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ブログ 一覧 (2020年10月)

今までの ブログ の一覧です。

もし学校でコロナ感染者が出たとします。その学校では初めての症例です。

学校はたぶん感染した生徒が誹謗中傷を受けないように配慮をするでしょう。そのようなことをしないような内容の通知を全生徒にするでしょう。

しかしここで濃厚接触者(とはいってもおそらく同じクラスの生徒全員と先生は最低するでしょう)のPCR検査をして、陰性が証明されるまで全生徒登校禁止処置をとったり、全校を消毒したりまでしたら、果たしてその生徒はどんな気持ちになるでしょうか?「俺のせいで・・・」という申し訳ない気持ちに当分さいなまれるでしょう。

誹謗中傷はしないようにとはいっても、そこまでの感染防御対策取ると、誹謗中傷の下地を作る可能性があります。もちろん学校内の消毒が感染予防に効果的という科学的根拠があるなら行うべきですが、そんなものはないのです。だったら半日程度学校の窓を開けて換気すれば済む話です。そのほうがよっぽど科学的根拠があります。

学校を例に挙げましたが、どこの職場でも同じです。
専門家は予防対策ばっかり言葉にするのではなく、必要のない予防策はするべきではないということもアナウンスしなければなりません。まあ、今の分科会の専門家は政府の言いなりだから駄目だろうなあ。

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コロナパンデミックで、はとバスも何か月も運行できていないといいます。ガイドさんも人前でしゃべる機会が失われて、将来に不安を感じる日々を送っています。

そしてGo Toトラベルが救いになりました。やっと少しずつ元の日常が戻ってくるのです。

ところが、あれ~!?それ意味あるの?と思われるテレビ映像をみました。

ガイドさんが営業再開される前の準備として、一人でマスクをつけてバスの中の座席などを丁寧に消毒しているのです。もちろん会社の判断でしょう。そしてその会社の判断は専門家会議や分科会、その影響を受けたマスコミの報道から判断して「消毒しなきゃだめだ」と思ったのでしょう。

しかし、何か月も人が利用していないバスの中にウイルスがいるわけありません。非常に無駄な作業です。もっとも営業再開前のほこりなどをとる単なる掃除としてやるんなら、ついでにアルコールでやったらいいんじゃないか、てな考えかもしれませんが、それでもアルコールの無駄使いでしょう。

このような光景は何度も映像で流れます。コロナ対策で最も無駄な作業は、病院など危険性の高い場所以外での日常的なアルコール消毒でしょう。

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もうすでに何度も書いてきましたが、改めて非常に重要な事柄なので、まとめの意味で再掲載します。

ヴィネは医者になって間もなく、風邪をひいていた時に抗生剤を飲んでいるところを同級生に見られて
「風邪はウイルスだからな、基本抗生剤じゃないぞ」と言われたことをつい昨日のことのように思い出します。

しかしそれから何年もの間、先輩医師が何のためらいもなく抗生剤を出すシーンを見てきました。そしてその理由がほとんど「風邪ひいて体力落とせば細菌性の肺炎になることもあるから、予防的に出すんだよ」でした。当時は「抗生剤を出さなきゃ、PLみたいな総合感冒剤だよなあ、しかし総合感冒剤には解熱剤も含まれている。熱がないのに解熱剤というのは、細菌感染していないのに抗生剤出すのとあんまり変わりないじゃないか」と頭の中は混乱していました。
  少しレベルが上の先生は、鎮咳去痰剤を組み合わせていくつか出したり、症状に合わせて鼻水や扁桃腺の薬を出したりしていました。しかし多くの風邪の患者さんを扱うのに、いちいち症状に合わせて薬を変えるのは大変手間のかかる作業で、多くの病院では「決まり処方」というのがあって、結局は総合感冒剤みたいになってるんじゃないかという疑問がずっと残っていました。

ろくな進歩がないまま長い年月が過ぎました。年に3回ぐらいのどが痛くなり熱を出して寝込むことがあったかもしれません。

1997,8年ころに漢方を学びました。西洋薬よりも漢方のほうが風邪に対してはずっときめ細かい配慮がなされていると思われました。そして早め早めに薬を飲むこともするようになりました。しかし今までに比べて劇的に治りやすくなったかというと、私の体があまり官報に反応しないのか、それとも処方の仕方が悪いのか、強く効果を実感することはありませんでした。

