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7月に開催予定の東京オリパラですが、多くの人の心の中には「無理じゃねえの?」という気持ちがあると思います。しかし中には心のどこかにはそう思っていてもすぐに打ち消して「今は開催できる方向に努力する」と言う人がいます。特に開催する側にいる人にその傾向が強い。

大会組織委員の一人が開催延期を口にすると、組織委員長が「軽率なことをおっしゃった」と不快感を表明し、その委員がすかさず詫びて取り消すあたりは同調圧力が強い日本ならでの光景。この組織委員長はかつて浅田真央に対して「あの子はすぐ転ぶ」と選手の気持ちを少しも理解することのできない、実に悲しい人です。そもそもこのような引退すべき人間を大会組織委員長にするあたりが、真のスポーツ立国を目指せない日本の限界。

先日トランプが「オリンピックは1年延期するのが望ましい」と言っても、日本の政治家は何の反論もしません。言う人間によって態度を変えるなんて卑怯ですよね。これがトランプじゃなく韓国の政治家だったら「関係ない人間が口出しするんじゃない」と怒ること間違いなし。

バッハ会長も開催延期に関しては、記者の質問に答えず。オリンピック史上初の開催延期なんて大きな決断は、おそらく自分じゃ決められないのでしょう。だからWHOの判断を待っているのでしょう。判断するのはIOCと離れたWHOですから、自分に責任が及ばないわけです。日本はそのIOCの判断を待っているというわけ。

欧米での爆発的な患者増から見れば収束に最低1か月はかかるでしょう。これで世界中のコロナ患者増が収まればいいですが、その次にアフリカに及んだらもっとひどい状況が待っているかもしれません。全く予測がつかないまま開催強行すれば大会が流行を助長しかねないです。

 

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病原菌は生き延びるために色んな手を使ってきます。その一つがよく知られた薬剤耐性です。

多くの感染症は人間の間に広がるにつれて潜伏期間が長期化して弱毒化します。病原体にとって人は大切な宿主であり、人との共生を目指して人を殺すことを目的とはしていないのです。人が死ぬことは自らの死を意味するからです。コロナ感染症で高齢者や持病を持っている人が死亡するのは、それだけ免疫力が落ちているからです。だから免疫力が十分あればコロナと共存できるわけです。

もし全ての人間がコロナと共存することができれば、コロナは大腸菌のように常に人の体の中に住み着いて繁栄することができます。もしかすると今回の新型コロナウイルスはそう考えているその過程の変異なのかもしれません。
つまり人間といい関係で共存したい、しかし今回はそこまでは変異できなかった。だから弱っている人は犠牲にしちゃうけど免疫力ある人は殺しはしない。でもほかの人間にも感染してもっと繁栄したい。
そこで考えたのが「長く咳が続くようにしたい。潜伏期も長くして長期にわたり多くの人に感染させたい」ではないでしょうか

こうなると今回のコロナの変異は今までとは全く異なり、人にとってはとっても厄介なものになります。パンデミックになるのは必然だったのです。これからアフリカやアジアの貧困層に広がったらもっと多くの死者が出る可能性が高いです。そこまで見通すとオリンピックなんて言ってられないかもしれません。

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長崎大学熱帯医学研究所の山本太郎教授の感染症に対する切り口は斬新で、通り一遍の感染症対策をしている専門家とは全く異なり、深く考えさせられます。その一部を記載します。

「人類は文明や科学の力で感染症と闘って来た」というイメージを持っているが、巨視的には「文明は感染症のゆりかご」として機能してきた一面もあるという。つまり現在知られている感染症(流行を起こすほどの感染症という意味だと思います)の大半は農耕以前の狩猟採取時代には存在しなかったのです。
農耕により人が集まり定住するようになり、穀物を貯蔵する必要が出てきて、貯蔵庫を狙うネズミがペストを持ち込んだ。家畜を飼うことで動物由来の感染症も増えた。
こう考えると感染症も糖尿病の歴史と重複しているところがあるんだと思いますね。」

教授はさらに続けます。実は感染症を多く抱えている文明のほうがそうでない文明に比べてずっと強靭だとのこと。南米インカ文明が200人足らずのスペイン軍によって滅ぼされたのは、スペイン人のもちこんだ感染症が一因だとのこと。そう考えると江戸末期に黒船によって西洋の感染症が持ち込まれなかった(?)日本はラッキーだったのでしょうか?

