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ブログ 一覧 (カテゴリ:医療)

今までの ブログ の一覧です。

2022年01月18日(火)
2022年01月17日(月)
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2021年12月14日(火)

ワクチン打って4日目です。昨日は10時間寝ました。熱はないけどまだぞくぞくします。皮膚が敏感になっている感じです。

だるいというほどではないのですが、仕事の合間の空いた時間に、例えばまとめ物をするとか本を読むとか、調べものするとかほかのことをしようという気になりません。

こんな副反応だと、次回からワクチン打ちたくないという気になってしまいます。ほかのワクチンではこのようになったことはないので、効果があるとしてもメッセンジャーRNAのワクチンは嫌だなあ。

なんとなくワクチンを打ちたくないという人の気持ちもわからないわけではないです。

マクロン!ワクチン打ちたくない人の権利も理解せよ!

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一昨日の土曜日に3回目のコロナワクチンを打ちました。

今回はあらかじめカロナールを飲んでおきました。飲んでいても寒気がしてきたりだるくなったりしたので、追加で服用しました。今朝がた3時には寒気がしてまたカロナール服用。もう大丈夫だろうと仕事に出たのですが、10時ころまた悪寒。カロナールを追加で飲んで熱は上がりませんでしたが、1時間くらい震えました。

ブースター接種直前に抗体価測定すると308U/ml。打った後1.5か月後の748台から着実に減少しています。

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千葉県のある高校が修学旅行で雪国に行きました。ただしスキー旅行ではありません。

そしたら一人がコロナになりました。ホテルで同室の生徒数人が濃厚接触者とされました。抗原検査をしましたが、全員陰性です。そして旅行の途中ですが、千葉県に帰らなければいけなくなりました。

ここで問題が出てきました。

帰るときには公共交通機関を利用してはいけないという決まりです。つまり親が車で迎えに行くかタクシーで帰らなければいけないかになります。学校は旅行保険に入っているのでタクシー代は出ます。しかし未成年者ですから親が同伴しなければいけないと県の職員が言うのです。雪道の運転に慣れていない千葉の人間がいけますか?電車で現地まで行ってピックアップしてタクシーで帰るっていうのでしょうか?それぞれの生徒の親がみんな行かなきゃいけないのでしょうか?代表ではだめなのでしょうか?学校の先生が同伴してくれれば一番いいのですが、その辺もお役所では四角四面で判断しないと思われます。

最終的には親が行くことなくタクシーで帰宅できるt異なったようです。当然ですよね。

これからこういうことがどこでも起こりえると思われます。追い詰められてから対応を変更するより、世界の情勢を見つつ的確な予測を立てるべきでしょう。

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オミクロンが急激に拡大しています。各自治体の長はその言葉にみんな危機感を表しています。そして言うことは決まってマスク着用、消毒、ソーシャルディスタンス・・・。それにワクチンの前倒し接種。
しかしそのワクチン頼みも、現場に混乱をきたすようにころころと政策が変わります。市はどんどん接種時期を前倒ししてくるのですが、接種券の送付はなかなか進んでいない。接種券がないと受けられないという姿勢は基本的に崩していません。現場としては再診で来る患者さんを次々に接種予定を組んでいるのですが、もし接種予定日に打つ人に接種券が送られてきていないとどうしたらいいのか?接種実績を報告しなければいけないのがガンです。そんなことがなければ現場の判断で接種を進められるのですが・・・。ええい、もうそんなものに振り回されたくない!!

しかしこれだけ多くの感染者が出て、これまでのように隔離期間を長いままにしていると、仕事が回らなくなりますよねえ。今日濃厚接触者の隔離期間を14日から10日に短縮しました。
しかしヨーロッパでは感染者の隔離期間を1週間から5日に大幅に短縮しています。濃厚接触者なんて隔離されていないんじゃないでしょうか?
過去にインフルではどうでしたか?学級閉鎖とかありましたが学校で10人20人程度発症したから学校閉鎖はしたことないですよね。やりすぎでしょう。

2020年だったと思いますが、コロナ患者が出ると、保健所は丁寧にその濃厚接触者の追跡をしていたのですが、相手が電話に出なかったりしてあまりにもその追跡作業が大変で、さらにどんどん患者が増えると完全にパンクしてしまって、結局濃厚接触者を認定することもやめました。