そしてすでにご存じの方もいると思いますが、1999年のスパルタスロンで転機が訪れました。レース前日に乾燥したアテネの街を走って、夜中にのどが痛くなり、苦肉の策で手持ちのニンニク蜂蜜を痛んでいるのどに垂らしたのです。すると劇的に効果を発揮して、翌日には万全の体調でレースに臨み3位に入賞したのです。

2000年に開業しましたが、その時以来、「扁桃炎にはのど蜂蜜」と何度言ってきたか・・・。ヴィネ自身ものど蜂蜜をやることで、高熱を出して寝込んだり、仕事を休まなければならないということはなくなりました。しかしのど蜂蜜はのどには効果があるのですが、鼻かぜには無力でした。のどの痛みは蜂蜜で瞬く間に良くなるのですが、その後鼻水に移行してしまうのです。したがって鼻声になったりして患者さんに「先生風邪ひいた?」と言われて、ちょっと悔しい思いをしていました。

そしてさらにレベルアップしたのは口ばんそうこうのおかげです。のど蜂蜜は言ってみれば早期治療であって予防法ではないのです。しかし口ばんそうこうは究極の予防法になるのです。
このことでヴィネは粘膜の機能に気づきました。つまり「粘膜は乾かしてはいけない」ということです。乾かしてしまうと本来粘膜の持っている機能は全く発揮されなくなってしまうのです。そしてのどが渇く要因は寝ているときに口が開いているからなのだと気づきました。おそらく人間は上向きで寝るようになり、それまでより長い時間口を開けて寝るようになったはずです。酒を飲むようになると余計顎周りの筋肉の緊張が取れて口が開きやすくなります。肥満がそれに拍車をかけます。

こうしてほぼ完ぺきに風邪をひかなくなるという領域に達することができました。今年2月にはさらに進化して鼻うがいを取り入れました。ヴィネの場合ほとんどがのどからくる風邪ですので、鼻うがいを導入しなくても完璧な対策になるのですが、鼻かぜひきやすい人は、これを完璧に予防するには鼻うがいが必須になります。また、新型コロナは予想できない行動をとることがあるので、鼻に入ってきた時点で対処する必要があるという考えに至ったわけです。

こうして40年に及ぶ医者生活で風邪をひかない神の領域に達したのです。えへん!!

「風邪に効く薬が発明されたらノーベル賞ものだよ」と聞いたことがあるけど、来年のノーベル医学生理学賞はもらえないでしょうか?

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当番医をしていた時のことです。両脚を防水シーツのようなものをぐるぐる巻きにした女性が入ってきました。

シーツは浸出液を大量に吸い込んでじっとりと重いです。そして下腿は著明に腫れ上がり、たっぷり水を含んだ段ボールのようにごわごわとむくんでいます。皮膚色はくすんだ紫色となり、ふくらはぎのところは潰瘍ができていてそこからの浸出液が特に多く、見ているそばからぽたぽたと落ちてきます。

いつからこうなったのか聞くと半年前からだという。持病として糖尿と高血圧があるという。しかし糖尿病性の壊疽ではなさそうだ。いったいどうしてこうなったのか、そのきっかけは小さな湿疹だという。それに先んじて尾骨を折ったらしく、それ以後足がむくみ始めてこうなったのだという。

2か月後には一時近所の病院に入院したものの勝手に退院してしまったという。その後別の病院の医師に往診に来てもらい治療していたが一向に治らず、日曜の当番の時に当院を受診したという。

このようないろいろ事情のある患者さんが来ることは珍しくなく、ヴィネはここで何らかの決着をつけなければならないと気を引き締めなければいけません。まずどんな病態なのか理解しないといけませんが、この患者さんが当院を受診したという段階で、これまで往診していた医師から情報を提供してくれる可能性はなくなりました。おそらく患者さんから頼んでも提供してくれないと思います。もちろん患者さんの気持ちを考えればヴィネからも頼める状況ではありません。

2,3回外来で治療しましたが、(自分で処置をするのに)疲れたのでしばらく入院したいといってこられました。また内縁の夫がいびるのでつらいとも漏らしました。そこで一度入院したことのある病院に入院以来をしましたが、「以前よりよくなっているので入院する必要なし」と断られました。無断退院したことが尾を引いているのでしょう。しかしやはりいったん入院して落ち着く必要がありそうなので、懇意にしている病院に頼んで1週間ほど入院させてもらいました。

