昼食時に漢方の雑誌を読んでいました。「爪甲剥離に四物湯が奏功した一例」という記事でした。爪甲剥離とは爪の上の部分がはがれてくる現象で、見た目が非常に悪くなるだけではなく、その爪が弱くなるので爪を立てて何かをすることができなくなります。その症例はかなり重症で詰めの半分以上が剥離して(実際にははがれていませんが、爪の真ん中に隙間が入ったような状態です)爪の透明感が完全に失われています。それが8か月ですっかり良くなったという報告でした。
ヴィネはこの記事を読んでいて「あれ、そういえば」とあることに気づきました。いつの頃からでしょうか、10年まではいっていないと思いますが、ヴィネも手の爪が薄くはがれる現象が続いていました。ヴィネのは軽症で先端から1,2ミリ程度まででとどまっていましたが、はっきり言って不快です。
爪に関する本には大したことが載っていません。乾燥が原因だから保湿剤を爪にも塗れとか、マネキュアを塗れとか。実際実践してもすぐに忘れてやめてしまいました。実際乾燥が原因とは思えません。だってヴィネはろくに手を洗わないし、手自体は乾燥していないのにどうして爪が乾燥するんだよということになります。
結局ほとんど何もしないまま数年の月日が経ちました。そしてこの雑誌の記事を読んで、自分の爪を見ると
治ってる!!!
全く気に留めませんでしたが、完全に治っているじゃありませんか?
どうして?そこですよね!おそらく1年前ははがれていたはず。じゃあ半年前は??どうもそのころから自然に治ってきたんじゃないかなあ。いったい何が奏功したのか?生活の中で何か以前と変わったことはないだろうか・・・・・・、食事運動睡眠、何も変わっていません。しかしあることに気づきいました。
運動後のプロテインです。
これは確かに半年くらい前からの習慣です。ハードな練習をするとだるくなる症状の改善のために、またハードな練習を積んで肝機能悪化するのを防ぐために、ザバスの軍門に下ったわけですが。確かに練習を積んでもだるくなくなり、肝機能悪化もなくなりました。しかし爪までよくなるとは、にわかには信じられません。だって血液検査ではたんぱく質は十分にあるんですよ。しかし肝臓は爪の成長と関係があると漢方では考えられているので、全く無関係とはいえないですね。
いや~、体の神秘というか、まだまだ医学は奥が深いなあと思いました。でも最先端医療が進んでも爪甲剥離の根本的原因は永遠に研究対象にならないでしょうな。
もしかすると今爪甲剥離に関しては、ヴィネが一番の権威なのかもしれません。