コロナ前まではNHKの報道にそれほど違和感を持っていませんでしたが、最近のNHKは専門家の発言を根拠に、日本中に「みんなで一丸となってこうしようああしよう」と仕切りたがっている意図が見えます。それが結果的に一部の国民に不安を与えているという認識が薄いです。
今日の朝の番組でエコバッグを取り上げていました。
「エコの気持ちはわかるけど、結構(バッグの)中が汚れているよ」と言いたいのでしょう。内部を培養してみるとたくさんの菌が繁殖している映像を流します。ここでシャーレ内の寒天培地にごそっと増殖した菌の塊を見せつけます。この中に食中毒を起こす菌は見つからなかったとのことですが、専門家といわれる人間が「食中毒を起こす菌がいる可能性はあります」とコメントをつけ加える。そして肉のパックを斜めにして肉汁が漏れる映像を流す。
ここまでされたら多くの主婦はビビりますよね。
とても意図的です。さらにたくさんの泡を立てて手を丁寧に洗う映像を流す。これだっておそらくエセ専門家の指導で作った映像でしょう。
食中毒菌が繁殖しているという結果が出なかったのだから、なぜそういう結果になったのか言及できるのなら専門家らしいですが、「可能性がある」は誰だって言えますよ。ヴィネがよく例に挙げるのは「月に生物がいる可能性はある」というのは誰だって言えますが、「月に生物がいない」と断言できる人はいません。実際に月をくまなく調べているわけじゃないからです。
NHKが犯罪的なのは、専門家と称した人間を引っ張り出して言わせていることです。これを商店街で買い物するおばちゃんにインタビューして「ねえねえ、あなたの買い物袋に食中毒菌が繁殖している可能性ってあると思いますか?」と聞いて、中には「そりゃああるかも知れないよね」というおばちゃんがいるかもしれませんが、その人の発言をテレビで流したって、だれも信用しないでしょう。しかし専門家を登場させることで、NHKは自分の意図する番組が構成できてしまうのです。
利用された専門家は後で「そういうつもりで言ったんじゃない」と思ってももう遅いです。
ちなみにヴィネはN国党を支持はしていません。