千葉県市原市 外科 内科 皮膚科 アレルギー科 婦人科 スポーツドクター 食習慣・運動習慣改善指導

Slide One
Slide One
Slide One
Slide One
previous arrow
next arrow

ブログ 一覧

今までの ブログ の一覧です。

2019年12月15日(日)
2019年12月08日(日)
2019年11月29日(金)
2019年11月29日(金)
2019年11月20日(水)
2019年11月18日(月)
2019年11月15日(金)

ゲーターを履いてもハーフタイツ履いても、一瞬改善した気にはなりましたが、結局痛みはあまり変わりないと判断せざるを得ません。
そんな悲観的な状況でも一日3キロとか4キロ位は走っているのです。そして大きな転機が起きたのが11日のランの時でした。

2キロ過ぎで痛くなり、立ち止まりマッサージをしていた時です。今までは痛い膝裏、つまり腓腹筋の付け根あたりを探っていたのですが、ふと膝の内側を押してみたら
「あれ?こんなところに圧痛が・・・・」

今まで自発痛ある所に圧痛がなかったので、対策も暗中模索状態。しかし今日は近くに初めて圧痛を確認できたわけで、こいつが黒幕か!?との思いに胸が高鳴りました。
胸が高鳴るってことは展望が開けたってことです。早速エコーで痛みの部位を確かめてみました。すると、なんと!!!!!!!

右の写真の黒いところと痛みが一致します。!お前か!お前がヴィネを4か月も悩ませていた黒幕だな。このエコー画像が動かぬ証拠だ!

こいつを退治しなければ。まずはここをめがけて針を刺し貯留する液体を吸引しました。
得られたのはドロッとした淡黄色の液体0.8mlです。おそらくこれは滑液でしょう。滑液とは靭帯が周囲の組織と擦れる時のクッションとなるもの。ここに炎症が生じると液体がたまるのです。つまり滑液包炎だったのです。
とりあえずこの日はここまで。吸引しただけで治るとは思ってはいませんが、まずはこれだけでどのくらい改善するのか見てみたいという気持ちがあります。

ところでなぜここに炎症が起きたのかですが、ここはいわゆる鵞足を形成するところです。鵞足とは大腿内側の縫工筋、薄筋、半膜様筋、半腱様筋が集まって脛骨の内側にくっつところを指します。

ところでここで一つの疑問があります。この現象はHTO(脛骨高位骨切り術)を受けたことと関係があるのでしょうか?
ヴィネは大きな関連があると思っています。つまりそれまではむしろO脚気味だったので膝の外側、つまり腸脛靭帯炎を起こす可能性のほうが高いのですが、それをオペによってアライメント(四肢軸)が変わり、内側に負担がかかるようになった。というのがヴィネの推論です。言ってみればHTOを受けた人は強度の強い練習をすると鵞足炎になる可能性が高いということが常識なのではないでしょうか?
だとしたらオペを受けた後にそのことを注意して欲しいものです。ヴィネは多くの整形外科医に「元のパフォーマンスに戻ることはほとんどない」「元のような成績を残した人は知らない」といわれました。しかしそんなことより、どんなことが起こりえるのかを教えてほしかったなあ。

いいね (まだ評価がありません)
読み込み中...

ヴィネが中村医師の活動を知ったのは今から22年くらい前だったと思います。海外ボランティアに興味を抱いていたころに本で読んで、辺境の地でハンセン氏病の治療に専念している医師の活動に非常に心を打たれました。

自分がここまで献身的に地元の人のために人生をささげられるだろうか?とても無理だと思いました。

中村医師の「一本の用水路は100の診療所に相当する」の言葉はには、まさにその通り。その言葉で『ODAの援助は地元の現状を考えていない』という友人の言葉を思い出しました。
友人はアフリカで井戸を掘る仕事をしていたのですが、ODAの支援で作った井戸は2,3年で悉く使えなくなっていると怒っていました。砂漠の中で高性能の井戸を作ってもすぐに細かい砂が原因で使えなくなる。地元の人が修理できないので、放置されている井戸が沢山あるのだそうだ。なぜそんなものを作ったのかですが、それは安い井戸だと日本企業が潤わないからだというのです。つまり井戸を作るのは地元の人たちのためではなく、日本企業のためだというのです。

