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ブログ 一覧 (2020年04月)

これまでの復習もかねてマスクとその予防効果について考えてみました。

マスクを使う理由として、粉塵、花粉、PM2.5、細菌やウイルスなどの病原菌があげられます。

そのサイズを比較すると

1)花粉 直径40㎛
2)PM2.5  PMは空気中を漂う粒子状物質。2.5はその中で健康被害が大きい直径2.5㎛のもの
3)結核菌 直径0.3~0.6㎛ 長さ2~10㎛
4)ウイルス コロナは0.1㎛前後

マスクの種類

ガーゼマスクや布マスクは論外なのでここで比較対象にはしません。マスクの種類としてN95マスクとサージカルマスクを取り上げます。
N95
0.3㎛の粒子を95%遮断するものです。アメリカの規格です。これはフィルター性能だけでなく形状まで工夫されていて、横漏れまで含めて95%遮断なので、縁が完全に顔に密着するようにできています。

サージカルマスク
これは外科医が術野を唾液などで汚染させないためのマスクで、花粉症予防や風邪予防に開発されたわけではありません。
一見医者が使っているのだから効果抜群だろうと思いがちですが、実はサージカルマスクには基準がないのです。製品の性能表示を見ないとわかりませんが、どうも5㎛当たりのきめの粗さ(細かさ)のようです。いずれにしても浮遊状態のウイルス吸入を防止するものではありません。

N95相当のマスクというのもあるようです。素材としては作るのは簡単でしょうが、横漏れまで考えて作っているかどうか不明です。全国マスク工業会会員マークがあるものの方がいいかもしれません。

きちんとマスクを使えば、花粉はマスクでトラップできそうです。しかし花粉は目からも入りますし、自宅に戻ったからと言って服などについた花粉を自宅の中に持ち込めば、自宅でもマスクをつけなければなりません。それだけシーズン中は飛散量が多いというわけです。

飛沫感染
ウイルスがどのような形で人に感染するのかですが、ウイルスはそれ自体で空中に浮遊するものと、咳くしゃみで唾液の粒(飛沫)の中に入って浮遊するものがあります。
ウイルスは裸で空気中に漂ってると短時間で死にます。それでも最近コロナは3時間生きていたと言いう研究データがあります。今のところウイルス単体での感染はないと言っていますが、おそらく何の根拠もなく言っているだけでしょう。というのも「ない」ことを証明するのは非常に困難ですから。例えば「月には生物がいない」ということは証明するのが非常に困難ですが、みんなは「生きてるわけないよな」と納得しているだけです。

普通コロナウイルスは痰などの水分の中で生きていると思われます。
飛沫の大きさはいろいろあるのですが、なぜか5㎛を境にそれ以下をエアロゾルそれより大きいものを飛沫と表現している傾向があります。だからでしょうか、「コロナは飛沫感染だ」「予防にはマスクが必要だ」と勝手に自信をもって言っているのは。しかし少し考えればわかることですが、5㎛以下のエアロゾルはマスクで防ぐことは難しいのです。5㎛以下ということは3㎛とか1㎛もあるわけで、それだって直径0.1㎛のウイルスに比べれば格段に大きい粒子です。5㎛以上で排泄された粒子も時間がたてば次第に水分が抜けてエアロゾルになることだって容易に想像できますよね。

お勧めのマスクってあるのか?

N95ならかなり多くのエアロゾルをとらえてくれそうですが、N95相当品というのは横漏れがあるので効果のほどは何とも言えません。なおN95のマスクははかなり息苦しく長時間つけ続けるのは苦痛だと言われています。

サージカルマスクは元々予防のためのものではありませんが、多少は効果があるのかもしれません。どうしても3密が避けられない時はつけておいた方がいいでしょう。

そして何度も言いますが、マスクはつけ方が非常に重要です。ちゃんとしたつけ方しなければ全く効果なしです。お金の無駄。半分以上の人はそんなまちがったつけ方していますよ。

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マスクのことで不織布という言葉を頻繁に目にするようになりました。不織布とは織っていないなぬという意味で、分かりやすく言うと和紙のように目が絡んでいるものです。

しかし不織布と言っても、素材からしてもその目の粗さから言っても非常に様々あります。またマスクに使われる不織布も特に基準がありません。だから不織布使用のマスクだから布マスクよりいいというわけでもありません。また、医療現場で使われるサージカルマスクがいかにもよさそうな感じがしますが、これとてもともとは手術の現場で外科医のつばなどで術野を汚さないために開発されたものであり、ウイルス予防のものではありません。スポンジ様の素材のマスクもあり使いやすそうですが、ほぼスカスカでしょう。

