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中国で開催されたトレイルレースで、急激な天候の変化で21人もの死者が出たというニュースに驚いたランナーは少なからずいたと思われます。急激な天候の変化で気温は0度近くまで下がり、薄着のランナーはひとたまりもありません。

ヴィネは一時トレイルレースをやっていましたが、トレイルに比べればウルトラって、すごく安全な大会だと思います。だって緊急事態の時には近くの民家に逃げ込めるんですから。

ヴィネがトレイルをやめたきっかけは、知人ランナーがフランスでレースに参加した時の事故です。山岳レースで滑落して病院に運ばれ、記憶喪失になったのです。その後現地の医者を帯同させて日本に帰国し、転院した先で記憶がよみがえったのです。この時に支払った費用は、救助費用、医療費、航空運賃などで諸々で2000万円だったといいます。さらに日本でトップクラスのトレイルランナーが、海外で練習中に行方不明になってしまいました。その後の捜索でも発見することができませんでした。

遊びもスポーツも命あってのものですよ。

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ヴィネはすでに1年以上前から、ドアノブや手すりなど消毒や掃除がやりすぎていると警報を鳴らしていました。

消毒については、その根拠が確か長崎大学の研究結果からアルコール消毒が効果ある、とのことで取り入れられたはずですが、研究では50%濃度のアルコールに何分か浸して置いたらウイルスの感染力がなくなったというもので、アルコールスプレーをしてさっと拭くことで殺菌されているかどうかは言及していないのです。もしかすると、単に水拭きだけと変わりはないのかもしれません。

今の日本人の頭の中には「人が手を触れるものには相当の確率でコロナウイルスが付着していて、消毒しなければ感染してしまう」という恐怖が頭の中にこびりついていると思われます。本来は確率で述べなければいけないところ、なんても怖い、あぶない、消毒しろ、掃除しろ、しゃべるな、離れろ、とエスカレートしています。

アメリカCDCがいくつかの論文を根拠に、掃除や消毒に関する見解を出しました。

人が良く触る場所にウイルスがついているかどうか、その場所はどのくらいの頻度で触れられるのかなどを調査。
調べた348か所のうち少しでも新型コロナウイルスが見つかったのは8.3%。横断歩道のボタン、地下鉄駅のドア、レストランのドアなど12か所の対象のうち、一番割合が高かったのはごみ箱の蓋で、25%。それぞれの対象にどれだけの人が触るのかも調査した。触ったものから手、そして口などの粘膜にどれくらいでウイルスが移動するかといったことを加味して解析した結果、対象のものを触って感染するリスクは一千万分の一から1万分の4(中央値は百万分の2.2)と推定。これはインフルやノロと比べても低い数字です。
ヴィネとしてはこれはマスクをつけている場合なのかそうでないのか、のコメントが欲しかったです。マスクをつけていると、口元を手で直接触ることはほとんどなくなりますからね。そのことを考慮に入れた研究なのかどうかは重要なポイントになると思うんですが。

そして(多分、感染者が出ていない場所なら)ボタンやドアノブなど人が良く触るところは一日1回の清掃を勧めている。感染者が出た時は清掃と消毒をしてほしいとしている。

ヴィネ的にもう少しわかりやすく言えば、感染者が出た場所や、そうなりやすいカラオケや酒を飲む場所以外では、コロナの前と同じような掃除でいいのではないか、と思います。一般の会社、物を売るお店や教育現場での過剰な消毒や清掃は確率から言えば、かなり低いのに過剰な対策を取っていると思われます。

 コロナへの取り組はあくまで確率の問題で考えるべきなんです

そういう考えがないと、図書館で借りた本を読むのに、手袋付けた手で1ページめくるごとにアルコール消毒しなきゃいけませんよ。

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全国ほとんどの自治体で高齢者のコロナワクチンの予約が始まってますが、当院に来る患者さん、みんな文句たらたらです。

市原市では65歳以上の高齢者が85,000人います。それに市役所のコールセンターでは20人で対応しているとのこと。仮に一度に1000人が電話したとしても、全然つながらないというのは容易に想像できます。また一人の高齢者に対して家族が2,3人電話したらどうなるでしょうか?