おそらく1か月以内には日本でも10万人レベルの感染者が出るでしょう。そうなったら濃厚接触者の隔離機関10日なんて絶対にできっこないです。おそらく近い将来1週間、とか5日に短縮されるでしょう。そもそも濃厚接触者なんてどうでもよくなるかもしれません。

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次々とコロナの変異株が出てきて、現在オミクロン株がほとんどを占めています。コロナウイルスはデルタ株が強毒株で、次々に人を殺しましたが、オミクロンになってからその毒性は急激に落ちて、ほとんどが無症状か軽い症状にとどまっています。

沖縄に寄生していた人からの情報だと、「一人陽性者出たらその一家6人がみんな陽性だったけど、みんな軽くてインフルエンザより全然楽」だったそうです。

西洋では一日に10万20万人と感染者が出ているのに、日本のような自宅待機や行動の制限はしていません。

コロナは急激に普通の風邪になりつつあると考えていいと思います。ただし感染力は強いです。インフルエンザの方がずっと怖い存在になっています。この状況でいまだに日本は陽性者の2週間自宅待機をさせています。これでは経済に与える影響が甚大です。行動制限も強すぎです。株がいくら変異して弱毒化しても、マスク消毒手洗い換気ソーシャルディスタンスと、日常生活での制限が緩むことはありません。せめてインフルエンザ対策程度に緩めるべきでしょう。

実に日本のやり方は頑固硬直的。それを美徳とする気質に嫌気がさします。あまり強毒すぎると自分らも損するから、人を死にまで追い詰めないけれど自分たちは数を増やせるように変異しようという、変わり身の早いクレバーなコロナの方がよほど上じゃないかとおもっちゃいます。

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「口内炎が頻繁にできるので薬ください」
と患者さんが普段の診断のついでに言ってきました。ちょうどいい機会ですから、ヴィネがこれまで口内炎にどのようにかかわって来たのか、お話ししましょう。

最初に口内炎に関心を持ったのは、甲田医院に少食療法で入院していた時です。よく噛むような食事をしていた時に口の粘膜を噛んでしまったのです。
「やば、こりゃ口内炎になっちゃうなあ」
口腔粘膜を噛んでしまうと、ふつうは2,3日以内に100%口内炎になります。 ところがあら不思議、この時はそうならなかったのです。そして「これはもしかして少食療法が関与しているのではないかな?」と思ったのです。

少食療法をやめて普通食にしたときに、自然と口内炎になったことがあります。口内炎は通常2,3日は痛みがなく、粘膜が局所的にはれている時期があります。(この時期に気づかない人少なくないのですが・・・)その時に食事を3割減らしてみました。すると、その後痛みのある潰瘍を形成しることなく自然と治ってしまったのです。

以上のことからヴィネは考えました。
口内炎は食べ過ぎで発症するのではないか?そして口内炎ができて痛いということは、「食べる量を減らせ」という体の訴えなのではないか?昔ならそれはできただろう。なぜなら昔は今のように柔らかい食品は皆無だし、飲むだけで栄養が取れるようなものもほとんどなかったはずです。が、現代人は柔らかい食品や飲み物に囲まれているので、そのまま食べ続けることをしてしまうのです。だから口内炎は治らないのではないか。その後何度も口内炎を起こしかけてもやはり食事を減らせば自然に治っていったため、確信に至りました。

理屈はわかったが、口内炎で痛んでいるの患者さんにとって、そんなことを言われても、今回の口内炎をどうかしてほしいと思っているので通じません。しかも現代人に3割食事を減らせといっても無理な話です。

そこでヴィネは次善の対策を用意しています。

口内炎はでき始めは腫れているだけで痛くない時期があるのですが、その時期に口内炎の薬を貼ったりつけたりするのです。すると1,2回の治療で見事に治ってしまうのです。問題はその痛くない時期に気づくことができるかどうかです。今日の患者さんも「へえ、そんな時期あったっけ?」と言ってましたので、感じない人もいるのでしょう。

口内炎の治療にビタミン剤が出されることがありますが、絶対に効果ありません。だってヴィタミン不足になる現代人どれくらいいると思いますか?皆無ですよ。それより食いすぎ、特にお菓子系の食いすぎは口内炎を引き起こします。

