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医者が自分のところに患者を抱え込むと、どんなことが起きるのか?

50代女性ですが、11月に頭痛と発熱。当院でPCR検査実施して陰性。しかし4日たっても39度の熱があり、血液検したら炎症の程度を示すCRPが7.52と高値。しかし白血球は正常で、細菌感染を示す所見もなし。肺ものども所見なし。関節に痛みもない。このころ伝染性単核症の患者そのこともしやbにおいそのことも視野において検査すすめたが、確定できず。

これ以上の検査を当院でするのは患者さんにも徳ではないと判断して、3日後には総合病院に紹介。ヘルペスウイルスの疑いで抗ウイルス剤の投与が始まった。しかしこの方が通う皮膚科医は「ヘルペス?違うんじゃないの」との意見。

その後も総合病院に行くたびに血液検査。12000円の支払い。そして2か月経過、予約した日に行ったところ「僕専門じゃないから別の科(膠原病アレルギー内科)に紹介する。今日せっかく来てもらってもやることないからまた予約取り直して」といわれた。

膠原病アレルギー内科は手早く検査を行い「診断は大動脈炎です。この病気は失明する可能性もあるので、すぐに入院して治療になります。明後日入院できますか」

患者さんは診断がついたことで一つ安心できたのですが、「どうしてもっと早く紹介してくれなかったんですか」と前の医者に言ったそうです。

実はこの患者さん以前にもブログに登場いただいてます。その時もさんざんいろんな病院と科(循環器科、精神科、婦人科、総合診療科)を受診して結局半年後に発作性頻脈症の診断でカテーテルアブレーションの手術を受けました。最初の救急搬送された病院の循環器科の医師も、見たはずの心電図を取り寄せて最後の病院の循環器科の医師が、「あ、これで100%わかりました。アブレーションの対象です」と一件落着。

ヴィネは何をやったかって?

交通整理ですよ。
「ここじゃああてにならんな、じゃあ○○病院に紹介するよ」とかです。診断まで2年も3年もかかる人もいますから、この方は早いほうじゃないでしょうか?

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「先日は1週間に一度の排便が、プルーンで毎日「こんなに出るの?」と感動された方の話を載せました。その話を別の患者さんに紹介しましたところその方は「私はプルーンより寒天粉ですごく効果があった!」と感激の言葉。

「42年間(の自分の人生)でこんなにいい便が出るなんて初めて。こんな出るものか!これまでこんなに便がたまっていたということか・・・。」とまで言われました。「下手すると1か月ずっとポロポロっと兎の糞が出る感じだったのが・・・。(ほかの医院で)マグミットをもらっていたんですが全くですよ!!」

おわかりでしょうか。

薬より効果のあるものが世の中にはあるってことを。プルーンや寒天粉だけじゃないんですよ。生活習慣病だって、がんだって、いくらでも自分でできる対策はあるんですよ。

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 この言葉が患者さん(の家族)に投げかけられたとはとても信じがたいです。

 父親の病気のことでつらい目にあったという方が、重い口を開いてそのいきさつを話してくれました。父親の病名は正確にはわかりませんが、胆のうから膵臓にかけての疾患のようです。その治療にあたって手術を勧められた時に、「どうしてその手術をするのか」と質問した際に、担当医から言われた言葉がタイトルの言葉だったのです。

「そんなことを医者が言うのか?」とあまりにも信じられなくてヴィネは聞き返しましたが聞き間違えではありませんでした。

結局患者さんは手術は受けずに亡くなられましたが、死因が胆のうから膵臓にかけての疾患かどうかは不明です。

この言葉は患者にとって医者から突き放されたような言葉になってしまいました。しかし医者にとっても、「患者に逃げられた」ことになってしまいました。つまりこの言葉はすべてをぶち壊す言葉であったことを、この医者は理解していません。

 

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1月末にある病院から処方された血圧の薬が250日分と狭心症の薬400日分も残っていた患者さんですが、本日改めて確認したら250日分の薬が余っていることが判明。しかも飲み方が間違っていました。

病院からはいくたびに90日分処方されていたようですが、高齢夫婦ではたった2種類の薬さえ管理ができなかったのです(患者本人は認知症で妻は認知症ではない)。出すほうは飲んでいるかどうかなんて何も考えないんですかねえ。ちょっと患者側の生活環境を創造する力があれば、「自宅に薬は余ってないですか?」の一言が出るはず。

