コロナに感染してから発病するまでの潜伏期間ですが、先日東京医科歯科大学の医師が「当院の職員を調べたら3.7日でした。だから濃厚接触者の1日目と3日目の抗原検査で陰性なら職場復帰可能というのは採用できない、5日間様子見ます。」
ヴィネもほぼ同意見です。実感として接触後に発症して受診する人は、早くて2日、遅くて5日はかかっていようです。因みに喉が痛くない発熱患者はほとんどコロナじゃないですね。
ところで潜伏期間ですが、皆さんはこの間体内で何が起こっているのか考えたことがありますか。
体内にウイルスがいて、頃合いを見計らってどどーんと人に襲い掛かる?
医学的な解釈ではないですが、大体そうです。しかし重要なのは「頃合いを見計らって」なのです。つまりウイルスは我々の体の細胞に侵入して増殖するのですから時間がかかるのです。エアロゾルなどで主に鼻からウイルスが入ってきても、いきなり鼻粘膜の細胞に入れるわけじゃないです。しばらくは鼻腔内をうろうろしたり、粘膜表面の粘液に浮いていたり、粘膜表面の繊毛によって転がされたりしてなかなか細胞内には入れないでいるのです。そうこうしてiるうちにのどの方に少しずつ運ばれていきます。そしてやっとのどの粘膜細胞に入り込めるのです。そうしたら締めたもの爆発的に増殖して、「頃合いを見計らって」発症するのです。
この細胞内に入るまで数時間はあるはずです。この時がウイルスを体から排除するチャンスなのです。細胞内に入り込んでしまってはもう何やっても無駄です。
だからこそ鼻うがいが重要なのです。鼻腔には入ってきたがまだ細胞内には入り込めていない時期に鼻うがいするのです。最低一日2回。できれば寝る前にも1回やった方がいいです。寝ている時間は長いので、その前にやっておかないとウイルスは細胞内に入り込みます。
以上が鼻うがいをやる根拠です。しかしこんな根拠を鼻うがいするための理由として必要としている人はほとんどいませんよね。ほとんどの人は鼻うがいをイメージでとらえて拒否します。まるでプールで間違って鼻に水が入ったときのように
「えー、そんなのいやですよ!痛いでしょう」
と医療従事者でさえ嫌がります。生食でやるkaラ何ら問題ないと説明しても、プールの思い出が強いらしく拒否されます。もうヴィネはそれ以上の説得は試みませんけどね。
こうしてコロナウイルスはへらへらと不気味な笑いを浮かべながらどんどん増殖して、毎日20万人も30万人も感染させているのです。
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