その点中村医師の仕事は地元にしっかり根付いたものです。システムは単純なほど管理しやすい。そして一面茶色の荒涼たる土地が緑豊かな土地に変わるのを見ると、誰だってやりがいを感じるだろう。

ノーベル平和賞ほど不適切な人に与えている賞はないと思われる。オバマもゴアも金大中も佐藤栄作もスーチーも全員平和賞を返還せよ!そもそも政治家に平和賞をあげちゃいけないですよ。国によって評価は全く違うんだから。その点中村哲医師ほど賞にふさわしい人はいなかったと思う。しかし亡くなった今はもうノーベル賞をもらうことができなくなった。何か代わりになる賞はないものかと思うのだが、受賞によって政治家の人気取りに利用されないことを願う。

いいね (2 )
読み込み中...

機械が故障した場合は要因となるものを一つ一つ切り分けて、本当の原因にたどり着くものです。病気の原因探る時だってそうでしょう。腹が痛いといってきた患者にいきなり痛み止め出すアホな医者は世の中に・・・・(いるかもしれない)

ヴィネの膝の原因が本当に血管拡張なのか?を知るには、単にゲーターを履いて痛みがなかったからそうだと決めつけてはいけない。もっと詳しく調べるにはさらなる切り分け作業が必要です。
そこで昼ランでゲーターを履かずに走り、痛みだしたらその時点で履いてその後の走りがどうなるか観察しようと、ゲータをハーフタイツの腰に挟んでスタート。
できるだけ負荷をかけるために朝と同様いきなりスピード上げて走り出します。右股関節がちょっと痛いけどここは我慢。最速で4分59秒まであげました。しかしなぜか一向に痛みが来ません。2キロ過ぎても3キロ過ぎても、いつもなら絶対この辺で痛みが来て走れなくなるというのに、全く痛まず。結局5.1キロ無事に(?)もどってきました。

病院について直後にエコーをやりました。ラン前と比べて腓腹筋内の静脈の拡張度を見るとわずかに軽減?でも2ミリなので誤差範囲と判断。

いったいこの結果をどう判断すればいいのでしょうか?思いめぐらしてはたと気づいたのは「今日は寒かったのでハーフタイツを履いた」ことでした。これで大腿の静脈が圧迫されてことが原因?しかし大腿静脈を圧迫するとかえって下腿の静脈の還流は悪くなり、むしろ症状は悪化するのではないでしょうか?

ううん、わかんな~い!!

 

 

いいね (まだ評価がありません)
読み込み中...

以前3つの病院から20もの薬を出されている患者さんのトピックをあげましたが、その続きの話。

ある病院から「近くの医院に紹介状書くから今度からそちらで診てもらってください」といわれて90日分の薬が処方されました。その数日後に近くの医院に行くと「もらった薬すべて捨てなさい。こっちから出すから」と言われたとのこと。ちなみにこの方の医療費の自己負担なしです。

紹介状と言って90日もの薬を処方する医師も問題だけど、それを全部捨てさせる医師もクソ医者!!!

ヴィネのところにも「今後在宅でフォローしてください」という紹介状をもってくる方の中には90日も薬をもらってくる人が少なからずいます。多くの場合、かなり過剰な薬の処方をされています。ヴィネはそれを心ある薬剤師と協力して時間をかけて整理するのです。
いったい処方する医者は何考えているのでしょうか?在宅医に90日後にかかれというのでしょうか?そんなバカな話はないはず。在宅医に紹介するというのは、もう積極的な治療は難しい、体力的にも病気の進行を考えても通院は困難だと考えてのはず。だったらせいぜい1,2週間の薬処方で「その間に在宅医にかかってね」というべきでしょう。それとも自分の処方は完璧だと考えているのでしょうか?

こんなあほ医者がゴロゴロ全国にいると、それによる医療費の損失は全国レベルで見ると100億円くらいになっているのではないでしょうか?

いいね (2 )
読み込み中...