以前にも言いましたが、当院では当院に通院してくる患者さんは、原則全員当院で受けられる体制をとっています。普通に再来できて予約とる人もいれば電話でとる人もいます。全然パニックにはなっていません。ある医療機関では早朝から予約とりに高齢者が行列を作り、警官が出動して整理に当たったという話も聞きます。

今日来た患者さんはある病院に電話したら『直接当院に電話されでも困る。こっちも忙しいんだから。つながらないといってもいつかはつながるかもしれないから市役所に電話し続けなさい』」といわれたとか。

本来はすべてのかかりつけ医が自院で見ている患者さんは自院で注射を打ってあげることにすれば、スムーズに事が運ぶはず。また患者さんも安心して受けられます。それが「地域医療に貢献する」ではないではないでしょうか?かかりつけ医がいない場合だけ市役所が集団接種会場に振り分ければ、コールセンターが混雑することもないはずです。

な~んでこんな簡単なことがわからないのか、ヴィネには全く理解できません。

 

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今日の番組でNHKが、「エアロゾル」という言葉をあたかも以前からわかっていたような雰囲気で使ってまして呆れました。今までは「マイクロ飛沫」などという世界じゃ通用しない造語で乗り切っていましたが、細かいことを突っつくヴィネのような人間も「そろそろ気にしなくなっただろう」と考えたのか、悪びれることなく「様々なマスクのエアロゾル予防効果」を取り上げていました。

IOC委員のインタビューや聖火リレーの時の、「オリンピック反対」の映像を切り取るなど、まるでどこかの独裁国の国営放送のような機関ですから、このくらいのことはやってのけるのは当たり前か。

それはともかく、今巷に出ているいろんなマスクのエアロゾル予防効果ですが、いかにも高そうな立体型の不織布マスクは一番高い予防効果を示し、布マスクやウレタンマスクの予防効果はほぼゼロの結果でした。当たり前といえば当たり前の結果で、新たな知見ではありません。

ヴィネはコロナ流行の当初から「重要なのはエアロゾルであり、飛沫感染はごく一部でしかない」と主張していました。しかし専門家はずっと「飛沫、飛沫」といい続けていました。マスク、手洗い、消毒、ソーシャルディスタンシングはほぼすべて飛沫対策です。極端なこと言えばマスクしていればソーシャルディスタンシングは必要ありません。なのにいつまでたってもこれらすべてをやることを「徹底した対策」として推奨しています。テーブルの消毒なんてほぼ無意味ですよ。普通の濡れた台布巾でふくだけで十分です。
専門家がエアロゾルに言及し始めたのは冬ころでしょうか。つまり冬は部屋を閉め切るためエアロゾルの存在を無視できなくなったからです。ちなみにそのころはエアロゾルではなく、未練がましくマイクロ飛沫といっていました。しかしエアロゾル対策はそう簡単にはできません。マスクや消毒、アクリル板のような安い機材では済まないのです。換気扇の造設やUVライトの使用が必要になるからです。しかし家庭では無理としても職場では可能なはずです。飲食店で積極的に取り入れるような政策を打つべきだったのです。

政府には「ワクチン打てば何とかこの局面を打開できる」と、他力本願的な考えがあったのではないかと推測しています。それも否定はしませんが、そうだったらオリパラ控えてるんだからもっと積極的にやれよ!