退院してからは在宅医療で定期的にフォローしたのですが、まず取り入れたのは毎日の下肢の洗浄温浴です。訪問看護師さんにお願いして毎日丁寧な処置をしてもらいました。私がやったのは薬の選択と整理です。往々にして高齢の患者さんは大量の薬が処方されていて、それをどれだけ飲んでいるのか全く把握できていません。それを必要最低限まで減らします。そして出した薬はちゃんと服用してもらうようにします。

一進一退の状態が続きました。たまたま読んだ本でうっ血性下腿潰瘍に越婢加朮湯を服用して改善したという報告があり、この薬を使うことにしました。そしてゆっくりですが皮膚の状態が改善していきました。

浸出液もごくわずかになったところで、安心したのか患者さんが当院を受診したころの話をしてくれました。

当院受診したことを、それまでの受け持ち医に言ったときに、タイトルの「誰の紹介で行ったんだ!?」と怒鳴られて返されたとのことです。

「誰にも紹介されてませんよ。自分の判断で行ったんです、って言ってやりましたよ」それを言うだけでも相当勇気を奮っていったのだと思います。「だって何もやってくれないんですよ。看護師さんだってただ防水シーツを取り換えるだけですから」とも言われていました。

治療の90%は半年にもわたる献身的な看護師の下腿の洗浄と薬の塗布でした。感謝しきれません。

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どこの病院に行っても熱発者の肩身が狭いです。

まず気軽に院内に入れません。万が一を考えるとそれは仕方ないことです。ほとんどの患者さんはそれを理解してくださっているようで、前もって電話かけてきます。しかし中には直接来る方もいます。そんなときの対策として、玄関にこんなものを置くことにしました。

自作です。塗装以外は半日で作りました。費用はビスと塗料代と電気代くらい。木は端材です。特に柱の部分は流木です。おそらく建物の梁に使われていたと思われます。溝がそれを物語っています。

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最近ランの調子が回復してきました。

雨が続いてしばらく走れませんでしたが、今日は久しぶりの20キロ超で、25キロまで行きました。スピードは抑えてます。スピードが出そうなときは飛ばしますが、今日はそんな気になりませんでした。このところの雨のためまだ距離数は稼げてませんが、今月も300くらいかな?

一昨日血液検査したんですが、今まで肝機能AST(GOT),ALT(GPT)が正常を超えていることが多かったのですが、これがすごくいい数字でした。確かにだるさも感じてないので、結構いい数字だとは思っていたのですがここまでいいとは思いませんでした。ただ酒を飲んでいるのでガンマGPTは高かったです。肝機能が正常値なのは練習量が月300程度だったからという理由かもしれませんが、それだけじゃないような気がします。今までは月300キロの練習でもここまでよくはなかったような気がします。

さらに驚くのは、体がどんどん絞れてきているというか、全然太らないのです。今日なんか大人人生始まって一番の低さです。練習終わって6時間立っているので一時的な脱水で減っているのではないと思われます。食事は特に気を付けていません。

理由がよくわかりません。病気で体重が減っているのではないか?という不安を消すために、これからいくつかの検査をするつもりです。

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鼻洗浄を検索すると専用キット以外に洗浄水やその材料になる顆粒も売っています。

その値段聞いて驚くな、1ml当たり1円相当!!

え?驚かない?そのくらいするんじゃないかって?

成分が何かなんて調べてませんが、有効成分は単なる塩、NaClですよ。自販機で500mlのペットボトル飲料で500円もするものありますか?もし自販機の120円程度のお茶や炭酸飲料などが並んでいる隣に、『塩水1本500円』があったら、1本も売れないでしょう。それと同じことですが、なぜかこんなぼったくり商品が売れるんですねえ。

先日鼻うがいしているという人に聞いてこの事実が判明しました。「なんか塩味するんで塩水かなあって思っていたんですが」と言ってました。もちろん塩買って自分で洗浄水作りなさいとアドバイスしました。ちなみにこの方は慢性副鼻腔炎で鼻うがいしていました。コロナ対策になるよと付け加えたことは言うまでもなし。