昨日在宅緩和研究会という会に参加しました。テーマが在宅医療における多職種連携ということなので、ヴィネの今一番取り組んでいるテーマですですから、挙手して発言までしました。

その後の懇親会の会場で、ある医師から名刺を受け取りました。

「私かつてウルトラランナーで、先生のことは以前から存じていました。ここで会えたのは光栄です」

と、満面笑みで話します。研究会の内容など一切触れず、過去に走った100キロランのこととか現在のこととか、走りのこととなるとすべてに優先して話題にするところ、まさにピュアなランナーによくあることです。ヴィネもいろいろ聞きたいことたくさんあったのですが、今回この研究会は初参加で、ほかの人とも挨拶をしなければならなかったので後ろ髪を引かれる思いで、話を切り上げなければならなかったのが悔やまれます。

もう走らなくなったとはいえ、ヴィネのことを覚えて挨拶してくれるなんて、とても光栄ですわ。シミジミ。

いいね (まだ評価がありません)
読み込み中...

この冬一番の冷え込みとなった今朝、ゲーターを履いてランに出ました。

腓腹筋内の静脈の拡張が痛みの原因ではないか?血管外科の医師は痛みの原因については否定的な考えでしたが、ヴィネはランナーとして様々な障害を経験した経験から、これは筋肉やスジが原因ではないのではないか?と考えました。血管外科の医師は「まあとりあえず弾性ストッキング履いてみれば」とアドバイス。なるほど物理的に圧迫すれば血管壁の柔らかい静脈なら拡張は抑えられるはず。もしかすると除痛効果があるのではないか?ってことに指摘されるまで気づかないのは、発想に自由な広がりがないのだと反省。

ここは丁寧に走るより負荷をかけたランをしたほうがゲーターの効果を確認できるはず。そこでスタート直後からキロ5分15秒で走りました。このスピードで走るといままでは確実に1キロ過ぎで痛みが来ますが、

おお!今日は違う

ほんのわずかに違和感を覚えましたが、その後それが原因でスピードダウンすることはありません。最終的に4っキロを21分で走り切りました。これは一つの光明といっていいかもしれません。
しかしもろ手を挙げて喜ぶわけにもいきません。さらにスピード上げたらどうなのか?距離が10キロ20キロと増えたらどうなのか?クソ暑い時期にゲーターなど履けるか?などこれからの課題も見えてきます。また、どうしてこんなことになったのかも最終的には知りたいところ。本当に昨年の手術と関係ないのか?????等々

まあ、今日はちょっとした成功に乾杯🥂

いいね (まだ評価がありません)
読み込み中...

今日専門家に下肢の静脈のエコー検査をしてもらいました。

結果は「確かに血液の流れは遅くエコーでもやがかかっているように見える。しかし逆流はしていない。また静脈に血栓もない。膝窩静脈は左右差がないが、右腓腹筋の中を通過する静脈が太い。しかしこの静脈が膝窩静脈に合流するまで、特に血栓や流れを妨げるものはない。静脈が原因で痛みが来るようには思えない。アドバイスとしていえるのは弾性ストッキングのようなもので圧迫して静脈の拡張を抑えることぐらいしかない。

ふーん、血栓がなくまた治療すべき疾患もないというのは一安心。しかしじゃあ何が原因?

さらに暗闇の中をさまよい続けるのか?

もし血管が原因でないとするとやはり靭帯?しかし靭帯や筋肉の痛みは何度も経験しているけど、痛みの種類が違う。その局所を抑えても痛まないし、少し休めばまた走れる(でもまた痛くなる)。鎮痛剤が利かない。

やっぱり血管じゃないのかな?まずはゲータはいてどうなるかだな。

いいね (まだ評価がありません)
読み込み中...

