厚労省の指針では人が手を触れるところは消毒しろと言ってます。トイレの設備、ドアノブ、スイッチ、テーブル・・・・、こんな面倒なこと厚労省の職員やいわゆる専門家もやってるんですかねえ。はなはだ疑問です。
またアメリカの研究機関が段ボールや、ステンレス、プラスチックの表面でどれだけコロナウイルスが生存して感染力を保っているのかを調べたら、段ボールでは最長24時間、ステンレスやプラスチック表面では2~3日というショッキングなデータでした。
おそらくこんなことが消毒の必要性の根拠になっているのでしょう。しかしテレビで見ている限り、何らかのスプレーをシュシュっとやって直後にタオルのようなもので拭いています。スプレーの内容が推奨されているものだとしても、直後に拭き取っていてはホコリをとるだけの意味しかありません。アルコール消毒においても濃度と消毒液に浸かっている時間の研究も多くはありません。
北里大学の研究では50%濃度のアルコールで1分間浸潤したらウイルスが不活化したとのこと。ほう、50%でいいのか。でも1分は長すぎて実生活では無理。もっと実生活に近い時間で研究してほしいです。
ところでなぜステンレスやプラスチック表面でウイルスは3~4日も生きていられるのでしょうか?皆さんは表面がつるつるしていることと関連があるんじゃないかって思ってませんか?ヴィネも最初はそう思っていました。しかしよく考えてみてください、人の感覚ではつるつるでも電子顕微鏡レベルでは非常に凸凹のはず。コロナは0.1㎛です。エアロゾルでも5㎛の小さなサイズです。彼らから見ればステンレスやプラスチック表面も、人から見たヒマラヤ山脈に相当する凸凹。ここにアルコールシュッと吹き付けてタオルで拭き取っても。谷間にウイルスを落とし込むかタオルに付着するかじゃないでしょうか?シュシュのわずかなアルコールはすぐに蒸発します。実験の時の条件とは全然違って、ほぼウイルスは生き残ります。
労多くして益少なし