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て DIP:食事誘発性体温反応

食事をすると体温が上がるのは体験的に知られていることです。もちろんアイスやかき氷を食べたときは違うけどね。

ふつうは食事のカロリーの10%が熱になるといわれていますが、タンパク質は30%が熱になります。手術中に低体温になった時に、点滴にアミノ酸(タンパク質の構成成分)を入れると体温が上がりますので、体動かさなくてもタンパク質たくさんとると体温が上がるんですね。

そこで思い出すのは、ヴィネがイギリスにいたときのことです。雪が降る中をジョグしていると、向こうからランナーが走ってきました。なんとその彼は短パンにTシャツだったのです。すれ違う時に「ハ~イ」と元気に挨拶していきました。こっちは完全に防寒対策とっていたのでちょっと恥ずかしかったです。当時は「イギリス人元気だなあ」という印象しかなかったんですが、彼らが食べる肉の量は半端じゃないので、それが理由だったんだと思います。

さて話は戻りますが、さらに食事で熱を出しやす補助するものはネギ、玉ねぎ、にんじん、大根、抗がらし、こしょうなどです。この季節に合った食品ですね。

食事の構成としては、朝昼にたんぱく質取るより、夜に取ったほうが寝ている間に筋肉になりやすいとのことです。ヴィネは運動しないでプロテインとっても筋肉にはならないだろうと思ったのですが、実際は運動しなくても筋肉になるとの研究データがだされています。高齢になるとタンパク質より糖質に大きく傾きますので、さらに筋肉は落ちて冷え性になるのです。

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先日アンディと散歩して公園に行きました。滑り台で3歳くらいの男の子が遊んでいました。そばには母親とみられる女性がいました。
男の子が滑り台と滑ると、女性は手に持った小さな布か紙で手すりと滑り台の斜面を拭いていました。その直後女性はその場を離れました。再び戻ったときにはさらに大きな布か紙を手にして、やはり手すりと滑り台の斜面を拭き始めました。
男の子は体が小さいので、滑り台の階段を上るときに階段に手をついたりします。そして滑り台が飽きたのか、その周囲のロープを触ったりあちこち手を触れたりします。そのうちに走り出して石段に手をついてその上に立ちました。
諦めたのか、それとも自分の義務の範囲はここまでと決めているのか、母親は滑り台以外の男の子が触れたものまでは拭こうとしていません。

その光景を見ていて、ヴィネはいまだにダイアモンドプリンセス後の「ウイルスは〇〇の表面で〇時間生息している」という重箱の隅情報が拡散し、にわか専門家が消毒を感染防御の重要な手段と強調した、あの情報が国民を憑依したままなのだなあと感じました。

最近でも絶対ウイルスなんかいないと思われる椅子の座面を拭いている行為を見るたびに、「そこまでやるなら同じ頻度で壁も床も、そこにあるありとあらゆるものを拭かなきゃいけないだろう」と思うのですが、おそらくそれをやっている人は義務(もしくは何かに憑りつかれて)でやっているだけで、ウイルスがそこにいる確率なんて全く考えていないんでしょうねえ。
アルコールをしみこませた布で拭いて、消毒した気になっている人も多いようですが、そのしみこませたアルコールの効果がどれだけあるのかなんて全く考えていないでしょう。一度布に吹きかけたアルコールであっちもこっちも拭いても消毒効果が残っていると思っているのでしょうか。単なる水拭きと同じで、アルコールの無駄使いでしかありません。

ああ、日本人ってホント金太郎飴になりやすい民族ですねえ。

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ヴィネが転倒して鎖骨骨折した時に、「もう年なんだから、あんまり無理するなよ」と何人かに言われました。また、外来で患者さんが自分のことを「もう年だからなあ」というのを聞くことも多いです。

先日スイミングに情熱ををそぐ70歳近い女性と診察の時に話をしました。この方とは外来でトレーニングの話とか、食事の話とか雑談をよくします。その時に、この「年なんだから」について「こういう人の心理ってどうなんでしょうかねえ」と疑問を投げかけました。

