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ワクチン接種で、政府は高齢者対象に一日100万回接種して、7月末までに接種完了を掲げるが、この数字は専門的な検討をして出てきた数字ではなさそうです。地方議員からの情報として「9月10月までかかる自治体がある」と報告を受けると「え、そんなに遅れるところもあるの!」驚いたそうです。アベノマスクと同じで、大切なことを何となく決めちゃってる感じガースーるなあ。医療機関が非常に限られている自治体もあるし、アクセスがとても大変なところに暮らしている人もいるし、離島もあるし、在宅の患者さんもいるし、移動手段のない人もいます。7月末までに完了見込みと答えた自治体も正確な見通しで言っているかどうか・・・。

そんな中、三木谷氏が接種のスピードが遅い点について「かなりの危機感を覚えている。特にオペレーションが接種券を含めてとても煩雑、複雑で官僚的だ」と悲観しました。ヴィネも全く同感。硬直的で柔軟性がない。一度決めたら間違いが発覚しても変えない。それでいて現場で柔軟に対応すると「勝手なことするな」というはず。

職場でも学校でもどんどん接種すれば一気に接種率は上がるはず。ワクチンが日本に到着したのは2月12日。医療従事者が打ち始めたのは3月からですが、一般に回ってくるのが5月とはずいぶん遅すぎない?使用期限は半年です。廃棄処分になるようなことはしないでくれよ。俺たちの税金使ってるんだからな。

この時期、アスファルト路面を黒く汚し始めるものが二つあります。一つはソメイヨシノの食えないサクランボ。もう一つは桑の実。

桑の実はそろそろ熟れて黒ずんできます。鳥たちの好物で、その鳥が糞を落とした先で新たな桑の木が育ちます。桑の実といえば思い出すのが「あかとんぼ」の歌詞です。

夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれてみたのはいつの日か
山の畑の桑の実を 小かごに摘んだはまぼろしか
十五で姐(ねえ)やは嫁にいき お里の便りも絶えはてた
夕焼け小焼けの赤とんぼ とまっているよ竿の先

いくつかのサイトでこの歌詞の深読みをしています。それは三木露風が幼少のころに両親が離婚して、祖父母のもとで育てられて、そこで奉公の女性におんぶされて見た風景を詠んだとか、「追われて」じゃなくて「(ねえやの背中に)負われて」だとか、「お里の便りも絶えはてた」は、時々実家に帰る姐やを通じてお母さんの消息を聞き、母親も姐やを通じて息子の消息を知ることが出来たんだけど、姐やが嫁に行くことになって、もうお母さんの消息も途絶えてしまった、という深い意味があるんだぞ、等々。

しかしどの解説も桑の実のことには触れていません。ヴィネが疑問なのは桑の実の季節と赤とんぼの季節がだいぶずれていることです。相当姐やと一緒に桑の実を摘んだ記憶が強くてぜひこの歌詞の中に挿入したかったのかなあと思ったりします。研究者の方はこの辺も深読みしてほしいです。

桑の実でもう一つ言いたいことがあります。受精卵の分割が進むと、桑実胚という時期になります。確かにぼこぼこしたところが桑の実のぼこぼこと似ていますが、桑の実は細長いので適切な表現じゃないなあと思います。むしろキイチゴのほうが丸くてぼこぼこしていて似ています。これからは木苺胚にしましょう。

そんなことを考えながら最近はアンディ君の散歩のついでに桑の実を小かごじゃなく小袋に摘んでジャムを作ろうと思っています。

緊急事態宣言の中、国会議員が地元のイヴェントに参加したり、日本医師会長が政治資金パーティーに参加したりして、後で謝罪に追い込まれていますが、彼らは自分のやっていることが、あとでばれたら非難されるのはわかっていてやっているはず。それなのにやるのはやはり選挙のことが一番優先だからなのです。

ばれたらあやまれば済むはずだ「認識が甘かった」ってね。

非難されても、この程度じゃ議員や医師会長を辞めることには至らない。国会で100回以上嘘ついても、それがもとで一人のまじめな公務員が命を絶っても平気で議員を続けられる日本だからと、すごく国民なめられてますね。

日本のコロナ対策は心ここにあらず。というのが総合的な印象です。最近はすべてオリパラ開催のためにつじつまを合わせようとしている。(その割にはワクチン接種開始が遅すぎるけど)

コロナワクチン接種が進みにくい理由の一つだと思うんですが、あまりにも条件が厳しすぎます。各自治体が誰がどこでワクチンを打ったのか完全に把握したいのでしょう。1回目の予約の時から3週間後の2回目の予約も決めてなきゃいけないんです。

さらに1バイアルから最大限7人分の摂取ができるのに、「これ使え」と送られてくるのが6人分しか取れない注射筒。7人分取れるのを使ってはいけないという。消費税以上の無駄使いしてる!結局我々の税金なのに・・・。

