CDCがコロナウイルスの接触感染の可能性は低いという論文を発表しました。
街の中で人々が触る可能性のある所にどのくらいコロナウイルスがついていて、それを人が触れて感染する確率を調べた結果、1千万分の2から一万分の4という結果が得られました。そして触る場所の清掃は一日1回でいいとしています。しかし手洗い(20秒)は推奨されています。
CDCのこの報告、ヴィネから言わせれば何をいまさらですよ。
そこでヴィネは自分のブログの過去の投稿について見直してみましたが、触れる場所の消毒が意味がなく、空気感染のほうが問題であることについて昨年3月2日には次のような記事を載せました。
単に粒子のサイズだけで論じればコロナウイルスは世界中に飛ぶ可能性があります。もちろんウイルスはそんなに長く生きられませんから遠くの国まで飛ぶということはあり得ません。
でも一度患者から吐き出されたウイルスが数メートルもしくは10メートル離れて入れば安心という考えが、いかに甘いかがわかるはず。映画館で一つおきの座席に座るだけでは全く意味なしでしょう。
またこれだけ細かい粒子が床に落ちるまでどれだけの時間が必要でしょうか?それも知らずに一生懸命床に消毒液をまいている作業員の方、残念ですが無駄な行為だと思いますよ。空中に漂っているウイルスのほうがよっぽど多い。
専門家にやってほしいのはこの辺の研究ですよ。さらに体内から排出されたウイルスはフリーでどれくらい生きていられるのか?ウイルスは自分では増殖できませんからいったん宿主から排泄されれば、ほかの生き物の細胞内に入るまでのサバイバルの旅に出るのです。だからそんなに長くはないと思われます。でも時間単位なのか、日単位なのか?そこを知りたい。それが分かれば、人の出入りを禁止した施設を無駄に消毒する必要はなくなります。
手洗いについても「コロナとは関係ない研究データをコロナ感染と関連付けて、一生懸命手洗いをすることを推奨している!」と非難しました。この件については西村秀一先生も「手洗いは水で十分」と述べています。CDCはこの辺の理解がまだ遅れています。
ヴィネはこの1年半ほとんどぶれずに世間のコロナ対策に対して異論を展開してきましたが、ここにきてさらに自分が正しかったことを実感しています。
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