基本的に外ではマスク外してよい。
室内でも講義を聴くだけの場合は着用を義務付けない。等々
新たな着用基準は、コロナ感染経路を考えれば当然で、やっとですがヴィネとしては受け入れられるものでした。さて一般の人にとってはどうなのでしょうか?
ラジオでコメンテーターやゲストらが話している内容を引き合いに出して考えてみます。話題ははじめはロシアのウクライナ侵略で、その後新マスク基準です。
「どうしてロシアの人たちは国営放送の内容しか信じないんだろうか?海外に住んでいる友人や親族から、ウクライナの一般人が大量に犠牲になっているというのに、軍事施設だけ狙って攻撃しているなどというロシアのプロパガンダをよく信じられるものだ。」など、ラジオ出演者全員が「日本人から見ればロシア人の頭の中は全く理解できない」といった反応でした。
ここで話変わってキャスターが「新たなマスク着用基準が出されたことに、皆さんどうですか?」とゲストに質問してみると、「いやーまだ安心できないなあ」「急に言われても、だいぶ慣れちゃったし」「すぐにっていうのはなあ、(子供たちの着用に関して)半分くらいが外したら自分の子供にも外していいって言おうかなあ」
ロシアの侵略に関しては、「国営放送に惑わされず、正確な情報で自らの頭で正義を判断する」という内容の立派な発言しておきながら、マスク新基準については「周りの様子を伺いながら判断する」という。なんて典型的な日本人の思考回路でしょうか?
「わきまえていらっしゃる」発言でオリンピック組織委員の会長を下ろされたMの記憶はまだ新しいです。この問題では、自分の意見を言わず、周りの雰囲気に合わせて行動することを強要することに、社会は反発したわけですが、ところがどっこいみんな周囲の目を気にしてばっかじゃないですか。
第2次世界大戦の時も、日本人のほとんどは戦況が悪くなっても大本営の嘘の発表を信じ続けたわけですよ。「当時はSNSなんかがなくて他から情報が入らなかったからだ」なんて言い訳はダメですよ。今いくらでも海外の情報は入ってきて、外では(一部の国では室内でも)マスクをしてない国は多いことは誰でも知っています。なのに、新基準が出ても日本人は周囲の目を気にしているわけですよ。