マラソン王国ケニア。「その強さの秘密は腸にあり」か?
どうしてケニア人はマラソンに強いのか?キプチョゲが世界記録を達成したとき、ふつうのランナーがタイムを落とす、いわゆる30キロの壁、それをものともせず、むしろペースが上がったという。
一般ランナーは30キロ地点でエネルギー源である糖質を使い果たすのですが、キプチョゲは30キロ以降にとったスペシャルドリンクが効率よく吸収されてタイムを落とすことがなかったというのです。
ケニアランナーは朝昼晩と糖質をたっぷりとります。そして彼らの腸の絨毛には糖質トランスポーターというのが発達していて、効率よく糖質を取り込むことができるというのです。
また最近特殊なスペシャルドリンクが開発されて、それを飲んで、キプチョゲは非公式ながら2時間切りの世界記録を達成したのです。これは飲み込むと胃酸でゲル化して、そのことでスムーズに腸に運ばれて腸でゲルが解けてトランスポーターから吸収されるというのです。
ところで、この話を聞いた市民ランナーの方、すぐに糖質をたっぷりとる生活を始めるのは禁ですよ。彼らのものすごい練習量を無視して糖質取ってもただ太るだけです。