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実態が分かっていない新型コロナウイルスです。

そう前置きしながら、いかにも知ってるかのような話し方する専門家がテレビでしゃしゃり出すぎ。

「ベランダに出た時手洗いするべきか」
の質問に、
「もし手すりなど触れるようでしたら、念のため手洗いはしておいた方がいいでしょう」

このコメントだとまるで黄砂かスギ花粉みたいに、空気中をコロナが大量に飛び散っているようなイメージを沸かせているじゃないですか。だったら戸外での運動など推奨されないでしょう。完全に部屋に閉じこもれってことと同じになります。

日本医師会は早い時期から「みんながコロナにかかっていると思って行動しなさい」と信じられないことを言いました。何を言いたいのでしょうか?本気で言ってるとしたら人を見たら泥棒と思えと同じで、同居の家族も患者と思って、家の中でも離れて暮らし、消毒手洗いの作業で1週間も持たず疲弊しちゃいます。単に手洗いとマスクの着用をして欲しいというのとは違う見えない圧力を感じます。
一方で先日TVに出ていた東京都医師会の副会長のマスクの付け方は完全にアウトでした。自治体の職員もTVで見る限り半分くらいは間違ったつけ方しています。まず都知事や首相の布マスク、ガーゼマスクは全く意味なし。隙間だらけです。不織布マスクらしいマスクつけていても鼻のところの隙間を埋めていない使い方が非常に多いです。漏れ率で言えば100%でしょう。千葉県知事は、しゃべりにくいのか盛んにマスクに触れていました。またある病院のひげもじゃの感染症専門医は、特殊なマスクをつけない限りひげは剃るべきじゃないでしょうか?

以上何もわからない状況下で「正しく恐れる」ことがいかに無意味かお判りでしょう。多くの人がいろんな情報に振り回されて精神をすり減らし、コロナ関連精神疾患や、フレイル(虚弱の意味で筋力低下に伴う活動性の低下をさす)、生活習慣病の悪化が危惧されます。他国と違って日本のコロナ対策方針の唯一いいところは、戸外活動はむしろ奨励されていることです。コロナパンデミックをむしろチャンスととらえて、いかに運動が健康に寄与するのかを実感した人間が勝ちだと思います。

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テレビでも盛んに報道されていますが、帰国者・接触者相談センターが全くの役立たずです。

高熱があり倦怠感強い人、4日以上の発熱が続いているのに、センターでは受け付けず「かかりつけ医に行け」のつれない返事。かかりつけ医のいない患者さんもたくさんいるのにですよ。さらに普通の開業医ではPCR検査ができないのに、どうして「かかりつけ医に行け」と言うのでしょうか?これを「たらいまわし」と言わずしてなんと言えるでしょうか?

センターは土日祝日は千葉県の代表になりますが、平日は市原市保健所です。平日全然電話がつながらないといった苦情も寄せられます。市原市ではまだコロナの患者さんが一人だけです。東京など多くの患者が発生している自治体とは違います。それでこんなに検査が受けられないとなったら本格的に患者が増えたらいったいどうなるのでしょうか、考えるだけで恐ろしい。

 

 

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休業を余儀なくされて買いだめした食材が沢山ある自宅にいると、人は食べることを考えてしまいます。

「食べなきゃ死んじゃう」

そんな心理が働き、運動せずに食べ過ぎて、こういう時に食べるのは糖質に偏りますから、肥満、高血圧、糖尿病など生活習慣病が増えて、すでにその疾患がある人はそれが悪化して場合によってはなくなる可能性もあります。

この機会を利用して今までできなかったことに精を出す発想の転換が必要だなあと思います。

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コロナ報道で、コメンテーターが勝手なことをったりして不安をあおっている感じがします。

また外出禁止を拡大解釈している施設もあり、主に利用者が外で活動する施設まで閉園していて、みんなストレス抱えているようです。2週間もすると「こんなのやってられねえ」と外に出てくる人が出てきそうです。千葉県で言えば、ドイツ村、アンデルセン公園、マザー牧場、鴨川シーワールドなど、屋内施設は閉鎖しつつ開園するべきと思います。

日本は元々戸外での運動は制限していませんので、ぜひ外で体を動かしてほしいです。これに関してはヨーロッパ各国はやり過ぎで、日本政府の姿勢は評価できます。もちろん外での活動ではマスクは不要です。閉鎖しているゴルフ場もあるようですが、クラブハウスの利用はやめて、コースは利用を続けるべきと思われます。政府や報道機関はもっとこのあたりを国民に知らせるべきでしょう。

手洗いをまじめにとらえて手荒れになる人が続出しているようです。食事の用意だけで7回も手洗いする人の報道がありました。スーパーで買ったものすべての表面にコロナウイルスがいるんじゃないかという不安に駆られて、食材を触るたびに手洗いを一生懸命しているとのことです。加熱する料理で全てのウイルスは死にます。何度も言いますが、手洗いが呼吸器感染を防ぐ効果があるという研究結果は出ていません。今のところ全て「風桶」の理論です。

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コロナウイルスのパンデミックで、各国は中国が正しい情報を流さなかったことがこれだけの蔓延を引き起こしたのだ、と非難しました。確かに感染数をごまかしたり、もしかすると死亡者数も低く報告したり、最近の新規感染数そのものを隠したりしている可能性もあります。

しか~し

日本を含めたほかの国も中国を批判できないんじゃないでしょうか?