今ではキャンセル分をほかに回せるようになりましたが、当初は泣く泣く廃棄にしたこともあったらしいです。

ほかの国ではスポーツ観戦に来た人たちにワクチンを打つなど、気軽に受けられる環境のところもあります。副反応のこともあるため、日本ではそこまでは規制をゆるめられないとは思いますが、インフルワクチンの時のように、各医療機関の裁量で打てる環境にすれば混乱にならなくて済むのにと思います。もちろんファイザー製のワクチンは振動に弱いとか、温度管理が厳しいので、運搬の際にクリアしなければいけないことはいくつかありますが、ここまで自治体が規制かけると接種率が広がりませんよ。

建築関係の人とこんな話をしました。

「私は建築現場で使わないで捨てられる木をもらってくるんですよ。結構長い木も捨てられますよね。ま、最も2メートル以上の木はありませんけど」
「いやいや、現場で使わなくなったら一本そのままじゃ(長すぎて)捨てられないから短く切って捨ててるんですよ」
「それだけじゃないですよ。例えば屋根に瓦葺く前に張るシートがあるでしょ、あれなんかも全く使わない一本そのまま捨てられることもあるんですよ」
「え~!次の現場で使えばいいじゃん」
「そんなことしないよ。管理と保管に金がかかるから。もったいないよねえ、みんな施主さんの負担になるんだから」

昔うちに入っていた工事関係の人が
「先生、現場で余った気があるんだけどいる?」といってツーバイフォーの木を2,30本持ってきたことがありましたが、こういうものを大切にしようとする工事関係の人ってまれなんですねえ。

という話を聞いて「全くもう!工事関係者は無駄遣いばっかりして」と怒る人がいると思われますが、そういうあなたも相当の無駄を働く一端を担いでいる可能性があり案すよ。「私は無駄使いを一切してません!」と胸を張って言えますか?

日本の食品ロス量は、年間600万トンを超え、毎日、大型トラック(10トン車)トラック約1,700台分の食品を廃棄しています。あなたもその一端を担いでいるはずです。

医療現場も例外ではありません。薬の廃棄量の実態さえわかっていません。患者さんが「これだけ余っているんですが」と買い物袋2つに一杯持ってくることも何度かありました。在宅医療を開始した時に患者さんのお宅に行って薬を見せてもらうと、軟膏が百本くらい出てきたこともあります。インシュリンを自己注射できない人に漫然と処方して何十本も出てきたこともあります。ヴィネはそれを一つ一つできるだけ使おうと苦心しますが、期限切れで使えなくなったりしてやむく捨てることもあります。大病院の医者は患者さんが使っているかどうか確認せずに前回同様の処方を繰り返す傾向が高いです。その患者さんが一般開業医に紹介されたときに、「その薬は全部捨てて。こっちから新たに出すから」という医者もいます。
患者さんにも責任があります。医療費の自己負担が少ない人は無駄にする傾向が高いです。「念のためにもらっておく」というのです。

ヴィネはもう隠遁生活したく思っています。

 

東京新橋などで焼き肉屋を経営している藤嶋由香さんの記事を読みました。最初の緊急事態宣言の時に店を閉めたのですが、運転資金の融資がなかなか振り込まれず、こうなったら「新橋一揆」と称して店を開けようとネットでも発信した方です。

この方は一番新しい店舗を300万円かけて感染防御対策をしました。通常の消毒はもちろんのこと火を使うためアクリル板は置けないので、最新の換気ダクトを導入したというのです。そして従業員には2週間に一度PCR検査を受けさせています。

このように政府や専門家が言っている対策だけではなく、さらに自分で判断して行動している民間人は多くはないがちゃんといるのです。ヴィネもUVライトの使用や、天井への換気を設置したりと、ふつうにテレビやほかのマスコミからだけでは得られない対策を施してきました。どう考えても専門家の言っていることは「本当に自分たちでやってるのか?」と疑うものが多すぎます。しかしこういう民間人が個別で工夫している対策って広がりません。それはマスコミさえも政府お抱えの報道機関になっているみたいで、政府や専門家の言うことばかり報道して、民間人の努力の重要性に気づかないからです。

藤嶋さんは国会審議を見た時に、ガースーは棒読み答弁ばかりで、堂々と居眠りしている大臣もいたりで、こんな風に決まった法律で憲法が保障する自由が制約されるのかと、ばからしくなったといいます。ヴィネは国会審議をみなくても知っています、「あいつらの考えていることは身内の利益と選挙のことだけ」だから政府の言うことと逆のことをするのが間違いないと。

何が何でもオリパラ大会をしたいと思っているのに、どうして日本はワクチン接種がなかなか進まないのでしょうか?

