毎朝4,5キロ、アンディと走りに行きます。アンディは唯我独尊。己の心の赴くままに走ったり止まったり。こっちもアンディの走りに振り回されまいと、できるだけ歩かず走ろうとします。
車があまり通らないアスファルト道路だと、整備が行き届かず、多少穴があいていたりうねっていたりしても放置されます。
その時です!アッと思ったときにはすでに時遅し。
急にアスファルトの地面が目の前に迫って来た!両手をつき、右肩を強打し、さらに右側頭部まで思いっきりぶつけてしまいました。
かなり激しい衝撃です。これまでランニング中に何度も転んだことはありますが、ここまで頭を強打したことはありません。肩の痛みも尋常じゃありません。それほどスピードも出てなかったし、躓いてから転ぶまでの一瞬の間に「この程度なら(これまでの経験上)大丈夫だ」と判断する余裕さえありました。しかしすぐには立てず、車が来ないことを確認しつつ、数秒ですが路上に横たわったままです。そして「そうだ、この緊急事態でアンディはどんな反応を示しているのか?」という思いが頭をよぎりました。
ア、アンディ・・・と、見回すと、
ななな、なんと!!!!!何事もなかったようにアサッテのほうを見てるじゃありませんか!!!!
ショッ~ク!!!
先日テレビでご主人が脳梗塞で倒れた時に、飼い犬の柴犬がそばによって一晩寄り添っていたという話を聞いて、犬の忠誠心に感動していたところだったのに、おお、なんという違い。万が一強盗が家に入ってきてヴィネが刺されて倒れても、アンディは食い物を与えてくれる強盗にしっぽ振るのではないかと、疑いを強くしました。
この野郎!今日のお前の朝飯は減らしてやるぞ!!と思いながら帰ったのですが、結局食事中にじっとしっぽ振ってこっちを見つめられるといつものように挙げてしまいました。