千葉県市原市 外科 内科 皮膚科 アレルギー科 婦人科 スポーツドクター 食習慣・運動習慣改善指導

Slide One
Slide One
Slide One
Slide One
previous arrow
next arrow

新着情報 一覧

今までの 新着情報 の一覧です。

イタリアでのコロナウイルスの広がり方は信じられないほどの悲惨な状態です。一方日本のコロナの広がり方はオーバーシュートするわけではないが収束の兆しも見えない。確かに検査を碌にしていないから感染数は非常に少ないですが、でも死亡数も少ないので、ここで検査をたくさんしたらむしろ死亡率は下がります。

このことを自分たちの成果だと言外に含めている専門家がいることには唖然とします。
「日本人は、まじめで手洗いもマスクの着用率も高く、また政府が外出禁止を要請したらみんな従うじゃないですか。今年のインフルが少なかったのもそんなことが原因ですよ。イタリアは初期の水際作戦に失敗したんじゃないでしょうか。それにハグする文化もあるし」てな感じです。

おいおい、インフルは正月休み以後は急激に終息したんだよ。コロナ流行る前だぞ!それにハグする文化ならイタリア全土で流行するはずでしょ。どうしてロンバルディア州だけオーバーシュートするんだ?

ここで思うのですが、これほどにも違いがあるのはウイルスの型が少し違うんじゃないかという疑いです。インフルは頻繁に型を変える性格がありますが、その能力をコロナも備えた可能性はないのか?
となると今後イタリア型のウイルスが流行する可能性だってあるかもしれません。

この期に及んでまだIOCもJOCもオリンピック開催を予定どおり行おうという姿勢を崩していません。しかしアスリートからは強い疑問を呈されています。

多くの選考レースが開催中止になり、練習もまともにできない状態で何がアスリートファーストでしょうか?おそらくIOCの頭にあるのは協賛金のことが大きくあるでしょう。中止はもちろん延期になれば多額の違約金が発生しかねないです。だから踏み切れないのではないでしょうか?

JOCの理事の中のアスリートに近い人からは中止の声が上がっていますが、JOCのトップや政治家になった元オリンピック選手は頭の中がすでにアスリートではなくなっていますから、原則論を貫くばかりです。

日本もどうしても予定通りやりたいのはお金がかかわっているからでしょう。国立競技場の計画の段階で一度決まった案をキャンセルしたことで多額の違約金が発生しました。エンブレム問題でもすでに決まって印刷までしたところからの変更なので大損しています。そこに持ってき延期となればやはり販売したチケットは払い戻さざるを得ないでしょう。今まで準備してきたこともすべてパーですから大きな損失です。

麻生が40年ごとに起きるオリンピックの悲劇に今回のオリンピックを「呪われたオリンピック」と表現しましたが、政権内からは何の批判も出ませんでした。野党から出た言葉だったら食って掛かったでしょう。

コロナの死者が出た時、人から人への感染はないと言われていました。しかし今ではメインルートが人人感染です。そして今でも専門家が言い続けているのは「コロナは飛沫感染であって空気感染ではない」との無駄な安心情報です。

感染ルートがはっきりしない症例がこれほど増えているのに、まだ空気感染を認めていないのです。

ところで飛沫感染と空気感染の違いですが、前者はいわゆる咳などによって排泄されたしぶきに含まれるウイルスが吸い込まれることによって感染するのです。直径5マイクロメートルより大きく、すぐに床に落下すると言われていますが、これにもヴィネは疑問を持っています。くしゃみや咳で飛ぶ飛沫は数メートルに達します。だから1メートルの間隔をあけるのは無意味。後者は水分が蒸発してより小さな粒子になったもので、5マイクロメートル以下で空気中を漂うことができる。

最近アメリカの研究グループはコロナはエアロゾル状態で空気中を漂い3時間は生き延びられる、という報告をしました。これにはまだ日本の専門家は反応していません。早く反応しろよ!