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新型コロナウイルス感染予防で個人ができることとして、TVではマスクの着用とともに念入りな手洗いを盛んに訴えています。

ヴィネは手指消毒のスプレーの主成分がアルコールではないことで、その効果には疑問を提示してましたが、実は手洗いも本当に効果があるのか疑問でした。というのも誰もその根拠となるデータを提示していないからです。

ところがここで手洗いの効果がないという根拠(新聞記事)をやっと手に入れました。

2009年スウェーデンの研究チームが約3000人について手洗いの回数とインフルエンザ感染の関係を調べました。手洗い回数は2~4回(ヴィネもこのグループかも)から20回以上の4グループに分けて比べたところインフルの症状を訴える割合はあまり変わりなかったとのこと。

このような科学的根拠があるのになぜ手洗いの励行を勧めるのでしょうか?

それは視聴者に受けのいいデータで「風が吹けば桶屋が儲かる」的な論理を展開するエセ専門家がいるからです。

大腸菌を手に吹きかけてそれを手洗いするとこんなに減りましたよ、的な研究はまずあまりにも実生活とかけ離れて実験的です。国立医薬品食品衛生研究所というところのデータは手洗い前100万個のウイルスが流水手洗いだけで1万個に減り、ハンドソ-プでもみ洗いすると数百個、2回繰り返すと数個になるというデータ。これをテレビでは報道してましたが、これは経口感染がほぼ間違いないノロウイルスの話であって、これがコロナの時と同じテーブルで論じられるのは危険です。さらに健康な学生の手の細菌が手洗いでどれだけ減ったかの研究。もともと手には悪さをしない常在菌がいるわけで、それが減ったからと言ってどんな意味があるのでしょうか?

ま、こんなもんでその辺の研究結果を引っ張り出してきて都合よく解釈しているだけです。さらには「人間は1時間の間に無意識に手で顔を何回も触っているので手洗いは重要だ」という結果をくっつけて、「手にはばい菌うじゃうじゃ、その手で自分の顔を触ってるう~!」と脅しているわけですよ。
手で顔を触ったからと言ってそれをなめてるわけじゃないです。手を直接鼻にあててウイルス吸い込むような行為してないでしょ。なのになんで手で顔を触ることだけで危険と決めつけるのでしょうか?顔についたウイルスが口に入ったところを目撃しているわけじゃないし、またコロナウイルスを飲み込んで肺炎になるという証拠もない。ヴィネが思うのは、経口経鼻どちらにしても呼吸で気道に入ると感染しやすいのであって、そうでなければそれほど神経を使うことはないと思っています。

スウェーデンの研究成果を記事に載せても、そのれに関するコメント全くなしでした。それどころか”ちゃんとした手洗い”をその新聞記事でも丁寧に解説しているのです。

おそらく1億人の国民が、新興宗教に感化されたかのように予防と清潔志向に洗脳されちゃっているので、それに異議を唱えるような記事をおおぴらに展開できなくなっているのでしょう。

こうして非科学的な行為が全国津々浦々で繰り返され、無駄な石鹸とアルコールとマスクの大量消費がなされているのです。まあ、考え方によっては経済が落ち込んでいるから、せめてここくらいは忙しくなきゃ、って考えがあるのかもしれません。

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あくまでインフルエンザウイルスに関してですが、にフリーでいられるウイルスの生存期間について次のような報告があります。

表面が凸凹しているものに付着したウイルスは24時間から48時間
表面がつるつるしているところでは8時間から24時間
空気中では2~8時間 しかし乾燥していると24時間

コロナウイルスもおそらくインフルと同じように冬の湿度の低いところで元気になるのでしょうから、対策として湿度は高いほうがいいし、室温も高いほうがいいのではないかと思われます。

