緊急事態宣言が出されたとき、「マスクしないで歩いてるやつがいる」とか、「公園で遊んでいる親子がいる」などと通報する人がいたとのことです。こういう人たちを自粛警察と呼んでいました。自分は社会貢献している正義の味方のような気分に浸っていたのでしょう。まるで第2次世界大戦の時の特高と同じで、不快な思いをした記憶があります。
しかし自粛疲れなのか、最近はむしろ外出したがりの虫がうずうずして、GW期間中はどこの観光地も人出はコロナ前に戻って来たようです。
と思っていたら、まだ自粛警察が潜んでいました。家庭内に!
ある患者さんが言っていました。
「どこにも遠出できなくてストレスが溜まっています。夫が『電車に乗るな。俺がコロナに感染したらお前のせいだからな』っていうんです」
男は相手が自分の配下にあると思うと、暴君のふるまいをしますよね。人の自由を拘束してそれが正義だと思うのはまさにミニプーチンです。ミニプーチンは珍しくないです。そこら中にいます。みんなプーチンの要素を多かれ少なかれ持っているのですが気づかないだけです。