今日午前の診療中に一羽の鳥が舞い込みました。鳥の知識はないのですが、ヒヨドリかもしれません。
窓を開放して自然に帰りましたが、彼(彼女)も緊張したでしょうね。
千葉県市原市 外科 内科 皮膚科 アレルギー科 婦人科 スポーツドクター 食習慣・運動習慣改善指導
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今日午前の診療中に一羽の鳥が舞い込みました。鳥の知識はないのですが、ヒヨドリかもしれません。
窓を開放して自然に帰りましたが、彼(彼女)も緊張したでしょうね。
首都圏は少しの降雪で「大雪注意報」が出ます。雪国の人たちから見ればお笑いですねえ。
昨夜雪が降る中で、アンディは散歩を極端に嫌がりました。一回おしっこをしたら「義務を果たした」といわんばかりに家に帰りたがりました。
今日は雪も上がって晴天ですが、どうでしょうか。足元冷たいことを気にしましたが、肉球って相当防寒力もあるのでしょうか、全然平気です。むしろ人間のほうが危なっかしい。ヴィネはスノーブーツはいて慎重に歩を進めました。今日は走らずにゆっくりと歩きです。
と、その時です。思いっきり足を滑らせてしりもちをつきました。ついでに右手をついて後頭部もぶつけました。
アンディは・・・・
きょとんとして「どしたの?」という表情。こちらを気遣うことをしないのは鎖骨骨折の時にわかってます!
どうして滑ったのか、路面を見てみると。なんとそこだけ鏡のようにつるつるになっているじゃありませんか。昨夜その家の駐車場の前の道路を雪かきした後に水かお湯をまいたんじゃないかと思われます。馬鹿なことしてくれたもんです!!
幸い骨折した鎖骨に影響はありませんでした。しかし右手首が痛い。高齢女性なら確実に骨折(Colles骨折)していたでしょう。ヴィネはスジを痛めただけで済みましたが、正月早々ついてないです。
考えてみると二本足歩行の人間は雪に弱いわけですよね。アンディなんか1本足滑らせても残り3本があるから転ぶことはないです。2本滑らせたってバランスは崩しますが、転びません。3本滑らすことはまずないでしょうが、たとえ転んだとしても手をついたり頭ぶつけたりしないからケガすることはあり得ません。
人は手が器用になった代償として、不安定な人生を送ることになったわけですなあ。
正月になると新年の抱負を立てる人は少なくないと思います。ヴィネもそうでした。
毎年5個から10個近くは抱負を挙げていました。しかし達成できたのはその2,3割。まあみんなそんなものでしょう。また、正月とその数か月後とじゃあ目標も変わってきますからね。何となくうやむやになってしまっていました。だからかこの2,3年は抱負を立てなくなったように思います。
そこで今年は目先を変えてbucket list(バケツリスト)なるものに考えを変えました。これは死ぬ前にやっておきたいことをリストに挙げることです。これならこの1年でやり遂げなきゃいけないという追い立てられる気持ちはなくなり、少し楽になります。
あまり若い人には向きませんがヴィネくらいになると抱負よりはバケツリストの方が具体的で身近じゃないでしょうか?
ちなみにこの言葉の由来は kick the bucket(バケツをける=死ぬ) からきています。「バケツをける」というのは自殺する人がバケツの上にのって、首をロープにかけたところで依頼人がバケツをける、というエピソードからきた言葉です。
ヴィネがbucket listに挙げたものはいくつかありますが、その目標に到達するために、いくつかのもっと小さい目標をクリアしなければなりません。例えばリストにあるものを実行するためには、今の仕事体制ではとても時間がないので、誰か医者を雇わなきゃいけない。また、今まで時間があるときにやっていたものをやらないで済むように、生活をシンプルにしなければならないので断捨離を進めなければいけない、等々。
皆さんもucket listを考えてみてはいかがでしょうか?
