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ブログ 一覧 (カテゴリ:医療)

今までの ブログ の一覧です。

2018年07月20日(金)
2018年07月09日(月)
2018年06月24日(日)
2018年05月19日(土)
2018年05月14日(月)

今年の夏はなんて暑さでしょう。軒並み35度とか38度とか、10年前にはたまにしか出ない記録が連日日本各地で記録されています。市原でさえ34度も記録していますが、今までは年に一度あったかどうか位ですよ。

やっぱこんな暑さの時は自らすすんでクールビズの手本を示さなきゃと思い、今日から短パン診療始めました。とはいってもそれを売りにしてるわけじゃないので「冷やし中華始めました」ごとく、入り口に表示していませんけどね。おおっと勘違いしちゃ困ります。ランパン診療じゃありませんよ!

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医療の分野でもAIが進出して医者の役割が減ると言われています。

容易に想像できるのは診断分野です。CTやMRIの診断で専門医でなくても正確な診断ができるようになり、また見逃すことも激減すると思われます。又治療分野においても最も適切な治療法をはじめから選択できるようになるでしょう。そのため無駄な処方もなくなり、医療費削減も可能になるでしょう。もちろん医者の役目が少なくなるわけですから、医者あぶれの時代が来るでしょう。

しかしそんなAI時代が来ても、AIにとって代わることができない分野があります。
それは在宅医療でしょう。

AIは膨大な過去の経験から学んで最も正しい結論を導き出すことができるのでしょうが、在宅医療の現場では一例一例違っていてマニュアル化できないのです。人の心が大きく影響して、しかもその心が症状の変遷に連れて、また医学とは関係のない遠くの親戚や友人知人の情報など周囲の状況に連れて揺れ動くのです。患者さんは昨日決めたことと全く違ったことを言い出すこともしばしばあります。専門分野での多くの治療経験が全く機能しないこともあります。一般病院で優秀な医者や開業で多くの患者さんを診ている医者がてきぱきとこなせない患者さんがたくさんいます。

そんなわけで在宅医療はAIが踏み込めない領域なのではないかと思うんですが、現実はそんなに人間味のある暖かい医療でもなないのです。人の意見を聞かずに、患者側の立場が弱いことをいいことに押し付け医療となっている現場も実際あります。
よく在宅医の本の帯に「年間〇百人の看取り実績」とか「見取り数〇千件」とか、数字で自分の価値や実績を自慢している人がいますが、この人たちって看取った数がどうしてそんなに自慢なの?と思ってしまいます。

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医療の進歩は目覚ましいものがあります。

iPS細胞はもちろんですが、免疫チェックポイント阻害剤で進行がんに驚くべき治療効果が得られたり、ダビンチ手術でより細かい手術が可能になったり、挙げればきりがないです。
しかし一方では横浜市立大学病院でまたもやがんの見逃しで会見が開かれたりと、非常にレベルの低いところでの医療ミスが目立ちます。しかしこういったミスはいずれAIによって解決されることになるでしょう。
つまりCT,MRIをとってその読影はAIに任せるわけです。ミスは大幅に減らすことができるでしょう。もしかしたら診断分野では医者が食っていけなくなるかもしれません。

がん検診も将来的にはなくなるかもしれません。血液たったの1滴で多くの癌が高精度で診断できる技術がすでに開発されているからです。しかしこんなことになったらがん検診で儲けている医師側から猛反発が来るでしょうねえ。そんな抵抗勢力も患者側が血液検査のほうに流れていけばわがまま言っていられなくなります。早くそんな時代が来るといいですねえ。がん検診ってはっきり言ってすごく効率の悪い作業(逆に言えば医者だけが得する仕事)ですから。

一方絶対に将来的にもAIに任せられない分野があります。在宅医療です。

とてもローテクで新しい技術が入る余地が狭く、AIの入れる余地は皆無です。ここでこそ人間力が発揮される分野。人と人の深い関係が必要となります。言ってみれば文化人類学的な素養が必要になってきます。
世界に先駆けて超高齢化社会の日本は見方を変えるとどんどん人が死ぬ社会となってきます。しかしそこに商機を見出し「儲かるから」という不届きな思いで在宅医療に参入する医師もいるはず。年間の見取り患者数を自慢げに話す医師や著書のサブタイトルに「年間見取り数〇〇〇人」と数だけを強調していることにも大変違和感を覚えます。

