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新着情報 一覧

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2020年07月08日(水)
2020年07月06日(月)
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2020年06月29日(月)

ヴィネがはじめてむくみを自覚したのは、確か2000年頃のスパルタスロンのあとだったと思います。
ゴールした日の夜、友人のO君とケバブ料理の店先に立ち、こき使った筋肉へのご褒美と空腹を満たすために、何を食ったらいいか見渡して、迷うことなく二人ともごっつい豚肉の塊を選んだのでした。ところがこれがチョーしょっぱかった。海外では日本の味を想像して見た目だけで買ってはいけないと、この時初めて気づいたのです。

その次の日の朝でした。顔はパンパン足もむくれあがり、この時人生で初めてむくみというものを実感したのです。それまでは、酒を大量に飲んだ日の翌日にむくんだこともあったかもしれませんが、自覚したことはありませんでした。

以後、むくみに敏感になりました。そして開業してから若い人でもむくみを実感していることを知り、さらに興味をひかれたわけです。

むくみを数字で知るには体重測定が簡単です。食前に同じ条件で体重測定して、一日で例えば1キロの変動があったらそれはほぼむくみです。つまり1キロの水分をためているのです。朝に体重が増えているか夜に増えているか人によります。酒を飲む人は朝に増えて、中等度の運動する人も朝に増えて、座業の多い事務職の女性は午後に増えている傾向にあると思います。

体重に変化がないからと言ってむくみがないとは言い切れません。常に非常にむくんでいる人はいつ測定しても体重は同じである可能性があるからです。

さてむくみの原因ですが、塩分過多、アルコール多飲、腎機能障害、薬の副作用、運動不足などがあげられます。しかし原因不明の場合もあります。年齢とともにむくむ可能性が高くなるようですので、中高年ランナーも気にしている人がいると思われます。

むくんでいると走りに影響が出るのではないか?最近のヴィネのテーマはこれです。これは単にむくんでいる分だけ重いから、という単純な理由ではなく、むくんでいると筋肉の動きが制限されているのではないかと思われます。走り初めにこういう状況だと「きょうは調子悪いなあ」とネガティブな気持ちになり、結局最後まで走りに精彩を欠く可能性もあります。

そこでむくみ対策ですが、まずは塩分を減らそう。そしてアルコールも。

と言ってそれに「はい」としたがうランナーがどれだけいるでしょうか?
そこで薬の登場となります。世の中に利尿剤はいろいろありますが、効果が高い薬は確かに短時間でむくみがすっきりはするのですが、15分ごとにトイレに行かなければならなくなるほど強い効果があるので日常的には使い切れません。漢方が効果ある人もいますが、一日2回3回と飲むのは面倒です。ヴィネのおすすめはダイアモックスです。マイルドでありながら確実に利尿作用があります。
これは適応範囲の広い薬で、適応症として緑内障、てんかん、月経全症候群、メニエル症候群、睡眠時無呼吸症候群の適応が通っています。さらに適応外ですが、高山病の予防にも使われます。ヴィネは月経全症候群の患者さんに頻繁に使用しています。ただ、手がしびれる副作用がかなりの確率で出るので、だれにでも使えるというわけではありません。

利尿剤としてダイアモックスはそんなに使われる薬ではありませんが、これから注目されてもいい薬かもしれません。

走り出したとたんに雨が降りだしました。

「え?昼からだろう」

天気予報に文句言ってもしょうがありません。そのまま走り続けます。雨だけじゃなく風も強く、雨粒はさすように顔や体を攻撃してきます。昔の梅雨のしとしとと降るイメージとはだいぶ様相が異なる最近の梅雨です。

九州は毎年のように大水害が発生して、どれだけの損害なのだろうかと想像もつきません。そういう意味では日本ってものすごく損な国だなあと思います。ヨーロッパじゃ堅牢な石の建物が何百年と持ちこたえているというのに、日本は何万件という家が使えなくなり、何万台もの車が毎年廃車になる。橋や線路や道路などインフラも大被害。こんなこと繰り返して、日本はあと数十年もしたら国として成り立たなくなるんではないか?

