外来でよく患者さんが「何を食べたらいいんですか」と聞いてきます。そんな時ヴィネは「皆さん足し算ばかりしていますが必要なのは引き算なんですよ。自分がやっていることの何がいけないのかという発想がないのです。生活習慣病はその典型で、今まで営んできた間違った生活習慣がいよいよ形や数字にになって出てきているのだから、今までの生活からその部分を引き算しなければならないんですよ」と言います。まあそんな正論吐いても、患者さんはばつが悪くなるだけで、問題の解決にはなっていないかもしれませんが。
この引き算ができないことは、生活習慣病の治療だけではなく、世の中にはびこっているということが、天声人語を読んでわかりました。
ある引退する学校の先生の記事です。
部活動の顧問になり「一年間で2日しか休めなかった」。雑務が多く「生徒と向き合う時間がない。業務は増えるのに「20年間で削減された仕事は座高測定とギョウ虫検査しかありません」との嘆きもあった。
業務の効率化を示す「スクラップ&ビルド」は、ある仕事をやめ新しい仕事を始めることをいう。この考えが全く働かないのが学校だと、小中学校の教員の小澤隆輔さんのことば。
しかし学校現場だけではないですよ。医療現場も医師会も同じでした。どうでもいいことが多すぎます。それに費やされるお金と時間が無駄です。実はコロナ対策もビルドばかりです。1年前からマスク、ソーシャルディスタンス、手洗い、消毒は変わらず。最近は黙食、マスク会食まで足されて当たり前の減少になりつつあります。
この状況に子供たちは特に影響を受けてうつ傾向になっています。そしてヴィネは知っています。大人たちも心のどこかでは「こんなことやりたくないなあ、だけど表向きは仕方ないなあ」思っているのです。その証拠に市民の模範となるべき公務員や議員が夜遅くまで会食しているんですから。
ヴィネが独裁者だったら引き算しますね。外でのマスクはつけなくてもいい、手洗いは簡単に、消毒不要、検温不要、学校給食は会話しながら食べ、素性が知れている人との会食は自由にしますね。ソーシャルディスタンスも会話がなければとる必要がない。実際ミュージカルの会場では満員でしたし、電車の中でも一つ置きになんか座ってません。
もちろんNHK対策は全員がすることにしますね。(NHK=のどはちみつ、鼻うがい、口テープ)鼻うがいキットとはちみつは全国民に無料提供します(品不足対策)。テープは何でも言い方自分で購入してもらう。これは何とかマスクより絶対効果ありだな。
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