1980年代は日本の名ランナーを多く輩出した時代です。その中でも中山は瀬古に強烈なライバル意識を持ち、2年連続オリンピック4位でゴールした、世界的に有名なランナーでした。
福岡国際マラソンが今年で最後になるのに際して、新聞のインタビューに掲載されました。彼によると最近の日本人ランナーにはプロ意識がなさすぎるというのです。日本記録は上がったが、競技力が弱いと指摘。さらには市民マラソンに対しては「7時間もかけて走るのがマラソンなのかな?」と気に入らない様子。「マラソンは人生なんだから98%の完走率とか楽すぎるでしょう」と手厳しい。
怪我で大会を欠場した瀬古に「這ってでも出てこい!」と言った、中山のストイックな思考がいまだに変わらないのに、ヴィネはニンマリ。確かに速足で歩いても7時間で35キロ行けますから、そこにちょっとジョグ加えただけでゴールできます。ましてや練習せずに大会出て何とかゴールすることが本来のマラソンの精神からは逸脱しているのではないかと、ヴィネも思います。
しかしマラソンに対してはいろんな考えがあってもいいと思います。国際大会と市民大会は別ですから、7時間でゴールして達成感感じる人がいてもいいでしょう。そのあと完走パーティーで酒飲んでもいいでしょう。そこにいろんな商売の人が絡んできてもいいでしょう。
でもヴィネは思います。
「参加賞って意味あんの?」
参加しただけでなんで賞????
しかも相も変わらずTシャツばかりで工夫なし。そのお金チャリティーに回したらどうでしょうか?障碍者スポーツとか、子供食堂とか、SDGsとか・・・