人生の最後の医療ってこんなんでいいんですかねえ。地獄の沙汰も金次第と言いますが、そりゃ違うでしょう!死ぬ時ぐらいカネのこと考えないで送り出してあげたいものです。

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千葉大が5年間で9件の癌を見逃しをして、うち2人が死亡していたとの報道がありました。
CT所見を受け持ち医が自分の専門分野じゃないので見ていなかった、というのですが、例えば膵臓癌かもしれないと思って受け持ち医が腹部CT検査を依頼したとしましょう。そしてその報告書に専門医(多くの場合放射線科医)が膵臓の項目には「所見なし」と書き、婦人科の項目に「卵巣がんの疑いあり」と書いてあったのを、受け持ち医は自分の専門分野の膵臓の部分だけ読んで、婦人科の項目は読まなかったといったようなことが起こっていたということでしょう。

驚くことなかれこのようなことは全国各地で頻発しているはずです。ヴィネも開業して20年近くになりますが、過去に2回同様の被害になりかけたことがありますから。

ヴィネの場合はもっとひどく、専門医である放射線科の医師が見逃したのです。しかもヴィネは「エコーで後腹膜に腫瘍が確認されますので、CT(MR)でご確認お願いします」という紹介状をつけていたのにですよ、肝臓とか腎臓とか細かい所見書いていているけどヴィネの指摘したことには何のコメントもないのです。
1回は画像をもって放射線科まで行って「これ腫瘍じゃありませんか?」と聞きました。もちろん相手は見逃しを認めました。2例目は「またかよ」と思い初めから別の病院に紹介しました。
千葉大で5年で9件は少ないほうかも。本当ははその何倍もあったりして・・・。

見逃しとは違いますが、こんな例もあります。
深夜に腹痛になったので救急病院受診した所、MRI撮られて異常なしといわれて胃薬の処方を受けた人です。翌日当院受診して発症経過からアニサキス(胃の寄生虫)が強く疑われ、すぐに内視鏡を行いアニサキスを除去しました。
またこんな例も。腹痛で救急病院受診しCT撮られて異常なし。胃薬処方されて帰宅するも症状が一向に改善せず当院受診。おなかを触っただけで胆嚢炎を疑いました。エコーをやって間違いないなと判断して別の病院に送って緊急手術を受けたという症例です。

いずれも共通するのは高額な検査機器を持っているところは、これらの検査を好んでするけど(これらの検査はドル箱だからね)、医者は面倒がって詳しい問診や検査の前の患者の診察を端折っているのです。問診や診察に時間をかけても上乗せ料金が発生するわけではないので、そんなことどーでもいいのです。

市場原理で言えば淘汰されるはずのこういった病院ですが、おっとどっこい生き残っているのです。安倍政権と同じで、日本人冷めやすいからいくら疑惑があったってほとぼりさめりゃ元に戻るんです。
文句は言えないんですよ。日本人はみんなそれを良しとして生きてきたから。

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膝の痛みが続き、ブルーな日々を送っているヴィネですが、唯一嬉しいことがありました。

久しぶりに血液検査した所、なんとγGTPまで正常になっています。もちろんAST(GOT)、ALT(GPT)もパーペキ(パーフェクトと完璧の合成語で、これ以上非の打ち所がない完全な状態をいう「なんちゃって広辞苑」)な正常値!

今までγはなかなか正常値にならなかったんで、やはりアルコール性かなと思っていたんですが、今のアルコール摂取量は、純アルコール換算100g飲むのが月に1回。時に2回。全く飲まない日は週2,3日。普通は飲んでも20gか30g程度のアルコール。こんなもんでγ上がるかなと疑問でしたが、そこまで肝臓弱くはなかったようです。

ということは、ヴィネを長年悩ましていた肝機能障害は、やはりすべてランニングによる虚血性肝炎ということになる。ということで今後同じようなアスリートには自信をもって答えることができます。

しかし今の問題は膝!ヴィネの身体に重くのしかかっています。

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膝の痛みが典型的ではない。

全く痛くないこともあれば、突如強烈な痛みに襲われ、足をひきづる羽目になる。その誘因がほんのわずかなことなので、「鵞足滑液包炎」と自己診断した後も、「やっぱ変だなあ」と疑っていました。しかしだからと言って偽痛と診断するにはあまりにも非典型的です。膝は腫れていないし熱も持っていない。

そしてレントゲンとってみました。
うーん、石灰化が増えている(T_T)・・・・。

痛みは5日に走っていて突然見舞われたことを考えると、完成内の石灰化が内部でわずかに動いて刺激したのかもしれません。これが固まれば痛みは消えるのかも。

しかし考えようによってはこれから同様のことがいつ起きるかわからないってことで、もしレースの時に起きたらたまったもんじゃないなあ。何か根本的な対策をとりたいもんですが・・・・。

 

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