つまり、いまだに空気感染を認めないことと、マスクの予防効果の限界について沈黙を保っていることです。

米国立衛生研究所(NIH)が「5マイクロメートル以下のエアロゾルの中でコロナウイルスは3時間以上生き続ける」との研究成果を発表して、空気中を漂うエアロゾルからの伝播があり得るとしているのに、厚労省は「国内のデータでは国内のデータでは感染の証拠はまだない」というのです。しかし国内で誰もそんな研究していなければ、いつまでたっても感染の証拠はないことになります。つまり研究熱心でなければいくらでも新事実を認めないでいられるのです。

テレビを見ていると出演者が距離をとっているのを見かけますが、非常に滑稽です。飛沫でさえ5メートルほど飛ぶと言われているのに、せいぜいとった距離も3メートルです。ましてやウイルスはミスト状で漂っているかもしれないわけですよ。彼らは「一応感染予防に気を付けていますよ」的なパフォーマンスを演じているに過ぎないのです。

なぜ空気感染を認めないのか、さらにマスクによる予防効果がないことを公に認めないのか、それはそんなことしたら国中がパニックになるからではないでしょうか?今まで「やれやれ」と言っていたことを完全否定することになりかねないし・・・

ヴィネが代わりに考える対策は、せめて正しいマスクの装着(マスクの効果を多少は認めている)と鼻うがいですねえ。手洗いはアルコールでしょう。石鹸で時間かけて丁寧に洗う人なんていませんから。効果もないしね。

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もうマスクを着けていないと非国民扱いされるような世の中になっています。しかし日本人の中で正しいマスクの知識をもってつけている人は、10万人に一人くらいではないでしょうか?医者であってもほぼ知識なしに、ただ「医療者は特に感染リスク高いので絶対につけなきゃいけない」程度にしか考えていません。

聖路加国際医療大学院の大西一成准教授は様々なマスクの研究をしてきた人です。大西氏によると、店で売っているマスクも、医療者がつけているサージカルマスクも、その目的は菌やつばを外に飛ばさないものであり、外から菌を取り入れる予防効果はないのです。もし外からの菌の侵入を防ごうというならN95とかDS2などの規格のあるマスクでないといけないわけです。
しかしこれらのマスクも結核菌の侵入には予防効果があるけど、それよりずっと小さいコロナウイルスそのものの侵入は防げません。最も、コロナウイルスは単独で空気中を漂うことはできないはずで、小さな水滴の中に包まれるようにして漂っているので、その水滴がどのくらいの大きさかによって効果が出るかどうかです。
なおこれらのマスクは長時間つけていると苦しくなります。これをつけて医療現場で激しく動き回ることはかなり難しく、時々隙間を開けて換気したくなるはずで、そうしたらこのマスクをつけている意味がなくなります。コロナの患者さんを診ている現場ではこれよりさらに密着度の高いフィルター取り換え式の防塵マスク(あのガスマスクのようなものか?)をつける必要があるのかもしれません。実際職員が感染した医療現場では、全員がマスクつけていたと言われてたのに感染したというので、せいぜいサージカルマスクをちゃんとした指導を受けないで装着していたのでしょうか?

マスクの付け方も問題で、顔にぴったりと密着させなければいけません。髪の毛やひげが挟まっているだけでも、ウイルスの粒子から見れば大きな隙間になるのでNG。

一般の人のマスクの装着だと、隙間からの「漏れ率」は平均で86%!!もありました。半分以上の人が「漏れ率」100%だったという。まあ、ほとんどの人はマスクしていないのと同じだってことです。おそらくほとんどの医療関係者もおなじですよ。これで「マスクしないよりはいいだろう」という理屈は全く通らないことになります。なお、きちんと装着すれば漏れ率は12%までに抑えることができるということでした。

ところでヴィネは更なる疑問があるのですが、このマスクは一日中つけていてもいいのでしょうか?おそらくこのマスク不足の時期ですから、どこの医療機関でも一日1枚しか使えないはずです。捨てる時には蓋つきのゴミ箱に入れるとか言われていますが(それさえも守られているか疑わしいですが)昼食の時に必ずいったんマスクを外すはずです。その時の注意が何も伝えられていません。「マスクの外側にはウイルスが付着している可能性があるから触るな」というんだったら、食事の時にマスクを外してそばにおいて食事するのはどんな気持ちなんでしょうか?

政府もスカスカの布マスク配布に100億円もの税金を使うより、正しいマスク装着法を配信するほうがいいことに気づかないほどパニックに陥っていると思います。マスク配布については専門家のアドバイスもあったようですが、専門家ならもっと勉強してほしいです。

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