直径30マイクロメートルの花粉だって100キロ以上飛散します。もちろんエアロゾルと花粉では浮力が違うでしょうが、霧や靄みてもわかるでしょう。目に見える小さな粒子が空気中に浮かんでるじゃないですか。

ちなみにおそらくサージカルマスクではこのエアロゾルはキャッチできないでしょう。つまりすり抜けます。だからマスクでは予防できません。頻繁な鼻洗浄です。

コロナが流行した当初「正しく怖がる」という何とも奇妙な言葉がマスコミで流れましたが、いったい何を言おうとしていたのでしょうか?ヴィネ的に考えてみました。

おそらく言いたかったのは、「コロナのことをよく知ってやみくもに怖がってパンニックにならないで冷静に行動してほしい」てな思いつきで言ったのだと思います。発生源はおそらく自称専門家でしょう。

しかし身近の医者が果たしてどれだけコロナウイルスのことを知って行動しているかとても疑問です。
十数人の医者がいる場面で、手指洗浄用のスプレーに関して「70%(75%という話もあります)以上の濃度のアルコールでないと効果ないですよ。でも巷で使われている手指洗浄用のスプレーはアルコールでないものが多いです」と話したのですが、そもそもアルコールでないとだめだということを、みんな知りませんでした。また、「マスクが感染予防効果がない」とWHOが発表していいるといっても、「でもマスクしないで先生のところで万が一コロナが出たら先生は濃厚感染者ってことになりますよ」と、通り一遍のマニュアル情報で脅されました。

手洗いにしてもインフル感染に対して効果があったかどうかの検証がほとんどされていないのです。つまりまともな根拠なく指一本ずつくるむようにして洗ったり手首まで洗ったりという七めんどくさい手洗いを勧めているわけです。あるのは直接関係ない研究データをつなげて「たぶんコロナにだって効果あるだろう」的な、まさに風が吹けば桶屋が儲かる論理で展開しているのです。これが医学でしょうか?こんな面倒な手洗いを宣伝している方々はご自分で実践しているのでしょうか?私はほとんどの人が実践していないと思っています。
ヴィネは消化器感染症なら手洗いは効果的だと思っていますが、インフルとコロナに関してはおそらくほとんど関係ないと思っています。ともに呼吸器感染であり、感染ルートは鼻が圧倒的に多いはずです。手から顔を触って、それが鼻からウイルスが侵入するメインルートとはとても考えられません。だから頻繁な鼻うがいが効果的なはずです。

専門家がこの程度ですから、一般人がどんな努力しても正しく怖がれるはずがありませんよ。

7月に開催予定の東京オリパラですが、多くの人の心の中には「無理じゃねえの?」という気持ちがあると思います。しかし中には心のどこかにはそう思っていてもすぐに打ち消して「今は開催できる方向に努力する」と言う人がいます。特に開催する側にいる人にその傾向が強い。

大会組織委員の一人が開催延期を口にすると、組織委員長が「軽率なことをおっしゃった」と不快感を表明し、その委員がすかさず詫びて取り消すあたりは同調圧力が強い日本ならでの光景。この組織委員長はかつて浅田真央に対して「あの子はすぐ転ぶ」と選手の気持ちを少しも理解することのできない、実に悲しい人です。そもそもこのような引退すべき人間を大会組織委員長にするあたりが、真のスポーツ立国を目指せない日本の限界。

先日トランプが「オリンピックは1年延期するのが望ましい」と言っても、日本の政治家は何の反論もしません。言う人間によって態度を変えるなんて卑怯ですよね。これがトランプじゃなく韓国の政治家だったら「関係ない人間が口出しするんじゃない」と怒ること間違いなし。

バッハ会長も開催延期に関しては、記者の質問に答えず。オリンピック史上初の開催延期なんて大きな決断は、おそらく自分じゃ決められないのでしょう。だからWHOの判断を待っているのでしょう。判断するのはIOCと離れたWHOですから、自分に責任が及ばないわけです。日本はそのIOCの判断を待っているというわけ。

欧米での爆発的な患者増から見れば収束に最低1か月はかかるでしょう。これで世界中のコロナ患者増が収まればいいですが、その次にアフリカに及んだらもっとひどい状況が待っているかもしれません。全く予測がつかないまま開催強行すれば大会が流行を助長しかねないです。