ヴィネの初夢がなんとマラソンでした。しかも年代別優勝しました。\(^o^)/
しかしその記録が3時間13分という凡記録。( 一一)
普通60台の優勝記録はサブスリーか3時間2,3分というところですので、いかにレベルの低い大会だったかということですね。
さてこの初夢はどう判断したらいいのでしょうか?吉とするか凶とするか・・・。
そんなこと考えて今年初めて食べたものが、京都のいなりせんべいでした。この左にあるやつは鈴をあらわしているのでしょうか?間に挟まっているのがおみくじでした。引いてみると、末吉でした。
ううむ、これはヴィネの初夢のことを言っているのかもしれません。
というわけで、今年はちょっといいかな程度の年ということでナットク。
実は夢を見ているときに頭は半分覚めているのか「大した記録じゃないなあ、これが初夢かよ。しかし今の走力を客観的に判断すればこの記録は出来過ぎだわな。『これから一生懸命頑張ればこのくらいは出せそうだ、まずはこれを目標にしよう』いう目安かもしれないな」と、まるで読書感想文みたいな続きを見ていました。
「口内炎が頻繁にできるので薬ください」
と患者さんが普段の診断のついでに言ってきました。ちょうどいい機会ですから、ヴィネがこれまで口内炎にどのようにかかわって来たのか、お話ししましょう。
最初に口内炎に関心を持ったのは、甲田医院に少食療法で入院していた時です。よく噛むような食事をしていた時に口の粘膜を噛んでしまったのです。
「やば、こりゃ口内炎になっちゃうなあ」
口腔粘膜を噛んでしまうと、ふつうは2,3日以内に100%口内炎になります。 ところがあら不思議、この時はそうならなかったのです。そして「これはもしかして少食療法が関与しているのではないかな?」と思ったのです。
少食療法をやめて普通食にしたときに、自然と口内炎になったことがあります。口内炎は通常2,3日は痛みがなく、粘膜が局所的にはれている時期があります。(この時期に気づかない人少なくないのですが・・・)その時に食事を3割減らしてみました。すると、その後痛みのある潰瘍を形成しることなく自然と治ってしまったのです。
以上のことからヴィネは考えました。
口内炎は食べ過ぎで発症するのではないか?そして口内炎ができて痛いということは、「食べる量を減らせ」という体の訴えなのではないか?昔ならそれはできただろう。なぜなら昔は今のように柔らかい食品は皆無だし、飲むだけで栄養が取れるようなものもほとんどなかったはずです。が、現代人は柔らかい食品や飲み物に囲まれているので、そのまま食べ続けることをしてしまうのです。だから口内炎は治らないのではないか。その後何度も口内炎を起こしかけてもやはり食事を減らせば自然に治っていったため、確信に至りました。
理屈はわかったが、口内炎で痛んでいるの患者さんにとって、そんなことを言われても、今回の口内炎をどうかしてほしいと思っているので通じません。しかも現代人に3割食事を減らせといっても無理な話です。
そこでヴィネは次善の対策を用意しています。
口内炎はでき始めは腫れているだけで痛くない時期があるのですが、その時期に口内炎の薬を貼ったりつけたりするのです。すると1,2回の治療で見事に治ってしまうのです。問題はその痛くない時期に気づくことができるかどうかです。今日の患者さんも「へえ、そんな時期あったっけ?」と言ってましたので、感じない人もいるのでしょう。
口内炎の治療にビタミン剤が出されることがありますが、絶対に効果ありません。だってヴィタミン不足になる現代人どれくらいいると思いますか?皆無ですよ。それより食いすぎ、特にお菓子系の食いすぎは口内炎を引き起こします。
年末だからと言って大掃除するという考えはだいぶ薄れてきました。
「年に一度掃除したって、またすぐ汚れるし」
という考えが根付いてきたみたいです。特にガラス戸なんて大変な作業の割には報われません。普段ものぐさなわけじゃないし、きれいに整頓された部屋っていいなあと思ってはいるのですが、仕事や日常の雑事に振り回されてやるべきことの1%もできていません。
