1972年にNHKで「西部二人組」という少しコメディーがかった西部劇のTVドラマが放送されました。ヴィネの年代の方は覚えている方がと思います。結構人気ありましたから。
嬉しいことにそれが最近DVD化されました。ストーリーで覚えているのは一つもありませんでしたが主役の二人の顔は鮮やかに記憶に刻まれていました。
西部劇は大好きでしたが、「西部二人組」はとりわけお気に入りでした。軽いタッチで殺し合いをメインにせず、探偵番組のように視聴者にからくりを考えさせる内容でした。真剣に見ていないとその入り組んだ内容が理解できずに終わってしまいます。軽いジョークも思わずニヤリとさせます。
主役はピート・デュエルとベン・マーフィー。前者がハンニバル・ヘイズ役で、後者がキッド・カーリー役。ヘイズは頭がよくて策略家。金庫破りの名人でもある。カーリーは早撃ちの名人。二人とも人間臭くって天真爛漫なところが大好きでしたが、ピート・デュエル(左の写真で黒っぽい服を着ている方)の方に人気があり、ヴィネも彼のファンでした。
ところがなんと、1971年12月31日、ピートがピストル自殺をしてしまったのです。
其の後ピート役を引き継いだのがロジャー・デイビスでした。しかし彼の雰囲気がなんとなくベンに似ているので(?)ピートほどの人気が出ず、下火となってしまったというのです。
ヴィネにはロジャーの記憶がないので、ピートの死後は日本では放映されなかったのかもしれません。
ピートの自殺は当時のヴィネにも大ショックでした。最近知ったのですが、彼は不眠症に悩み、ウイスキーもボトル一本をあけるほどの酒豪で、役どころとは違って精神も細やかで完璧主義だったらしいです。
どうして急に「西部二人組」のことを思い出して検索したかというと、ふと小説を書こうと思ったからです。その参考にできないかと思って、まさかとは思ったのですがググったらDVD出版の話が出てきたというわけ。最近の楽しみはこのDVDをみることで、50話もあるので内容をすぐ思い出すようにメモっています。