このところずっと右足のかかとの痛みと、スピード上げた時の右膝裏の痛みに悩まされています。かかとはアキレス腱の付着部に相当すると思われます。右側はアキレス腱断裂した方ですし、また膝のオペも右側です。
膝裏は確か昨年も悩まされていましたが、昨年とは場所がずれているような気がします。しかしかかとの痛いところはすぐわかるのですが、膝裏の痛いところが同定できません。しかし昨年のことを調べてみたら、滑液包炎の治療をしていたことを思い出しました。「今年の痛みは昨年治療したところと違うから滑液包炎じゃないよなあ」と思いながらもエコーを膝に当ててみると、なんと昨年と同じように膝の内側面に何らかの液体のたまりがあります。しかしその部を押してもあまり痛みはありません。
不思議に思いながらも、「液体がたまっていることは普通じゃない。これを治療してみてよくなるかどうか見てみても悪くはないだろう」と思ってエコーを見ながら針を刺して貯留している液体を抜きました。とはいっても自分でやるのですから結構難しい。なかなか貯留している中心部に針を刺せません。それでも何とか粘っこい液体を0.3ml吸引できました。実際はその倍以上たまっているとは思われましたが、ひとまず貯留部位に針を刺すことができたことは確認できました。本当の治療はこれからです。この部位にステロイドを注入しました。そしてかかとにもわずかなステロイドを注入したのです。
実はアキレス腱にステロイドを注射すると断裂を起こすことがあるといわれています。ヴィネがアキレス腱断裂を起こした原因も、実はステロイドの注射だったのです。性懲りもなく今回も注射か?いえいえ今回は滑液包と、アキレス腱そのものじゃなくアキレス腱が骨に付着しているところで、しかもアキレス腱少し手前の皮下注にしました。量も分散しているので多分大丈夫じゃないかと思いました。
しかしおそらく整形外科の先生なら絶対にやらないと思います。整形外科の先生はステロイド注射については非常に慎重です。
ああそれなのに・・・、整形の先生ごめんなさい。
そしてその結果ですが、
非常によくなりました!!
今のところ膝裏は一度も痛くなっていませんし、かかとの痛みも80%以上治っています。
ところでなぜ右足ばかりがこんなにけがが多いのかですが、やはりアキレス腱断裂が大きなきっかけになったのだと思います。これにメスを加えて治すことにより下腿の筋肉や腱の構造が普通とは異なるものになってしまい、そのひずみで膝のオペをする羽目になった。そのオペの影響で膝裏に障害が出るようになったという流れです。
こんなことして本当にいいのかどうかわかりませんが、やはり気持ちよく走るのが生きがいですから。