これらをある程度コロナウイルスでも当てはまるでしょう。ということは、ダイアモンドプリンセスの船内は2,3日放置しておけば消毒する必要がない。

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手の消毒のためによく建物の入り口に、シュシュっと手軽に消毒できるものが置かれていますよね。
あれを置くことで「うちは衛生に配慮しています」というスタンスは保てます。しかしヴィネは「私はあまりよく知らないから、みんながやっていることやっているだけです」とか「ほかでやっているのにうちだけやらないとお客さんからクレーム来るから」とかいった、いわゆる沈没しつつある豪華客船での日本人を海に飛び込ませるための殺し文句と共通するものがあります。つまり自分の頭で考えていないということ。

改めて厚労省のHPで見てみると、コロナウイル対策として、70%のアルコール消毒とありました。あれ?どこかでは75%だったけど、70%でいいんだ、と思いました。まあそれはいいとして、そのあと「市販の手指消毒薬がそれにあたります」とあります。あれ?と思っていろいろ見てみましたが、市販の手指消毒薬でそのようなものはまず見当たりません。また石鹸で洗った後ペーパータオルで拭いてアルコール消毒をすると書いているサイトもありますが、厚労省はその辺を少し濁しています。

マスクに関してもそうですが、厚労省の発表は少しコウモリ的なずるいところがあります。市民の過剰な予防反応(マスクがなくなるなど)に水を差さずに、かといってマスクの予防効果がないという正論には言及しておかないと後で問題になるので一応言っておく、的などっちつかずの態度です。手洗いについても本当の予防のためにはかなり厳重な方法を強いらなければならないけれど、それを言っちゃうと誰もやってくれないから、うまく濁しちゃえ、みたいなところを感じます。

自分で正確な情報をもとに自信をもって行動に出られない日本国民ですから、みんな翻弄されてますよねえ~。

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マスクの目の粗さではウイルス程度の粒子はトラップできないと以前書きましたが、もう少し踏み込んでみますとコロナウイルスに対する賢い対策ができます。

皆さんは自分の花粉症を引き起こしている花粉はどこからやってきていると思いますか?裏庭の杉の木?まあそれもありますが、それだけじゃありません。じゃあ大都会の人はどこの花粉を吸っているのでしょうか?
例えば市原市の場合、実は神奈川県の山の花粉が飛散しているのです。それよりも300分の一の大きさのコロナはどこまで吹っ飛ぶのでしょうか?もう一つの例を提示しまします。中国のゴビ砂漠あたりから吹っ飛ぶ大きさの黄砂の大きさですが、大きいもので10マイクロメートル以上で、これらはそれほど遠くまで飛びませんが、数マイクロメートル以下の小さなものはアラスカまで飛ぶとのことですよ。

単に粒子のサイズだけで論じればコロナウイルスは世界中に飛ぶ可能性があります。もちろんウイルスはそんなに長く生きられませんから遠くの国まで飛ぶということはあり得ません。

でも一度患者から吐き出されたウイルスが数メートルもしくは10メートル離れて入れば安心という考えが、いかに甘いかがわかるはず。映画館で一つおきの座席に座るだけでは全く意味なしでしょう。
またこれだけ細かい粒子が床に落ちるまでどれだけの時間が必要でしょうか?それも知らずに一生懸命床に消毒液をまいている作業員の方、残念ですが無駄な行為だと思いますよ。空中に漂っているウイルスのほうがよっぽど多い。

専門家にやってほしいのはこの辺の研究ですよ。さらに体内から排出されたウイルスはフリーでどれくらい生きていられるのか?ウイルスは自分では増殖できませんからいったん宿主から排泄されれば、ほかの生き物の細胞内に入るまでのサバイバルの旅に出るのです。だからそんなに長くはないと思われます。でも時間単位なのか、日単位なのか?そこを知りたい。それが分かれば、人の出入りを禁止した施設を無駄に消毒する必要はなくなります。

「正しく怖がれ」とよく言えたものです。専門家は自分が正しい情報を持っていないくせに素人に偉そうなこと言えません。少しは自分の頭で考えて先に進みなさいよ。

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過剰な手洗いもうがいもマスクもやってもウイルス感染防御にはならないというヴィネですが、その代りの対策としてこれおを勧めします。このあたりがマニュアル的なことしか言えない専門医との違い!