そんなことをふと思いながら走りました。4キロも走ると靴までびしょぬれ。このまま走り続けるか気持ちは多少萎えてきますが、今日も体調はすこぶるいいので、このまま行けるところまで行こう。

7、8キロ走ったところで雨はやんできて、風も収まってきました。真夏になったら毎日うだるような暑さで、曇りで気温が30度に至らない日などめったにないです。梅雨時はランナーにとっては恵まれています。目標の20キロ走ろう。
10キロ過ぎからはほぼフラット。走りやすいコースです。ずっとキロ5分を切り続けていきます。4日前の時のように最後のラストスパートはしませんでしたが、20キロを1時間42分5秒で走り切れました。平均5分6秒。4日前より5秒速かった、満足の走りでした。

当院に通院されている患者さんが、抗アレルギー薬飲んでいてもくしゃみをする、鼻がむず痒いというので、オリーブオイルを鼻に塗るか鼻うがいするかやってみたらどうかと提案しました。

きょう再来で来られましたが、「結構いい感じ、鼻が潤っている感じ」との反応。アレルギーの薬もいらないと言ってました。さらに同じ職場のおばさんに勧めたらその方もとても気に入っていて、常にオイルを携帯しているとのことでした。

これでまた耳鼻科の患者さんを減らしてしまいました。

テレビ西村議員が発言する際にマスクを外すことがあります。よく観察すると、確かに紐のところをもって外していましたが、その直後マスクの外側に触れながらたたむようにして机の上においてました。

この議員に限らずほとんどの人は紐だけ持ってマスクをつけたり外したりすることはできないでしょう。また、「マスクを捨てる時はビニール袋に入れて」と言いますが、紐だけ持って袋に入れることも非常に困難です。

マスクに限らず屁理屈だけで対策こねないで、実生活に見合った対策を提唱するべきでしょう。

連日コロナ感染者の報道で国民は感染の恐怖で震え上がっています。

しかしここでインフルとの比較をすると「え!そうなの?」と驚くはずです。

インフルによる直接間接の死者数は年間1万人と推定されtげいます。一方コロナは今のところ1000人弱。2018~2019年の感染者はなんと1200万人です。一方コロナは今のところ2万人弱です。

感染率で言うとインフルは10%にもなりますが、コロナは日本全体でみて高くても0.02%、東京でも0.05%です。数字だけから見るとインフルのほうがはるかに怖い感染症と言えます。歌舞伎量に行かなければ、そしてそういう人との接触がなければ、まずコロナにかかることはないと言えます。

しかしこれはあくまで統計上の数字であり、コロナの怖さは別にあります。それは無症状の人がいることと、その人から感染する可能性があること。そして感染しても多くは治癒するのに、一部の人が半日で急に悪化することもあるという、症状の分かりにくさにあります。

新型コロナはその性格が過去の感染症と大きく異なるため、パンデミック当初は専門家なんていなかったはずです。もともとコロナは幕下級の感染症と言われていて、それを専門にする研究者など存在しないのです。むしろ普通に風邪を診ている開業医で、できるだけ薬を出さずに治療しようと考えている医師のほうが、予防や生活習慣から対応を考慮しているはずでした。

専門家会議では何とかしてコロナを封じ込めたいと思ったのでしょう。ありとあらゆる考えられる対策を練った結果が、マスク、手洗い、消毒の徹底であり、3密避けるためにソーシャルディスタンシング、外出自粛、営業自粛、県をまたいだ移動の禁止等々、我々の生活を大きく制限するものでした。またそうした行動をするようにマスコミでは何度も同じことを報道するので、国民の間には刷り込み現象が起こりました。その結果一部の人が自粛警察のような行為をするようになり、また本当はマスク外したいのに外すと何言われるかわからないという恐怖から、仕方なくマスクをつけている人もいます。

今感染の震源地は歌舞伎町、特にホストクラブやキャバレーなど接待を伴う飲食業です。ここに対策のメスを入れずに全国一律に規制をかけるのは、さらに経済をガタガタにして日本は立ち直れなくなります。

 

このところのランニングはいまいち切れがないというか、だらけているというか、スピードが出ていません。

もうそういう年なのか、まだ少しは最後のあがきで記録を狙える隙間があったのに、膝をオペしてわずかなチャンスを逃してしまったのか。そんなん思いを頭の片隅に浮かべては消して、あるところではそれを受け入れなきゃいけないと心の準備をしたりしたりしていた。

ところが今日は違いました!