奥さんが「今後の薬は当院で出してほしい」というのですが、まずは手持ちの薬を一方化にするところから始めました。
「もう今までの薬は捨てて、改めて先生のところで出してください」とも言われましたが、本人負担が1割だから大した負担にならないので、その言葉が出たのでしょうが、残り9割は我々の負担で成り立っているので、絶対にに受け入れることはできませんでした。

ほとんどの医者は捨てているでしょうね。そのほうが簡単だもの。

ヴィネはある意味とても頑固です。シミジミ・・・・・

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  シンガポールは2月下旬に新規感染者数が、一日あたり21.5万人を超えた日もあるといいます。日本の人口に換算するとなんと50万人超です。

しかし学校では学年閉鎖や学級閉鎖はされていないようで、子供たちは学校に行っています。

昨年8月政府はコロナとの共存を掲げ、コロナ対策を簡略してきました。それは
①症状があれば医者へ行く
②陽性でも無症状なら72時間自宅待機。その後自己検査(抗原検査)で陰性なら外出可能
③濃厚接触者は原則5日間毎日自己検査

学校を閉鎖しない理由は、長期的に見ると自宅学習では学習、社会的・情緒的発達、精神衛生面での代償があるからだという。

そしてワクチン接種率は非常に高く、90%超。12~19歳は95%超。3回目接種も人口の7割に近づくという。

さてこの状況をどう考えますか?

「コロナ対策を簡略しすぎたから感染者が増えたんじゃないか!だから日本のようにもっと長期に自宅待機しなきゃいけないんだ」でしょうか

ヴィネはこう考えます。

簡略したコロナ対策にはおおむね賛成。学校を閉鎖しない理由は大いに賛同。一方これだけワクチン接種率が上がっても感染を抑え込めていないのは、ワクチンの効果に限界があるということです。そして抗原検査を過信しすぎています。②の自己検査も③の濃厚接触者の毎日の抗原検査は全く意味なし。抗原検査の陰性はあてにならないのです。

ヴィネなら3日目にPCRをして陰性なら外出可能にします。患者数が減らないのは抗原検査への過信が原因です。

ワクチンも抗原検査も過信するなよ~!

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先日県から「濃厚接触者用に抗原検査キットを配布しますので、希望する医療機関は必要量を申し込んでください」というファックスが来た。つまり濃厚接接触者が自分で検査できるように、医療機関から配布してほしいというのだ。

自治体はその前に学校に検査キットを配布したことがありましたが、これらがほとんど使われずに期限切れになるというニュースになりました。学校の先生方が子供たちに抗原検査をすることに二の足踏んだようですが、当然でしょう。

この2件の抗原検査キットの配布は、現場の要請に基づいていないのです。自治体の誰かが勝手に決めたのです。「抗原検査キットが身近にあれば、気軽に検査して安心感につながるだろう」とか、「医療機関の負担軽減につながるだろう」と、勝手に思い込んで決めたのだろうと思います。マスク配布と同じで、考えが浅すぎます。

市の医師会からはその後「抗原検査はPCRに比べて精度が低く、特に陰性はあてにならない」という内容のファックスが届きました。自治体もせめて医師会に連絡して意向を聞いてから行動すべきでした。

しかし「抗原検査キットで陰性なら大丈夫」という考えは、国内外を問わず、多くの施設で当たり前のように受け取られています。どうして専門家会議やテレビに出てきてる専門家は、「抗原検査には精度が高くなく限界がある」と強く言わないんでしょうか?

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<症例1>

40代女性。1週間くらい便秘する。

食生活は加工品が多い。こういう人に「野菜とれ」といっても実行できないのはよくわかっている。そこで寒天スティックを勧めたが、一日1本程度しかとらず効果なし。そこでプルーンを練る前に5個くらい食べることを提案。
 次回来院時に「毎日便が出ている!」と感激の言葉。

<症例2>

60代女性 左下腹部痛と便秘

軽度高血圧があることと、血液検査で軽度の糖尿病あることを指摘した。。血圧も糖尿も減量が効果的であること説明し、ヴィネの考える食生活の基本を説明。ついでに減塩の仕方についても説明。実際チョー減塩したら血圧が40くらい下がった人の例を出す。
その話に驚いたが、「食事控えているけど、ストイックには無理かも・・・」と患者さん

