日本語の大きな特徴のひとつとしてオノマトペがあります。
オノマトペとは擬声語や擬態語のことでチョキチョキとかてきぱきとか、上げたらきりがありません。ほかの言語でこれほど豊富な擬声語や擬態語を持っている言語ってあるんでしょうか?
オノマトペってとっても便利な言葉で、難しい表現を用いなくてもその様子が日本語ネイティブスピーカーにはすっと心に入っていきます。外国人でオノマトペを自由に使いこなせたらほぼ日本人です。
この便利なオノマトペを使って自民党創生選に出馬した4候補を表現してみました。
まずは河野太郎。彼は大臣になる前までは原発廃止論者でしたが、大臣を打診されたらひょいひょい政権側に寝返り、あっさりと持論を封印してしまいました。自分のホームページからもその部分をさっさと消してしまいました。政治手法はぶんぶん丸って感じでぶっ壊し屋の異名を持ちます。記者会見の態度は額と眉間に深いしわを寄せたところがイライラしていそうで、言葉もつんつんしているところがあり、典型的な自民党政治家のようです。しかしずけずけ物を言うさまは国民に人気があり、総裁の地位にムラムラ意欲を出してきました。小泉、と石破の応援もあってホクホクしているかもしれません。
続いて岸田文雄。彼は物陰にじっと潜んでいて、がバッと火中の栗を拾うような冒険をしない人の印象があります。公文書改ざん問題追及もすごすごと持論を引き下げました。温厚で敵を作らないといわれ、理念をはっきり言わないようですが、それってなーなーな人間てことでは?どうも加藤の乱に参加した失敗があるからではないかとヴィネはにらんでます。やはりあれだけのことやってのこのこと(もしくはあたふたと)元のさやに戻れるのは、よほどの心臓の持ち主か、中身がスカスカかもしくは自分では決められずふらふらと流れに流されたのでしょうか?派閥横断の若手議員90人で作る「党風一新の会」との意見交換で「組織の規制に改革の中身を明記していく」持論でほかの候補との違いをアピールしましたが、今までどっぷりと古い体制にかっていた人の言葉では本気度がわかりません。
そして高市早苗。ほとんど女版安倍と言っていいほどばっちり主張は安倍に似ている。当然安部の支援を受けてウハウハ。党員からの票も先行する2候補に追いつこうとしているのでうきうきしているかもしれない。ベテラン議員からの支持がきっちりと抑えられて、議員票はこれまでだったらごっそりいただきなのだが、支持者の動きにかりかり神経をとがらす若手議員の動きはゆらゆらして把握できず。ナチスを擁護する態度や福島原発事故で亡くなった人はいない発言など人の心の中にズカズカ入り込むところがあり、図々しさを感じる人もいる。
最後に野田聖子。20人の推薦人を集めるのにあたふたと苦労しました。一番国民の感情に近い発言で、話す内容はすうっと抵抗なく入っていきます。夫が元暴力団員とは中々信じられませんが。50歳で米国で卵子提供を受けて出産し、その子が様々な障害を持って生まれてきたとのことで、弱者の立場に立って、じっくりと耳を傾けることのできる人ではないかと思います。公文書改ざん問題にも唯一人「うやむやのままではよくない」と再調査の必要性を語った。ほんとですよね、口約束だけじゃなくしっかりやってくださいよね。話し方はふわっとソフトな感じですが、話す内容はバシッとしています。しんみりとした弱い印象もありますが、内面はがっちりとゆるぎないものがあるのでしょう。何か石破とじわーっと重なってくるところがあります。今からでも遅くはない、「石破よ、野田の支持に回るのだ」
以上、無理やりオノマトペを使ったところもありますが、結構時間がかかりました。なお、人物評はヴィネの主観ですからご了承ください。
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