気温はそれほど高くはありそうませんが、湿度が高く風が強い。朝は雨が降っていたので走らず、帰宅ランもどうしようかと思い、迷っていましたが、「ここで走らないと後で後悔する」と思い直して走り始めました。

2,3キロすると「あれ、、今日は距離が進むのが速いなあ」と感じてきました。いつもとはちがうコースを取ったのでそう思われたのかもしてません。そうなるとはじめは数キロでいいかと思っていたのが欲が出ました。
「10キロ、いやいやもっと行けそうだ」
そして20キロ走ることにしました。すると心の変化だけではありません。途中少し下りが入っていたとはいえキロ4分57秒が出ました。そこから少し走りに意識を集中してみました。

そうそう、もっと膝を上げて路面を前足部でキャッチして、腕の振りも意識して、背筋もだ。

するとどうでしょう、スピードはみるみるアップしてきました。上りのあるところも向かい風もろに受けても、時計を見ると最近見たことない驚く数字。最終的には最後の5キロは平均4分46秒。最速4分25秒で走りきることができたのです。

こんな走り、確か2年4か月ぶりかなあ。

 

阪神の野球選手が、においを感じないことからコロナ感染が判明したというニュースにはとても驚きました。その後もにおいが分からないという症状のコロナ感染者が続出して、かなりコロナに特徴的な症状なのだと思われます。

もっともふつうの風邪でも、その後ににおいが分からなくなる人が稀ですがいます。義理の姉は何年もの間嗅覚障害に悩まされていました。回復には非常に時間がかかるようです。(コロナウイルスの場合は回復に時間がかかるかどうか知りませんが・・・)

嗅覚障害程度ならまだいいのですが、いきなり髄膜炎になることもあります。20台の男性が、1週間くらい風邪症状程度だったのが、いきなり意識不明状態に陥ったというのです。その時に初めてコロナ感染と判明したのですが、おそらく1週間前からの感染でしょう。そして専門家によると、「髄膜炎を起こしたのは(鼻の一番奥にある)嗅神経から髄液にウイルスが侵入したとしか考えられない」というのです。

これには非常に驚きました。と同時にコロナの怖さも知りました。嗅神経は篩板という頭蓋骨の底にある非常に薄い骨を突き抜けて脳に至ります。そのルートを通じてコロナが入り込んだのです。20代のこの男性は風邪症状だけで嗅覚障害もなく、いきなり意識不明になったのです。幸い一命はとりとめましたが、過去1,2年の記憶が全くないとのことです。

話変わって、うつ病発症のメカニズムについて興味深い記事を見つけました。
うつ病は過労や強いストレスで引き起こされることが多いのですが、そのカギとなるのがヒトヘルペスウイルス(HHV)6なのです。このウイルスは、ほとんどの人が赤ちゃんの時に発症する突発性発疹の原因です。以後ずっと体内に残って潜伏感染しています。体が疲れるとこのウイルスがまるで放射能で目覚めたゴジラのように唾液中に出てきます。その一部が鼻へ回って嗅神経から脳神経の一部である嗅球に到達して再感染を起こすのです。そうなると嗅球でシス1(死す1と覚えよう)というタンパクが作られ、これによって脳細胞が死んでいくのです。嗅球が死ぬと、記憶をつかさどる海馬の神経再生も抑制されちゃって、あきらめたりやる気を失ったりするというのです。

どうです!コロナもヘルペスウイルスも同じ経路を通って脳に悪影響を及ぼすとは驚きではないですか。HHV6は誰でも体に持っていますから、だれもがうつ病になる可能性があるわけですよ。そうあなたも。