鼻うがいキットです。この中に生食を入れて鼻腔にチューっとやるのです。すると反対の鼻から排泄されます。口にも回るのでこのあたり一帯が洗浄されるということです。

コロナウイルスは鼻の粘膜には寄生しないようです。鼻から気管に落ちてそこで繁殖すようです。だからまだ鼻にいるうちに洗浄するのです。当然一日何度がする必要はあります。

ちなみに普通の扁桃炎の予防には効果ないと思います。というのも扁桃炎を好むばい菌は扁桃粘膜にすぐに寄生して、この程度の洗浄じゃ洗い流せないからです。普通のうがいも当然同じ。扁桃炎には何度も言いますが、はちみつですよ。

これでマスクは売れなくなり、この商品が爆発的に売れるでしょう。

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コロナウイルス流行の日本は、一部にオリンピックパラリンピックの開催を危ぶむ声があります。

そこにこの人の発言です。IOCの最古参パウンド委員(77)が一年延期をしたほうがいいといったのです。

パウンド委員ってどんな人かというと、空気は読まない、忖度とは無縁。かつては会長の有力候補。全て穏便に解決を図ろうとするバッハが会長になってからは影響力が弱まり、理事にもなっていないのです。しかしその発言はメディア受けがいいようです。パウンド氏はロシアの国家ぐるみのドーピング疑惑では厳罰を求める強硬論を貫きました。

みんな自分の発言で炎上したら非難されたりするのが怖いから、表向き当たり障りない発言するんですよ。本当は言いたい。だから身を隠せるSNSで平気で人をたたいたりするんです。卑怯ですよ。

ヴィネは市原市で適切な在宅医療を広めるために何度も会議に参加しましたが、建設的な意見を言う人はゼロ。おそらく、言ってその言葉にあとまで責任を持ちたくないのでしょう。また言うことによって自分の仕事が増えるのが嫌なんです。

政治の世界で本来忖度など働いちゃダメなんですが、今の日本の政治は腐りきっているから、みんな保身のためにあからさまな嘘ついてでも大勢に迎合するのです。どうしてここまで落ちたのかな、と思うのですが、その背景には日本の「おもてなし」文化があるんじゃないかなと最近疑っています。

なんでも「消費者のために」と忖度が働き過ぎていて、過剰包装、バカ丁寧な敬語、こだわり過ぎの商品、なくてもいい便利グッズ、期待していなかった過剰なサービス・・・・・。これが日本のホスピタリティーとばかりに「お・も・て・な・し」でオリンピック・パラリンピックを引き寄せましたが、ここにきてほころびが出てきたのかも知れません。

これからは日本にはKYが貴重な存在となります。お友達だけで固まっていては腐るのは当たり前。スポーツと同じで敵を作らないと人は成長しません。

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今朝のNHKでやっと自身の間違い報道を認めた形になりました。

ゲストは海外の感染症が専門という濱田篤郎氏と院内感染対策が専門という坂本史衣氏
NHKが認めた間違いはマスクの予防効果とうがいの効果。マスクは健常者がつけても予防効果にはならないという海外の情報を紹介。うがいに関しては効果はわからないと。もともとうがいは日本特有のものと言ってました。しかしgargleといううがいを意味する英単語があるので、そうとも言い切れないと思いますが・・・。

そこまで言っておきながら、素直に「マスクは使ってもあまり意味ないですよ」といわずに、「マスクの適切な使い方」を解説するなど往生際が悪い。

どうしてこの時期にこんな報道したのかですが、おそらくWHOが「マスクに予防効果なし」と発表したからでしょう。WHOも発表が遅すぎるけど、NHKもそれまで何やってたんだよ!今までテレビに出ていた感染症専門医は頭下げろ!!

たぶんマスクの品薄状態に危機感を持ったてWHOも動き始めたんでしょうね。さあ今日以降NHKはアナウンサーを動員してやっていた「正しいマスクの使い方」を報道しなくなるかな。

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