教授ともなると、周囲はだれも間違いを指摘しなくなります。だから地位が上がれば上がるほど「自分は正しいことをしているのか?」「あの人間は何か言いたそうにしていたが、それは自分への忠告だったかもしれない。だったらそれは何だろう」と臆病になるべきです。しかし実際は偉くなると、「それは自分が立派な人間だから偉く慣れたのだ。だから自分のやって言うことは正しい。もし自分にたてつく人間がいたら、それはそいつが間違っている」と勘違いする人間がほとんどです。
つまり本当に有能で人間的にも優れている人は偉くなれません。馬鹿だけが偉くなれるのです。
この方は慶応大学医学部の教授です。慶応大学の医学部と言えば東大と並ぶ難関校です。私立の医学部ですから、おそらくお金持ちの家庭の頭の良い人だけが行けるのでしょう。5月20日のテレビで見た光景です。もう私が何を言わんとしているかわかりますよね。だからこれ以上のコメントは差し控えておきましょう。周囲の人だれも「先生それじゃだめですよ」って指摘しなかったんでしょうか?