新聞にタイトルのような内容の特集記事がありました。
WHOは昨年3月末に「一般的な感染経路では空気感染はない」と断定していました。しかしヴィネは昨年3月22日、すでに「いい加減に空気感染を認めよ」というタイトルでブログをアップしていました。そのWHOが今年4月には空気感染を一般的な感染経路の一つと認めました。CDCも見解を二転三転させた後、今では主要な感染経路として空気感染を認めています。
世界の医学の権威が日本の一開業医の考えより1年も遅れているのです!
(ここでヴィネは大きく鼻の穴を膨らます)
さて日本はどうか?
日本は空気感染に関して何もコメントしていません。ずるいですねえ~。認めると過去に否定したことを訂正しなければならず、過ちを認めたことになります。今のところのらりくらりを決めこんでいるのです。そして昨年7月に「マイクロ飛沫感染」なる奇妙な新語を作り出して、空気感染とは異なる概念のグレーゾーンで目をくらまそうとしています。脇田隆字国立感染症研究所長は9月8日「エアロゾルを形成するのがマイクロ飛沫として「エアロゾル感染があるかと言われたらあるということになる」と、チョー回りくどい説明をしました。ごはん論法に匹敵するごまかし論法で、世界に通じない日本の政治家と同じですね。
空気感染を正面から認めないことは、今後の予防策にも影響が出ます。医者のメンツ表に出すんじゃないよ!
しかしヴィネはマスコミの責任も重大だと思います。マスコミではコロナ禍であるイヴェントが開催されるとき、必ず「きちんと感染対策をして」という枕詞を使っています。そして体温測定や手指消毒やなかにはアルコールを持参している人の映像を流します。これではそういうことやっていれば十分だ見たいな印象を与えます。空気感染対策をしていることは全く報道しません。みんなそれが重要な対策だという認識がないんですね。
マスコミって非常に大きな影響力を持ちます。その責任を感じてほしいものです。特に責任が大きいのはテレビです。今回この特集を記事にした新聞社も以前から空気感染のことに注目はしていましたが、普段の報道は器物の消毒や手指消毒、ソーシャルディスタンスなど、接触感染飛沫感染に重点を置いた報道をしています。
専門家もマスコミも、もうそこから離れて、一般の人の生活では接触感染や飛沫感染はマスクしていれば過剰に反応する必要はないと言い切るくらいの勇気を持ってほしいです。そして野外での感染の機会は非常に限定的なので、基本はマスクなしでもいいとしてほしいです。
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