専門家会議が分科会に、名前の上では格下げされた感がありました。以前専門家が「マスクを触るときには、外側にウイルスがついている可能性があるので、内側を触ること」と発表した直後、テレビで尾身氏(当時副会長)は、マスクの外側を触ってしきりにマスクの位置を直していたことに、ヴィネは食らいつきました。
その後も彼の言葉を関心を持って聞いていました。つまり政権に忖度していないかと思いながら。
ガースーはオリパラ開催の判断を6月に入ったらするといっていたのに、何も言いません。記者会見でも記者の質問には真っ向から答えずに、一度話したことをまただらだらと説明するだけです。はぐらかそうという気さえなく、ただぼーっと原稿を読むだけです。聞いていて腹が立ちます。記者も毎回こんなんじゃイラっとしているだろうなあと思います。それを補うような形で尾身会長が説明に立ったので、少しは怒りの拳を下下てやろうかなという気になります。
そして先日、尾身会長の国会での答弁には留飲を下げました。「(五輪を)今の状況でやるというのは普通はないわけですよね、このパンデミックで。そういう状況の中でやるということであれば、開催の規模ですよね、これをできるだけ小さくして管理の体制をできるだけ強化するというのは、私はオリンピックを主催する人の義務だと」 東京大会の開催によって国内の人出が増加する可能性に触れたうえで、「なぜこの状況で大会を開くのか明確な理由を国民に説明すべきだ」と釘を刺したのです。また、大会開催の可否について分科会としての意見を示さないのか問われると、「何らかの形で我々の考えを伝えるのはプロフェッショナルの責任」と話し、専門家による提言に前向きな考えを示したのです。
いや~、よく言ってくれました。忖度してないです。さすがに「おお、見事な 意見だ(OMI)」ですわ。政権側は「え!?」と思ったでしょうね。