このコロナ禍でも欧米でのマスク着用率はかなり少ないです。
兵庫県では25歳の男がマスクの未着用を注意されたのに腹を立て、頸椎(けいつい)損傷の大けがをさせるという事件が起こりました。
民放でMCが「どこかでマスクはやめましょうというのを決めておかないと、日本人ってすごく真面目だから、ずっとマスクしなきゃいけないんじゃないか?」橋下元大阪府知事に聞きました。その時の橋下氏の発言はポイントを得ていると思いました。
「本当は国民個人個人が自分で合理的な判断をすればいいというのが、きれい事で理想論なんですけど、現実、できないですよ。日本人のように周りを気にしながら同調圧力に弱いのをマイナス面と捉えるか、ある意味、プラスに作用して、感染対策が義務化なくても、みんなやってきたところがあるわけです。これは日本の国民の特徴を素直に受け入れて、どこか政治というか専門家がマスクについては『もう、いいんじゃないの』と言わないと、ずっと日本国民は周りを気にしてマスクを着け続けますよ」
同調圧力の嫌いなヴィネはマスクをつけたくない派です。それは、単に感情的なものではなく医学的根拠に基づいています。日本の現実は医学的根拠を離れて、「気持ちの問題で」つけている部分が大きいです。特に外での着用は多くの場合無駄です。
一部の専門家は戸外でのマスクの着用は必要がないといっています。まずそこから規制を緩めていくべきでしょう。また、教育施設のスポーツの場でもマスク着用はやめるべきです。さらにマスクだけではなく、テーブルやドアノブ、遊具などのアルコール消毒もほぼ無意味ですのでやめて仕事量を減らすべきです。今の感染状況なら給食の時間の対面食事は可能です。
戦争と同じで開始するのは容易でも、一度決めたことからやめることの難しさを感じます。
そうしないとコロナが収束しても日常はどんどん遠ざかりますよ。