とはいえ、食い物関係はやっといた方がいいだろうと、冷蔵庫の中とかキッチン回りはやりました。やっているうちに思ったんですが、「大掃除をしなくてもいい、もしくはその負担がうんと軽減する方法って、ミニマム生活じゃないのか?」
物が少なきゃ掃除するところも少なくなります。ものが多いから、それをどうしようか考える時間もとられるのです。2,3年前には断捨離しようと決心したのにそのままになっていました。
決めました!正月休みは断捨離のために使いましょう。
10月 11月と何とか200キロ近く走っていたのに、ついに12月はトータル114キロしか走りませんでした。通しで10キロ以上走った日はもう2か月以上も前の話。こんな奴はランナーとは言えません。深く反省の大みそかです。
さて来年はどうしましょうか。少なくても250キロは走らなきゃあ、筋肉がガタ落ちでしょう。次に何をするにしても基本的な筋肉は維持しておかなければいけません。幸い鎖骨の痛みは95%以上なくなりました。しかしまだきつい肉体作業はできませんし、上半身を思いっきり使う運動はさらに2か月はしない方がいいでしょう。しかし脚は怠けさせちゃいけませんよね。
て DIP:食事誘発性体温反応
食事をすると体温が上がるのは体験的に知られていることです。もちろんアイスやかき氷を食べたときは違うけどね。
ふつうは食事のカロリーの10%が熱になるといわれていますが、タンパク質は30%が熱になります。手術中に低体温になった時に、点滴にアミノ酸(タンパク質の構成成分)を入れると体温が上がりますので、体動かさなくてもタンパク質たくさんとると体温が上がるんですね。
そこで思い出すのは、ヴィネがイギリスにいたときのことです。雪が降る中をジョグしていると、向こうからランナーが走ってきました。なんとその彼は短パンにTシャツだったのです。すれ違う時に「ハ~イ」と元気に挨拶していきました。こっちは完全に防寒対策とっていたのでちょっと恥ずかしかったです。当時は「イギリス人元気だなあ」という印象しかなかったんですが、彼らが食べる肉の量は半端じゃないので、それが理由だったんだと思います。
さて話は戻りますが、さらに食事で熱を出しやす補助するものはネギ、玉ねぎ、にんじん、大根、抗がらし、こしょうなどです。この季節に合った食品ですね。
食事の構成としては、朝昼にたんぱく質取るより、夜に取ったほうが寝ている間に筋肉になりやすいとのことです。ヴィネは運動しないでプロテインとっても筋肉にはならないだろうと思ったのですが、実際は運動しなくても筋肉になるとの研究データがだされています。高齢になるとタンパク質より糖質に大きく傾きますので、さらに筋肉は落ちて冷え性になるのです。
先日アンディと散歩して公園に行きました。滑り台で3歳くらいの男の子が遊んでいました。そばには母親とみられる女性がいました。
男の子が滑り台と滑ると、女性は手に持った小さな布か紙で手すりと滑り台の斜面を拭いていました。その直後女性はその場を離れました。再び戻ったときにはさらに大きな布か紙を手にして、やはり手すりと滑り台の斜面を拭き始めました。
男の子は体が小さいので、滑り台の階段を上るときに階段に手をついたりします。そして滑り台が飽きたのか、その周囲のロープを触ったりあちこち手を触れたりします。そのうちに走り出して石段に手をついてその上に立ちました。
諦めたのか、それとも自分の義務の範囲はここまでと決めているのか、母親は滑り台以外の男の子が触れたものまでは拭こうとしていません。
その光景を見ていて、ヴィネはいまだにダイアモンドプリンセス後の「ウイルスは〇〇の表面で〇時間生息している」という重箱の隅情報が拡散し、にわか専門家が消毒を感染防御の重要な手段と強調した、あの情報が国民を憑依したままなのだなあと感じました。
