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濃厚か希薄かはもう問題ではない - 医療

コロナの感染者が出ると、保健所が濃厚接触者かどうか分けて、濃厚接触者じゃなければPCR検査をしなくていいとなっています。一時不具合を起こしたCOCOAも、濃厚接触者を洗い出すアプリのはずです。

ヴィネはこの”濃厚接触者”という考えに以前から疑問を抱いていました。正確には「濃厚接触者じゃない」という判断が「感染している可能性はほぼない」という間違った情報を与えていることに違和感を感じていました。もっと踏み込んでいえば濃厚接触者でなくても、ある閉鎖空間に、感染者とある一定の時間一緒にいれば感染しうると考えられます。

木更津のあるお店で(飲食店ではない)感染者が出ました。保健所が入って濃厚接触者の洗い出しをしました。その結果、濃厚接触者ではないとされた人が、「それでも不安だから」と自費で検査を受けました。そしたら陽性と判明しました。そしてその家族を検査したら3人中一人(母親)が陽性と判明したのです。

母親は家庭内感染でしょうから、飛沫もしくは接触感染の可能性はあります。しかし自費で検査を受けた人はエアロゾル感染だったわけです。もしこの人が自費で検査を受けなかったら、もっと感染者が増えていたに違いありません。もう濃厚接触者とそうでない人の区別は意味がありません。一人でも陽性者が出たら、その職場で接触あった人は全員PCR検査を受けなければ、感染を制御することはできないのです。

国は時短要営業協力事業者に不公平な補助金を使うより、どんどんPCR検査を無料で受けられるようにお金を使うべきなのです。

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