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当院に来た職員用のワクチンの使用期限を見たら2021.7とありました。

え?8月じゃないんだ。日本に到着したのが2月12日だけど、製造は1月だったのですね。

今後来るワクチンの使用期限は何月までなんでしょうか?一日100万回分の接種の計算根拠は、まさか使用期限の短さに驚いて叩き出した数字じゃないでしょうね。高齢者のワクチン接種の受付はお盆までとなっていますが、これは8月までの使用期限を頭に置いてのことかもしれません。

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ワクチン接種で、政府は高齢者対象に一日100万回接種して、7月末までに接種完了を掲げるが、この数字は専門的な検討をして出てきた数字ではなさそうです。地方議員からの情報として「9月10月までかかる自治体がある」と報告を受けると「え、そんなに遅れるところもあるの!」驚いたそうです。アベノマスクと同じで、大切なことを何となく決めちゃってる感じガースーるなあ。医療機関が非常に限られている自治体もあるし、アクセスがとても大変なところに暮らしている人もいるし、離島もあるし、在宅の患者さんもいるし、移動手段のない人もいます。7月末までに完了見込みと答えた自治体も正確な見通しで言っているかどうか・・・。

そんな中、三木谷氏が接種のスピードが遅い点について「かなりの危機感を覚えている。特にオペレーションが接種券を含めてとても煩雑、複雑で官僚的だ」と悲観しました。ヴィネも全く同感。硬直的で柔軟性がない。一度決めたら間違いが発覚しても変えない。それでいて現場で柔軟に対応すると「勝手なことするな」というはず。

職場でも学校でもどんどん接種すれば一気に接種率は上がるはず。ワクチンが日本に到着したのは2月12日。医療従事者が打ち始めたのは3月からですが、一般に回ってくるのが5月とはずいぶん遅すぎない?使用期限は半年です。廃棄処分になるようなことはしないでくれよ。俺たちの税金使ってるんだからな。

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この時期、アスファルト路面を黒く汚し始めるものが二つあります。一つはソメイヨシノの食えないサクランボ。もう一つは桑の実。

桑の実はそろそろ熟れて黒ずんできます。鳥たちの好物で、その鳥が糞を落とした先で新たな桑の木が育ちます。桑の実といえば思い出すのが「あかとんぼ」の歌詞です。

夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれてみたのはいつの日か
山の畑の桑の実を 小かごに摘んだはまぼろしか
十五で姐(ねえ)やは嫁にいき お里の便りも絶えはてた
夕焼け小焼けの赤とんぼ とまっているよ竿の先

いくつかのサイトでこの歌詞の深読みをしています。それは三木露風が幼少のころに両親が離婚して、祖父母のもとで育てられて、そこで奉公の女性におんぶされて見た風景を詠んだとか、「追われて」じゃなくて「(ねえやの背中に)負われて」だとか、「お里の便りも絶えはてた」は、時々実家に帰る姐やを通じてお母さんの消息を聞き、母親も姐やを通じて息子の消息を知ることが出来たんだけど、姐やが嫁に行くことになって、もうお母さんの消息も途絶えてしまった、という深い意味があるんだぞ、等々。

しかしどの解説も桑の実のことには触れていません。ヴィネが疑問なのは桑の実の季節と赤とんぼの季節がだいぶずれていることです。相当姐やと一緒に桑の実を摘んだ記憶が強くてぜひこの歌詞の中に挿入したかったのかなあと思ったりします。研究者の方はこの辺も深読みしてほしいです。

桑の実でもう一つ言いたいことがあります。受精卵の分割が進むと、桑実胚という時期になります。確かにぼこぼこしたところが桑の実のぼこぼこと似ていますが、桑の実は細長いので適切な表現じゃないなあと思います。むしろキイチゴのほうが丸くてぼこぼこしていて似ています。これからは木苺胚にしましょう。

そんなことを考えながら最近はアンディ君の散歩のついでに桑の実を小かごじゃなく小袋に摘んでジャムを作ろうと思っています。

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緊急事態宣言の中、国会議員が地元のイヴェントに参加したり、日本医師会長が政治資金パーティーに参加したりして、後で謝罪に追い込まれていますが、彼らは自分のやっていることが、あとでばれたら非難されるのはわかっていてやっているはず。それなのにやるのはやはり選挙のことが一番優先だからなのです。