 

病原菌は生き延びるために色んな手を使ってきます。その一つがよく知られた薬剤耐性です。

多くの感染症は人間の間に広がるにつれて潜伏期間が長期化して弱毒化します。病原体にとって人は大切な宿主であり、人との共生を目指して人を殺すことを目的とはしていないのです。人が死ぬことは自らの死を意味するからです。コロナ感染症で高齢者や持病を持っている人が死亡するのは、それだけ免疫力が落ちているからです。だから免疫力が十分あればコロナと共存できるわけです。

もし全ての人間がコロナと共存することができれば、コロナは大腸菌のように常に人の体の中に住み着いて繁栄することができます。もしかすると今回の新型コロナウイルスはそう考えているその過程の変異なのかもしれません。
つまり人間といい関係で共存したい、しかし今回はそこまでは変異できなかった。だから弱っている人は犠牲にしちゃうけど免疫力ある人は殺しはしない。でもほかの人間にも感染してもっと繁栄したい。
そこで考えたのが「長く咳が続くようにしたい。潜伏期も長くして長期にわたり多くの人に感染させたい」ではないでしょうか

こうなると今回のコロナの変異は今までとは全く異なり、人にとってはとっても厄介なものになります。パンデミックになるのは必然だったのです。これからアフリカやアジアの貧困層に広がったらもっと多くの死者が出る可能性が高いです。そこまで見通すとオリンピックなんて言ってられないかもしれません。

長崎大学熱帯医学研究所の山本太郎教授の感染症に対する切り口は斬新で、通り一遍の感染症対策をしている専門家とは全く異なり、深く考えさせられます。その一部を記載します。

「人類は文明や科学の力で感染症と闘って来た」というイメージを持っているが、巨視的には「文明は感染症のゆりかご」として機能してきた一面もあるという。つまり現在知られている感染症(流行を起こすほどの感染症という意味だと思います)の大半は農耕以前の狩猟採取時代には存在しなかったのです。
農耕により人が集まり定住するようになり、穀物を貯蔵する必要が出てきて、貯蔵庫を狙うネズミがペストを持ち込んだ。家畜を飼うことで動物由来の感染症も増えた。
こう考えると感染症も糖尿病の歴史と重複しているところがあるんだと思いますね。」

教授はさらに続けます。実は感染症を多く抱えている文明のほうがそうでない文明に比べてずっと強靭だとのこと。南米インカ文明が200人足らずのスペイン軍によって滅ぼされたのは、スペイン人のもちこんだ感染症が一因だとのこと。そう考えると江戸末期に黒船によって西洋の感染症が持ち込まれなかった(?)日本はラッキーだったのでしょうか?

新型コロナウイルス感染予防で個人ができることとして、TVではマスクの着用とともに念入りな手洗いを盛んに訴えています。

ヴィネは手指消毒のスプレーの主成分がアルコールではないことで、その効果には疑問を提示してましたが、実は手洗いも本当に効果があるのか疑問でした。というのも誰もその根拠となるデータを提示していないからです。

ところがここで手洗いの効果がないという根拠(新聞記事)をやっと手に入れました。

2009年スウェーデンの研究チームが約3000人について手洗いの回数とインフルエンザ感染の関係を調べました。手洗い回数は2~4回(ヴィネもこのグループかも)から20回以上の4グループに分けて比べたところインフルの症状を訴える割合はあまり変わりなかったとのこと。

このような科学的根拠があるのになぜ手洗いの励行を勧めるのでしょうか?

それは視聴者に受けのいいデータで「風が吹けば桶屋が儲かる」的な論理を展開するエセ専門家がいるからです。

大腸菌を手に吹きかけてそれを手洗いするとこんなに減りましたよ、的な研究はまずあまりにも実生活とかけ離れて実験的です。国立医薬品食品衛生研究所というところのデータは手洗い前100万個のウイルスが流水手洗いだけで1万個に減り、ハンドソ-プでもみ洗いすると数百個、2回繰り返すと数個になるというデータ。これをテレビでは報道してましたが、これは経口感染がほぼ間違いないノロウイルスの話であって、これがコロナの時と同じテーブルで論じられるのは危険です。さらに健康な学生の手の細菌が手洗いでどれだけ減ったかの研究。もともと手には悪さをしない常在菌がいるわけで、それが減ったからと言ってどんな意味があるのでしょうか?