1か月度「塩分に敏感になって来た」という。「年末年始は食生活が乱れるので注意してね」と付け加えるヴィネ。

年末年始はヴィネの言いつけを守り、さらに今日「大した努力していないのに体重が3,4キロ減った。味に敏感になり、今まで平気で食べていたそごうの地価の弁当がしょっぱく感じるようになった」とウキウキと報告してきた。その言葉にこちらもうれしくなったが、こういう時は夫の反発を招くものなのでそのことを聞いたら、「夫も味に敏感になり弁当がしょっぱいといってます。夫も痩せてきました」とのこと。

こうしてヴィネの言葉に従順に反応してくれる人は100人に1人もいません。今日はたまたまです。

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大村智先生は抗寄生虫薬イベルメクチンの発見でノーベル賞を受賞しました。

その純国産の薬がアフリカでコロナの死亡患者を劇的に減らせていることは、あまり日本では報道されていません。

イベルメクチンを配布した国では100万人当たりの患者発生は10人程度なのに、配布していない国は100人から400人と、大きな差があります。いくつかの治験で予防効果、早期治療効果がほぼ同じ程度の比率で認められています。予防効果では報告数の100%、初期治療では89%、後期治療でも91%の効果ありとの結果でした。

これってすごくないですか!?特に予防効果があるってのがうれしいです。インフルエンザ薬も予防薬として使えますから、それに並んだというわけです。

ところが日本でのイルベメクチンの評価はよくありません。
なぜなのか?詳しくはありませんが、解析の仕方や治験の条件設定がいいかげんだったりしているようです。

イベルメクチンは経済的にも有利です。抗体カクテル療法の薬価は5日で38万円もかかります。イベルメクチンのコロナに対する使用量は、一回当たり2610円で、それを2回飲みます。予防的な投与も可能です。

これまでのところコロナの治療で日本はファイザーにばっかり金払ってます。日本人発見のこの薬、もっと大切に考えるべきじゃないの?そのうちにイベルメクチンも他の国に取られちゃいますよ。

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デイサービスは、いろんな病状の高齢者が利用します。その中には糖尿病の方も少なからずいます。

事業者としてはサービスのつもりなんでしょうが、テーブルにざるにもってお菓子が置いてあるところがあります。つまり食べ放題放題になっているのです。

当院通院の患者さんが、「どうしてもねえ、そういうところに行くとちょっとつまんじゃうのよ。みんなも私が遠慮していると思って『遠慮しないで、ほら』と勧めてくるの」といわれてました。

糖尿で食事を気をつけなきゃいけない人もいるっていうのに、目の前にお菓子を置くという無神経な業者がデイサービスを運営する資格ないでしょ。高齢者はそうでなくてもエネルギー消費が少ないのに、お菓子で不必要なエネルギーを取り込んだら、食事が食べられなくなります。それは便秘にもつながるのです。

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コウモリが長寿なんて初めて聞きました。

一般に哺乳動物の寿命は体重に比例するといわれています。ハツカネズミで2年、ゾウだと40年です。人間だけが例外だとのこと。人間は野生動物じゃないしね。ところがコウモリはこの法則に則らず、種類によっても違いますが、オオホオヒゲコウモリなんかは40年も生きます。たったの7gの体重なのに・・・。
染色体の末端はテロメアと言われる寿命に関する部分です。この長さが年齢とともに短くなります。まるで自分の命のろうそくが短くなるかのように。ところがオオホオヒゲコウモリのテロメアの長さが1歳でも10歳でも変わらないのです。

一般にコウモリは嫌われ役です。いくつかの病気を人に感染させます。新型コロナウイルスも、コウモリが関与しているのではないか、という話が一時有力視されました。しかし視点を変えると、コウモリはこういった病気に感染しにくいとみることもできます。どうもウイルスに影響されない免疫システムがあるのではないかと研究者は見ています。

さらにランナーがうらやむ能力もあります。なんと時速160キロで飛ぶことができるのです。最強じゃないですか。

このコウモリの能力を医療に応用しようという試みもされています。成功すれば病気知らずの長寿を全うできるかもしれませんねえ。そんな研究成果を待てない人もいるでしょう。ヴィネもその一人ですが、フィリピンのパラワン島の山奥で、生涯に一度だけコウモリ(のかけら)を食べたことがあるヴィネはその恩恵にあずかることができるのでしょうか?

ヴィネもビノスガイなんて荒唐無稽な望みを抱くより、もっと身近な哺乳類のコウモリになりたいと目標を変えようと思います。

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