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ワクチン効果は打ち方にも左右されるのでは? - 医療

コロナワクチンが手元に届いたときに、ヴィネは「この注射器ではまともに筋注できていない人が結構いるんじゃないのか?」と疑問に思いました。

ファイザー製のワクチンは筋肉注射をしなければいけません。インフルの場合は皮下注でよかったのですが、コロナワクチンはさらに深く打たなければならないのです。しかし同時にセットで届く注射筒についている針の長さは25ミリです。つまり皮下脂肪の厚い人の場合、筋肉まで届かない可能性があるのです。

実際ちょっと肥満の方の皮膚から筋肉までの距離を測ったら25ミリでした。ということはあまり肥満度を気にしないで打っていると何%かのひとは十分な抗体価が得られない皮下注射になってしまうのではないでしょうか。これまでにワクチンの効果について個人差が大きいとか言われていますが、

誰も針が筋肉に到達していない可能性については言及していません。

ヴィネのところでは皮下脂肪の厚い人に関しては打つ場所を工夫したり、さらに深く注射器を押して筋肉に届くようにしていますが、それでも「こりゃ絶対届いていないぞ」と思った患者さんは何人かいます。さらに集団接種会場ではそんな配慮なんかしていないでしょうねえ。

最近コロナが悪化する要因として肥満が大きく取り上げられています。肥満はコロナになってもリスク高いし、コロナ対策でも不利というわけですね。これで減量に目覚めてくれればいいんですがね。

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