ま、こんなもんでその辺の研究結果を引っ張り出してきて都合よく解釈しているだけです。さらには「人間は1時間の間に無意識に手で顔を何回も触っているので手洗いは重要だ」という結果をくっつけて、「手にはばい菌うじゃうじゃ、その手で自分の顔を触ってるう~!」と脅しているわけですよ。
手で顔を触ったからと言ってそれをなめてるわけじゃないです。手を直接鼻にあててウイルス吸い込むような行為してないでしょ。なのになんで手で顔を触ることだけで危険と決めつけるのでしょうか?顔についたウイルスが口に入ったところを目撃しているわけじゃないし、またコロナウイルスを飲み込んで肺炎になるという証拠もない。ヴィネが思うのは、経口経鼻どちらにしても呼吸で気道に入ると感染しやすいのであって、そうでなければそれほど神経を使うことはないと思っています。

スウェーデンの研究成果を記事に載せても、そのれに関するコメント全くなしでした。それどころか”ちゃんとした手洗い”をその新聞記事でも丁寧に解説しているのです。

おそらく1億人の国民が、新興宗教に感化されたかのように予防と清潔志向に洗脳されちゃっているので、それに異議を唱えるような記事をおおぴらに展開できなくなっているのでしょう。

こうして非科学的な行為が全国津々浦々で繰り返され、無駄な石鹸とアルコールとマスクの大量消費がなされているのです。まあ、考え方によっては経済が落ち込んでいるから、せめてここくらいは忙しくなきゃ、って考えがあるのかもしれません。

あくまでインフルエンザウイルスに関してですが、にフリーでいられるウイルスの生存期間について次のような報告があります。

表面が凸凹しているものに付着したウイルスは24時間から48時間
表面がつるつるしているところでは8時間から24時間
空気中では2~8時間 しかし乾燥していると24時間

コロナウイルスもおそらくインフルと同じように冬の湿度の低いところで元気になるのでしょうから、対策として湿度は高いほうがいいし、室温も高いほうがいいのではないかと思われます。

これらをある程度コロナウイルスでも当てはまるでしょう。ということは、ダイアモンドプリンセスの船内は2,3日放置しておけば消毒する必要がない。

手の消毒のためによく建物の入り口に、シュシュっと手軽に消毒できるものが置かれていますよね。
あれを置くことで「うちは衛生に配慮しています」というスタンスは保てます。しかしヴィネは「私はあまりよく知らないから、みんながやっていることやっているだけです」とか「ほかでやっているのにうちだけやらないとお客さんからクレーム来るから」とかいった、いわゆる沈没しつつある豪華客船での日本人を海に飛び込ませるための殺し文句と共通するものがあります。つまり自分の頭で考えていないということ。

改めて厚労省のHPで見てみると、コロナウイル対策として、70%のアルコール消毒とありました。あれ?どこかでは75%だったけど、70%でいいんだ、と思いました。まあそれはいいとして、そのあと「市販の手指消毒薬がそれにあたります」とあります。あれ?と思っていろいろ見てみましたが、市販の手指消毒薬でそのようなものはまず見当たりません。また石鹸で洗った後ペーパータオルで拭いてアルコール消毒をすると書いているサイトもありますが、厚労省はその辺を少し濁しています。

マスクに関してもそうですが、厚労省の発表は少しコウモリ的なずるいところがあります。市民の過剰な予防反応(マスクがなくなるなど)に水を差さずに、かといってマスクの予防効果がないという正論には言及しておかないと後で問題になるので一応言っておく、的などっちつかずの態度です。手洗いについても本当の予防のためにはかなり厳重な方法を強いらなければならないけれど、それを言っちゃうと誰もやってくれないから、うまく濁しちゃえ、みたいなところを感じます。

自分で正確な情報をもとに自信をもって行動に出られない日本国民ですから、みんな翻弄されてますよねえ~。