日曜の休日救急診療の場面

6歳の女の子。3日前に微熱で近所の小児科受診。合成抗菌剤とアレルギーの薬2種類(鼻水用と鼻づまり用)と鎮咳去痰剤1種類処方された。
昨日になり39度の熱が出て、解熱剤使わずに受付では38.1度。診察室では比較的元気で遊んでいる。咳と鼻水もあり。頭痛と喉が痛いというが、扁桃の所見はあまりなし。普段は鼻閉はない。

インフル検査はマイナス。漢方薬2種類処方しましたが、診察室出る時にその母親がためらいがちに聞いてきました。
「あのう、抗生物質(合成抗菌剤のこと)って飲む必要あるんですか?」

今回この方がもらった薬についてコメントしなかったのですが、そう聞かれちゃ黙っているわけにいかないじゃあないですか。
「アメリカではもう20年以上前から風邪の初期に抗生剤は使ってはいけないといわれています。なぜ今回抗生剤が出たのかわかりませんが、溶連菌感染の扁桃炎のことが頭をかすめて処方した可能性はあるかも。でも今喉見ましたがあんまり所見なかったんですよ。その病院の時はあったのかもしれませんが」
「いえ、のどは見てもらっていません」
「じゃあ、なんとなくの予防投与なんでしょうかね。日本ではいまだに多いですよ、そういう処方。だから耐性菌が出てくるんですけどね」
「そうなんですか、それとアレルギーの薬って必要なんですか」
「これもよくわかりません。私は風邪ではこういった薬はまず出しませんが、ほかの医院では出すのをしばしば見ます。総合感冒薬にも同様の効果のある薬が入ってますから、多少は効果あるのかもしれません。でも今回の処方は明らかに適応外の処方です。アレルギー性鼻炎の病名をつければ保険上は通りますからねえ」

本当に疑問です。風邪の時にこうアレルギー剤は効果あるのでしょうか????

いいね (1 )
読み込み中...

昨日は当番医でしたが、インフルも風邪も流行っていないと見えてたったの12人の受診でした。その中の一症例。

ある医院で喘息の薬をもらっているが、当院のほうが近いというので切り替えたいと受付で話しています。当番医の仕事は救急患者の対応なので定期薬の処方は別の日に来てもらうこととして、喘息発作状態なのでその対応をしました。

この方はリウマチもあり、薬手帳を見ると3か所の病院で合計20もの薬を出されていました。しかもそのうち2種類の薬が重複して処方されており、医師も薬剤師もほかで処方された薬を考慮していないことがわかりました。また、あまりにも薬が多いためか、ある医院の薬を「痛いときだけ(選んで)飲んでいる」とのこと。

薬が多いことは本人も自覚していて、他院で「喘息の薬が多すぎるんじゃないか」と言われたとのこと。ある病院から喘息の治療について紹介された医院では「うちから薬出すので、○○で出された薬は全部捨ててください」といい、40日分の薬を廃棄したとのこと。こういう薬の廃棄は無視できない金額になっています。こうして医療費は高騰するんです。廃棄させるほうはもちろん問題ですが、紹介するのに40日も薬を出す病院の医師も何考えているんでしょうか?在宅医療やっていると、前医から大量の薬をもらっている患者が非常に多いです。ヴィネは少しでも廃棄しないように薬の最後の1錠まで無駄にしないように配慮しているのですが、そんな苦労など誰も知らずに、気楽に廃棄している現状を思うと医者やってられなくなります。

いいね (1 )
読み込み中...

やっぱおかしい。絶対におかしい。

今日は1キロで痛くなりました。キロ6分とすごく遅いのに・・・。今までのと痛みとは異質。

そこで3回目のエコーです。
あれ?今まで気が付かなかったのか?やけに膝の裏の静脈が太い。それになんか血流がよく見えない。左右で比較しても明らかにおかしい。血栓症?いやいや足が太くなっていないから違うだろう。
おお、ちょうど今日血管外科の先輩に会うんだった。陸上部の先輩なので頼みやすい。

そして画像を見てもらいました。
「どこかで弁の異常があるのかもしれない。ドップラーで見ればすぐわかるから、都合つけてみてあげる」とありがたい言葉。

そっかー、やっぱおかしいと思った。痛くなるのが急だし、痛いところ探っても全く分からないし、いたくなると全然走れなくなるのが筋や腱の痛みとは違うと思った。血管なら理解できる。
病名がはっきりするのは一安心。しかし血管となると治療はどうなるのだろうか、今後のヴィネのランニング人生はどうなるのだろうか・・・・

いいね (まだ評価がありません)
読み込み中...

最新の記事

カレンダー

Calendar Loading