この言葉が患者さん(の家族)に投げかけられたとはとても信じがたいです。
父親の病気のことでつらい目にあったという方が、重い口を開いてそのいきさつを話してくれました。父親の病名は正確にはわかりませんが、胆のうから膵臓にかけての疾患のようです。その治療にあたって手術を勧められた時に、「どうしてその手術をするのか」と質問した際に、担当医から言われた言葉がタイトルの言葉だったのです。
「そんなことを医者が言うのか?」とあまりにも信じられなくてヴィネは聞き返しましたが聞き間違えではありませんでした。
結局患者さんは手術は受けずに亡くなられましたが、死因が胆のうから膵臓にかけての疾患かどうかは不明です。
この言葉は患者にとって医者から突き放されたような言葉になってしまいました。しかし医者にとっても、「患者に逃げられた」ことになってしまいました。つまりこの言葉はすべてをぶち壊す言葉であったことを、この医者は理解していません。