「それはいいわけでしょう」とその方は即答。ヴィネも納得。
「じゃあ自分にじゃなく他人にそういうときの心理って何でしょうか?」立て続けに質問してみました。

その方もヴィネも自信をもって答えられませんでした。

ケガをしたり、どこか整形外科的な痛みを訴えて病院を受診すると、ほぼ確実に医者は単に休養だけを命じます。でももしそれがトップ選手だったり、プロだったりすると単に休養だけを命じたりすることはマズいと思うでしょう。もっともそういうアスリートは専門医に行くでしょうけどね。けがをした原因が何なのか、そしてそれを再び起こさないようにするにはどうしたらいいのか、ということまで対策を講じるはずです。
中高生がけがをしたときはそんな専門医を受診することができないから、近くの整形外科に行くでしょう。そして休養を命じられるはずです。ということは普通の医者は我々一般人のケガにはそんな関心はなく、『やすんでりゃそのうち治るよ』という心なんではないでしょうか。

そんなことから演繹して考えると「年なんだから」とケガした人に言うその心理は、けがをした人へのとりあえずのあいさつみたいなもので、「私はあなたのケガに対して配慮しているよ」的な社交辞令ではないでしょうか?これは目の前でつまずいたりした人に「大丈夫?」と声かけるだけで、手を差し伸べたりはしない人と同じなのかもしれません。

かといって「年なんだから」という人を非難しているわけではありません。整形外科医が「休みなさい」というだけなのをも非難したりしません。整形外科医はすべての関節や骨の専門家ではないからです。もちろん膝の専門医がスポーツで膝のケガをした人に休養だけを命じるのは手抜きだと思います。一般の医師は中年以降のスポーツでケガした人へのアドバイスを持っていないから仕方ないのです。

ちなみにヴィネは決して自分にも他人にも「年なんだから」とはいいません。
「年なんだから」と自分に対して言うことはいいわけであり、努力をしない楽なお花畑に寝転がることへいざなってしまうからです。もちろん若い時よりパフォーマンスは落としますが、それでも工夫をしながら努力を続けることは必ず将来にメリットをもたらしてくれるはずです。
また他人に「年なんだから」ということは、その人がその言葉を素直に受け入れる人ならいいですが、そうでなかったら失礼に当たります。またそれを言うということはヴィネがそのケガを回避するための手法を知らない無知な医者ということになるからです。

ヴィネならけがをした原因は何だったのか、また今後同じことをしないためにはどうしたらいいのかということを話すでしょう。ただし、そんなことを聞きたくない人もいるでしょうから、そういう人には「それは大変でいたねえ」的なことを言うだけにします。

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昔ファイルした医療関係の新聞記事を見て、ある感慨に浸りました。

平成12年の記事には
癌研附属病院で手術不能のがん患者に別の治療の選択肢を与えずに強い抗がん剤の治療を行った。しかしこの医師の頭の中には抗がん剤が効いても5,6か月の命だという認識があったが、そのことは患者側に伝えていなかった。そして主治医の指示ミスで定量の3倍の薬の投与をして副作用で死に至った

ある専門家の意見として次のようなコメントがありました。
残された時間が限られているがん患者の場合、抗がん剤を使う場合と使わない時のメリットデメリットについてきちっと説明すべきだ。それはもはやマニュアル化されてもいいくらいに当然のことだ。患者に説明しないことは患者の選択肢を奪うことになり、がん治療の倫理的な面から言って大きな問題だ。

インフォームドコンセントという言葉を初めて耳にしたのは1986年のことでした。それから14年もたったのに、日本のがん治療のトップ機関でまだこのような考えだったとはヴィネは当時でも驚きました。ヴィネ
は身内が医療機関受診した際に、説明不足と感じる経験をしたことはありません。最近はがんでも隠すことなく患者に告知しているようです。そしてオペの時もそのネガティブな面も説明しています。その点ではこの20年改善したなあと思います。

しかしがんが再発して抗がん剤治療に移行した時は、この20年ほとんど変わっていないというのが実感です。患者はボロボロになるまで抗がん剤治療を受けて、その後「あとは在宅で」と手放されることが多いというのが、在宅医療にかかわって感じたことです。これが変わるにはあと20年の時間が必要なのでしょうか・・・。

 

 

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