ばれたらあやまれば済むはずだ「認識が甘かった」ってね。

非難されても、この程度じゃ議員や医師会長を辞めることには至らない。国会で100回以上嘘ついても、それがもとで一人のまじめな公務員が命を絶っても平気で議員を続けられる日本だからと、すごく国民なめられてますね。

日本のコロナ対策は心ここにあらず。というのが総合的な印象です。最近はすべてオリパラ開催のためにつじつまを合わせようとしている。(その割にはワクチン接種開始が遅すぎるけど)

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コロナワクチン接種が進みにくい理由の一つだと思うんですが、あまりにも条件が厳しすぎます。各自治体が誰がどこでワクチンを打ったのか完全に把握したいのでしょう。1回目の予約の時から3週間後の2回目の予約も決めてなきゃいけないんです。

さらに1バイアルから最大限7人分の摂取ができるのに、「これ使え」と送られてくるのが6人分しか取れない注射筒。7人分取れるのを使ってはいけないという。消費税以上の無駄使いしてる!結局我々の税金なのに・・・。

今ではキャンセル分をほかに回せるようになりましたが、当初は泣く泣く廃棄にしたこともあったらしいです。

ほかの国ではスポーツ観戦に来た人たちにワクチンを打つなど、気軽に受けられる環境のところもあります。副反応のこともあるため、日本ではそこまでは規制をゆるめられないとは思いますが、インフルワクチンの時のように、各医療機関の裁量で打てる環境にすれば混乱にならなくて済むのにと思います。もちろんファイザー製のワクチンは振動に弱いとか、温度管理が厳しいので、運搬の際にクリアしなければいけないことはいくつかありますが、ここまで自治体が規制かけると接種率が広がりませんよ。

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建築関係の人とこんな話をしました。

「私は建築現場で使わないで捨てられる木をもらってくるんですよ。結構長い木も捨てられますよね。ま、最も2メートル以上の木はありませんけど」
「いやいや、現場で使わなくなったら一本そのままじゃ(長すぎて)捨てられないから短く切って捨ててるんですよ」
「それだけじゃないですよ。例えば屋根に瓦葺く前に張るシートがあるでしょ、あれなんかも全く使わない一本そのまま捨てられることもあるんですよ」
「え~!次の現場で使えばいいじゃん」
「そんなことしないよ。管理と保管に金がかかるから。もったいないよねえ、みんな施主さんの負担になるんだから」

昔うちに入っていた工事関係の人が
「先生、現場で余った気があるんだけどいる?」といってツーバイフォーの木を2,30本持ってきたことがありましたが、こういうものを大切にしようとする工事関係の人ってまれなんですねえ。

という話を聞いて「全くもう!工事関係者は無駄遣いばっかりして」と怒る人がいると思われますが、そういうあなたも相当の無駄を働く一端を担いでいる可能性があり案すよ。「私は無駄使いを一切してません!」と胸を張って言えますか?

日本の食品ロス量は、年間600万トンを超え、毎日、大型トラック(10トン車)トラック約1,700台分の食品を廃棄しています。あなたもその一端を担いでいるはずです。

医療現場も例外ではありません。薬の廃棄量の実態さえわかっていません。患者さんが「これだけ余っているんですが」と買い物袋2つに一杯持ってくることも何度かありました。在宅医療を開始した時に患者さんのお宅に行って薬を見せてもらうと、軟膏が百本くらい出てきたこともあります。インシュリンを自己注射できない人に漫然と処方して何十本も出てきたこともあります。ヴィネはそれを一つ一つできるだけ使おうと苦心しますが、期限切れで使えなくなったりしてやむく捨てることもあります。大病院の医者は患者さんが使っているかどうか確認せずに前回同様の処方を繰り返す傾向が高いです。その患者さんが一般開業医に紹介されたときに、「その薬は全部捨てて。こっちから新たに出すから」という医者もいます。
患者さんにも責任があります。医療費の自己負担が少ない人は無駄にする傾向が高いです。「念のためにもらっておく」というのです。

ヴィネはもう隠遁生活したく思っています。

 

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