最近でも絶対ウイルスなんかいないと思われる椅子の座面を拭いている行為を見るたびに、「そこまでやるなら同じ頻度で壁も床も、そこにあるありとあらゆるものを拭かなきゃいけないだろう」と思うのですが、おそらくそれをやっている人は義務(もしくは何かに憑りつかれて)でやっているだけで、ウイルスがそこにいる確率なんて全く考えていないんでしょうねえ。
アルコールをしみこませた布で拭いて、消毒した気になっている人も多いようですが、そのしみこませたアルコールの効果がどれだけあるのかなんて全く考えていないでしょう。一度布に吹きかけたアルコールであっちもこっちも拭いても消毒効果が残っていると思っているのでしょうか。単なる水拭きと同じで、アルコールの無駄使いでしかありません。
ああ、日本人ってホント金太郎飴になりやすい民族ですねえ。
ヴィネが転倒して鎖骨骨折した時に、「もう年なんだから、あんまり無理するなよ」と何人かに言われました。また、外来で患者さんが自分のことを「もう年だからなあ」というのを聞くことも多いです。
先日スイミングに情熱ををそぐ70歳近い女性と診察の時に話をしました。この方とは外来でトレーニングの話とか、食事の話とか雑談をよくします。その時に、この「年なんだから」について「こういう人の心理ってどうなんでしょうかねえ」と疑問を投げかけました。
「それはいいわけでしょう」とその方は即答。ヴィネも納得。
「じゃあ自分にじゃなく他人にそういうときの心理って何でしょうか?」立て続けに質問してみました。
その方もヴィネも自信をもって答えられませんでした。
ケガをしたり、どこか整形外科的な痛みを訴えて病院を受診すると、ほぼ確実に医者は単に休養だけを命じます。でももしそれがトップ選手だったり、プロだったりすると単に休養だけを命じたりすることはマズいと思うでしょう。もっともそういうアスリートは専門医に行くでしょうけどね。けがをした原因が何なのか、そしてそれを再び起こさないようにするにはどうしたらいいのか、ということまで対策を講じるはずです。
中高生がけがをしたときはそんな専門医を受診することができないから、近くの整形外科に行くでしょう。そして休養を命じられるはずです。ということは普通の医者は我々一般人のケガにはそんな関心はなく、『やすんでりゃそのうち治るよ』という心なんではないでしょうか。
そんなことから演繹して考えると「年なんだから」とケガした人に言うその心理は、けがをした人へのとりあえずのあいさつみたいなもので、「私はあなたのケガに対して配慮しているよ」的な社交辞令ではないでしょうか?これは目の前でつまずいたりした人に「大丈夫?」と声かけるだけで、手を差し伸べたりはしない人と同じなのかもしれません。
かといって「年なんだから」という人を非難しているわけではありません。整形外科医が「休みなさい」というだけなのをも非難したりしません。整形外科医はすべての関節や骨の専門家ではないからです。もちろん膝の専門医がスポーツで膝のケガをした人に休養だけを命じるのは手抜きだと思います。一般の医師は中年以降のスポーツでケガした人へのアドバイスを持っていないから仕方ないのです。
ちなみにヴィネは決して自分にも他人にも「年なんだから」とはいいません。
「年なんだから」と自分に対して言うことはいいわけであり、努力をしない楽なお花畑に寝転がることへいざなってしまうからです。もちろん若い時よりパフォーマンスは落としますが、それでも工夫をしながら努力を続けることは必ず将来にメリットをもたらしてくれるはずです。
また他人に「年なんだから」ということは、その人がその言葉を素直に受け入れる人ならいいですが、そうでなかったら失礼に当たります。またそれを言うということはヴィネがそのケガを回避するための手法を知らない無知な医者ということになるからです。
ヴィネならけがをした原因は何だったのか、また今後同じことをしないためにはどうしたらいいのかということを話すでしょう。ただし、そんなことを聞きたくない人もいるでしょうから、そういう人には「それは大変でいたねえ」的なことを言うだけにします。