1月29日の若潮マラソンで撃沈されました。
どの程度のスピードで行くか、いろいろ考えたんですが、キロ4分45秒は多分大丈夫だろう。そしておそらくら大会だからそれより速く走り始めるだろう。しかしキロ4分30秒でずっと最後まで行けるかどうかはいまいち自信がない。特に30キロ過ぎの登りでそのツケが来るだろう。だったらその中間の3時間15分を目標に行こう。ちょうど3時間15分のペースランナーがいるので、そのそばで待機しました。
スタートすると、周囲の勢いでキロ4分30秒になりました。しかし、ペースランナーは何キロ行っても4分30秒を少し切るペースで走っています。勘違いしているんじゃないでしょうか?
そしてGPSウォッチとキロ表示の差も少し気になるところです。すでに1キロから少しずつキロ表示がGPSより長くなって、次第にその差が広がっています。
このままでいくかどうか迷いましたが、なんとなくいけそうなので、緩やかな登りもありますが、平均してずっとキロ4分30秒で行きました。ただ少し右ハムに違和感がるのが気になります。それが・・・・
ドドーン
と来たのが17キロ。いきなりです。左のハムに激痛が走りました。思わず立ち止まってストレッチするほどです。
「あーこれで、若潮はもうだめだ」
そう思わせる出来事でした。ペースはキロ5分に落ちました。ハーフを過ぎたころから考えました。
「だめだと思う気持ちが今のペースを自分の中に植え付けているんじゃないか?この程度の痛みならもう少しペース上げられるんじゃないかなあ」
そんなふうに思うと少しペースが上がってきました。22キロ以降はいやらしいわずかな登りのあるコースですが、5分を少し切っていけました。ところがその後、26キロあたりです。
ズッキーン
と、今度は右ハムに激痛が走りました。もうだめです。全然ストライドが伸びません。おそらくは他から見ればとぼとぼ歩きに等しい走りになっているでしょう。キロ6分から6分30秒にまで落ち込みました。次々に抜かれます。周囲はキロ5分で走っているのでしょう。3時間半のペースメーカーにも抜かれました。
その後のつらい走りはただただ耐えるしかありません。将来のことを考えればリタイアしてこれ以上の傷口を広げないほうがいいのですが、リタイアしても収容車はなかなか来ないから低体温症になることは明らかです。
考えてみると右のハムの痛みが強いせいか、左のハムは全然痛くありません。だったら左右均等に走るのではなく。左右を8:2くらいの負荷負担にして走ったらどうだろうか?つまり痛いほうの右はほとんどけらない。ただ着地するだけとして、左だけでけることにしよう。それが奏功したのかどうかわかりませんが㌔5分30秒までペースを上げることができました。
結局3時間40分56秒と、自己最悪の記録となってしまいました。これからどのようにして這い上がれるのか、もう闇の中です。