西洋人は日本の蚤の市で買ったアンティークを、日本人の発想ではなかなか浮かばない使い方をします。また町おこしをするときに学生にお願いすると、とてもいいアイデアでプラニングします。
このように既成概念にとらわれない人たちは、大きく化ける可能性を秘めています。
おそらくプロ野球も既成概念で縛られた社会でしょう。これまでの実績のある人間で、しかも周囲とうまく付き合える、言葉を変えると忖度する、いやわきまえることのできる人間が監督になる可能性が高い社会です。そこに新庄の登場です。
記者会見では襟の高さがが20センチもあろうかというド派手なスーツを着て登場です。就任依頼が来た時に
「俺でいいの?」
「いや、俺しかいないでしょう」
と思ったというから頼もしいじゃないですか。
「優勝なんかねらわない」という言葉も、ほかの監督だったら絶対に言いませんよね。何から何まで常識破りな新庄に心情的には傾倒します。
が、しかし歯のホワイトニングはやりすぎじゃないでしょうか。
ところで医学会も新庄のような常識破りの人間が出てきて、大ナタを振ってほしいですねえ。あまりにも医療はマニュアルに従いすぎて(そのマニュアルも「白い巨塔」というんでしょうか)つまらない。ヴィネは自分を常識破りの医者の方だと思うんですが、立場としてしがない地方の一開業医ですからねえ。影響力なさすぎ。