こで重要なのが鼻うがいになるわけです。

はじめは花粉症軽減のためにあった鼻うがいですが、ヴィネは風邪症状の軽減のためにその守備範囲を広げましたが、さらにこの時代はコロナの予防に、さらにはうつ病の予防のためにも鼻うがいは非常に重要な自己防衛のツールなのです。もちろん歯磨き同様ルーチンワークとしてやるべき行為です。こんなに重要な手段が身近にあるのに、愚かな市民はスルーして殆ど動こうとしません。

みんな自己努力せず何か災難が降りかかった時に慌てて他力本願に走るのです。その姿を「私頑張っている!」と自己評価します。ほんの少しの予防的努力の継続もできないのです。ところがここで芸能人が「僕はなうがいやってます」というと一気に雪崩を打ってやり始めるのです。最もこういう人種は飽きるのも早いですがね。

 

次第に熱くなり、マスクの着用が煩わしくなる時期となりました。

NHKに「鼻を出してマスクするのはだめですか?」との質問が寄せられました。NHKはその質問を専門家に丸投げ。専門家の意見は当然のごとく「鼻を出していたら、飛沫を吸い込む可能性がありますのでだめです」でした。当然の答えです。ふつうはそこで「あ、やっぱり駄目なんだ」と引き下がるところですが、ヴィネは違います。

まず、マスクは飛沫感染予防と、自らが出す飛沫をマスクでブロックするためのものです。間違ってはいけません、いわゆる空気感染の原因である飛沫核のことではありません。飛沫核はマスクをスルーしますので、予防にはなりませんし、他人へ感染させないという配慮にもなりません。

そして鼻ですが、鼻呼吸している限り風邪をひいていて鼻水が出るとかでなければ飛沫、つまりしぶきは出ません。出るとしたらふつうの呼吸でも出る可能性のある飛沫核だけです。何度も言いますが、飛沫核はいくらマスクで鼻を隠していてもマスクをスルーするので、鼻を隠す意味は本当はありません。隠しても隠さなくてもいいのなら呼吸が楽な隠さないほうがいいじゃないですか。

そうなると唯一鼻を隠す理由、つまり誰かがマスクをしないで咳や大声出したりくしゃみしたりして排泄した飛沫を、鼻から取り込むのを予防するただけにあります。飛沫はすぐに地面に落ちるので、2メートル離れていればいいっていうじゃないですか。ということは不特定多数の人がそれなりに密集したところでは鼻も隠してマスクをつける必要がありますが、そうでなければ隠す必要はないということです。

以上、必ずしもマスクで鼻まで覆うことはないというのがヴィネの結論です。なお、以前マスク着用の際の漏れ率のことを取り上げましたが、それもあまり意味はないということになります。つまりちゃんと着用せずにマスクのわきから漏れるのは非常に細かい飛沫核であって、それはちゃんとマスクをしていてもしていなくても、結局マスクの目が粗いので常に漏れていることになるからです。「布マスクなんて論外。効果なし」とも言いましたが、今では「飛沫だけのブロックなら素材なんて気にせずなんだっていいよ」ということになります。極端なはなし、お面だっていいのです。

コロナ流行の初期に「最終的には治療薬かワクチンができなきゃ根本的に終息を願うのは難しい」と言われてきました。季節型のインフルと同程度なら何とかコントロールできて、元の経済活動に戻れると思われますが、中国での調査結果でその希望は崩れ去ろうとしています。

武漢での流行後、まだ3か月程度しかたっていないのに、感染から回復した人の抗体価を調べたら、90%以上の人から抗体が消えていたというのです。

いくらワクチン作っても一年も持たないのなら市場に出ることはないと思われます。治療薬もすぐに耐性ウイルスができるような気もします。

電気工事を生業とする知人に、「コロナ対策は建物の換気システムの新設だと思うんだけど」と聞いてみました。

「そりゃ難しいですよ。壁に穴開けなきゃいけないし、木造ならまだしも、鉄筋コンクリートの建物だと躯体に穴開けるのは限界があるもん」

そうなんですか、じゃあコロナ対策は限界だらけですね。今問題なのは密室で大声出したり、運動で息が荒くなる環境だから、小さな戸建てのカラオケ店程度ならいいけど、大きなビルの中のテナントではその対策が取れません。特に歌舞伎町の夜の街は今後も危険地域となり続けるわけだ。