。ヴィネが20年以上も前から提唱している「腸より始めよ」は、もっと意味が深いのです。
人間が日常的に訴える不調は腹の不調が圧倒的に多いのです。下痢、便秘、腹痛、腹が張る、さらには。消化管というもっと広く考えると、胸やけ、のどのつまり、口内炎、口が粘る等々。枚挙にいとまがありません。これらすべての症状には原因があって、即対応するべき(手を打つべき)症状なのです。それをせずに何ら手段もなく「様子を見る」は無策といっていいです。「腸活」をしていてもこれらの症状に無頓着だと、あなたの「腸活」が正しいかどうかわかりません。つまり自分の「腸活」が正しい方向に向いているかどうかは、これらの腹の不調がないことを確認することでできるのです。
日々腸を考えて生きることであなたの健康長寿が達成されるのです。