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9月29日に「新型コロナウイルスと免疫」というタイトルで書きましたが、この中で「

年に何度も風邪にかかる人は、何度も感染しているんだからかなりの免疫力が作られているはずなのに、何度も風邪をひくのはおかしいですよね。いっぽう「風邪をひいたことない」という人もいますが、引いたことないなら免疫力がついてないから風邪ひきやすいんじゃないかってことになりますよね。」

と書きましたが、ここを深く掘り下げると実は次のようなことが言えます。

風邪ウイルスは我々が想像する以上に頻繁に体内に入ってきます。しかし体内に入ってきても、即座に免疫が形成されれば発症は免れ、何事もなかったかのようにその人はいつもと変わらぬ生活をしてるのです。普通の生活をしているのに、実は体内ではウイルス退治をしているのです。一方発症しやすい人はウイルス量が多いのか、初動にミスってその間にウイルスが増えてしまってるのか、とにかく免疫機構がトロくって退治にてこずっているのでしょう。

だから何度も風邪ひけば(風邪の症状を呈すれば)優秀な免疫が作られるというのは期待外れです。のろまな免疫機構がいくらあっても何の役にも立ちません。じゃあどうすればいいかですが、やはり休養とのど蜂蜜と口ばんそうこうでできるだけ初期に風邪を治して、それを体内におぼえこませるしかないんです。病院に行くよりよっぽど効果があります。

風邪は自分で治せ~!    あ~、また患者さん減っちゃった・・・・

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人気ラーメン店の前には長蛇の列。一応距離保って「ソーシャルディスタンシングとってますよ」のアピール。入り口にはアルコール消毒のシュッシュがおいてる。「感染予防の対策取ってるよ」の意思表示。ところが店内は満員状態で、ふーふー麺を冷ましてずずずっとラーメンすする音。スーパーもレジ前だけは距離保てと床に足跡マーク。しかし店内は自由に買い物ができます。お金の受け取りは直接ではなくトレーにおいてそれを相手が受け取る。でもそのお金を消毒するわけじゃなくレジスターに入れる。

やってること意味あるんですかね?

ラーメン屋とかスーパーで感染したという明らかな証拠はありません。パチンコ屋だってクラスターが出たって話聞いたことありません。

いま日本人の心の中には、「自分のやっていることがどんだけ感染予防に役立ってんだろうか?」という疑問が芽生えているんじゃないでしょうか?しかしそれ口に出せない雰囲気です。疑問を持たない人の中にも何も考えることなくただその流れに乗っているだけという人もいそうです。

こういう社会になった大きな原因は、コロナ流行の初期にいわゆる(生活感のない)専門家が対策として挙げたいくつかの方法が、いまだにその有効性を検証することなく続いていることが原因です。そしてそれを盛んに報道し続けたマスコミ。

政府のコロナパンデミック対策のことを考えると、ヴィネは第2次世界大戦の時の政策の類似性を感じます。効果のはっきりしない対策を半強制的に国民に押し付けて、国民は「こんなときだから」と不要不急の外出を控え巣ごもり、憲兵みたいに自粛警察なるものまであわられる。医療従事者に対する感謝を示す(やや強制的な)行為は、出兵する兵隊に「万歳」で見送る様に重なって見えるのは偏見でしょうか?

原始の時代は生きていくだけで精一杯だったから不要不急の生活は非常に限られたものだったと思いますが、1万年前くらいから農耕生活をし始めると余裕が出てきて、不要不急の占める割合が増えてきたはずです。またそのころから感染症が広がり始めました。つまり集団生活が感染症を広めたのです。それでも何千年もの間は限られた集団で感染は終結しました。日本では廃藩置県以後人の交流が盛んとなり、感染症が大きな問題となったのです。しかし人は不要不急の魔力に取りつかれました。現代なんか多くの人が不要不急で生活しています。自粛生活中のランニングなんて不要不急の最たるものです。

不要不急の生活を制限するなん長くは続きませんよ。「こんなのやってられないよ」と人々は活動し始めるでしょう。その時にどんな対策をとったらいいのか、これまでの感染状況を分析したり、取ってきた対策の有効性を検証することができたはずです。ソーシャルディスタンシング、手洗い、消毒、マスクやフェイスガード着用と、これまでのやり方をし続けるだけでは何のための自粛だったのかということになります。

 

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