先進国はどんどんワクチン接種を進めて、あのアメリカでさえ、感染率が抑えられつつあるというのに、最も感染を抑え込まなきゃいけないはずの日本の接種率はまだ1%にも満たない状況です。

今月からやっと65歳以上の一般の人に接種が開始になりました。ところがうちにくる患者さんがみんな言ってましたが、予約取ろうと何回市に電話かけても通じない。「先生の所でやっているんですか?あ~助かった」という声を何回聞いたことか。個別接種もやっているということを市は市民に知らせていないことがこういう混乱を招いているのです。中には300回も電話かけたが通じなかったという人もいました。

当院での接種も制限があり、当院に普段から通院されている患者さん優先です。もう6月分も埋まりつつあります。

今日、ガースーが記者会見で一日100万件を目標に接種をする努力目標を掲げたといっていますが、1億回打つのに100日かかるんですよ。オリパラまで100日切っています。全然間に合わないじゃん!

「芸能人は歯が命」

というコマーシャルがありましたが、歯が大切なのは芸能人だけではないという研究成果の情報です。

歯周病の原因となるジンジバリス菌は強い菌ではないですが、全身に運ばれて炎症を起こし、アミロイドβという物質を作ります。これが脳に運ばれて蓄積することでアルツハイマー病を発症するというのです。つまり、脳でアミロイドβが作られると考えたいところですが、体のどこにでもアミロイドβをため込む可能性があるのです。
そしてなんとアルツハイマー病を発症するまで25年もかかるというのです。今の歯磨きは25年後の認知症予防のためなんですね。

研究では炎症を抑える天然物質も探索されていて、プロポリスや冬虫夏草がその候補に挙がっているとか。そういうものを取るのもいいんですが、歯磨きや定期的な歯石除去などの口腔ケアが大事です。また体内でひそかに進行する炎症を抑えるために、抗炎症作用のある食材の摂取も重要です。例えば青魚のあぶら、大豆トマトブロッコリー、ブルーベリー・・・・。

しかしヴィネは逆に炎症を起こしやすい食品をとらないことも併せてやらなければいけないと思っています。それが砂糖や糖質の摂取制限です。みんなの不得意なマイナスの食生活ですね。まあ、こういうものは自ら買わないで人からもらった時だけ食べるようにしたいですね。

緊急事態宣言のもと、一回目、2回目に比べて東京や大阪であまり人出が減っていないとのことです。街角のインタビューでの話を聞くと、ヴィネはもっともだなあと思いますよ。だって行き当たりばったりの政策で、先が見えないんです。

日本が参考すべきはコロナ対策に成功したニュージーランドではないでしょうか。ニュージーランドでは二けたの患者が発生しただけでロックダウンをしました。日本では考えられないスピードです。もちろん国民からは不満の声もあります。それに対して日本と大きく違うのは、アーダーン首相が国民の声に一つ一つ丁寧に答えたことです。

決断力だけではなく、その優しさも際立っています。そこが日本の政治家との大きな違いなのです。日本の政治家は「回答を差し控える」「個別の案件については答えられない」と、説明をしないことが頻繁です。説明をしても後で後ろ指さされないようなあいまいな答えに終始しています。つじつまが合わなくなると「ごはん論法」などという奇手を使います。国会でのうその答弁は当たり前。それを指摘されてもあやふやにして逃げ切ってしまいます。根源にあるのはそれを許してしまう日本の「わきまえて」周囲に合わせてしまう社会構造なんでしょう。ヴィネとは対極にある考え方です。

 

昨日17時ころに一回目のファイザー社製のコロナワクチンを打ちました。

注射の際の痛みはほんのわずかでした。しかし20時間ほどたった夜中に腕に痛みを覚えました。注射部位の発赤や腫れはありませんが、インフルエンザの予防接種の時よりは痛いです。でも朝のランニングにはほとんど支障ありません。中には1回目でも4日くらいだるさや頭痛が続いたという情報もあったけど、ヴィネに関しては副反応は強くなかった方です。

ファイザー社のワクチンは1.8mlの生食で溶かすことになっていますが、すでにボトルの中には0.35mlの薬液があるので合計すると2.15mlとなり、完全に無駄なくすえる注射器で吸うと、7本分吸えます。普通の考えなら「じゃあ無駄なく7人分打とう」という発想がわきますが、それでいいかどうか聞いても硬直した考えの役人や政治家はマニュアル通りのことしか答えません。しかしさすがに一般の接種を始めて、何人か無駄にして廃棄したという報道が流れたら、一般の人たちから不満が出たからか、余った分はあまり年齢など制限なく打っていいことになりました。

ファイザー社のワクチンは温度管理も大変ですが、振動を与えてはいけないという特殊な条件が付いているため扱いがとても面倒です。6月からヴィネの所でも個別接種を始めますが、それを考えると副反応ではなく今から頭が痛いです。