これまでコロナのパンデミックに関する記事を大分書いてきましたが、多くの場合「マスクは予防効果がない」「手洗いの効果って本当にあるのか疑わしい」など、否定的なことばかりで、不安に駆られている庶民の感情を逆なでしたり、現場で一生懸命汗を流している医療従事者の努力を踏みにじるようなものだとの感情を抱いた人もいたのではないかと思っています。
しかし間違わないでほしいです。ヴィネは何も面白がったりからかったりしたいのではなく、本気でコロナウイルスに対する効果的な対策がないか模索しているのです。そしてできるだけ効率的に、現場が疲弊しないような、さらに「大丈夫なんだ」という自信につながる対策を考えての行動なのです。
ヴィネはスパルタスロンで3位になった1999年に、ニンニクはちみつの扁桃炎に対する、今までの人生で経験したことのない劇的な効果を実感して、風邪の予防治療に強い興味を抱いたのです。40年の医者人生の中で、これほど自分の生き方を変えるすごい発見をしたことはないと今でも思っています。この発見以来20年以上、いかにして風邪を未然に防ぐか、そしてどうしたら早期に治療できるのかを常に考えて医療に携わってきました。いわばヴィネの専門は、学位をとった「乳がんの超音波診断」ではなく、「風邪の予防と早期治療」です。
世界にどれだけの医者がいるかわかりませんが、風邪に治療にこれだけの情熱を注いでいる医者はまずいないでしょう。感染症専門医と言え、「風邪は放っておいても自然と治る病気で、免疫力が弱い人などはこじらせば肺炎や死に至ることもあるので、バカにはできないよ」程度で、あまり情熱を注いできていなかったと思います。ヴィネは他院で処方された風邪治療の薬を見て、多くの医師の関心もないんだなあといつも思います。ヴィネは今でも「風邪の治療は病気治療の基本」だと思っています。
ここにきて新型コロナウイルスのパンデミックに直面して、一部の医師は風邪に対する研究も正確な情報もなしで適当にやってきたなあと初めて気づいたのではないでしょうか?
これから書くことは非常に重要です!
今、世界中でコロナ患者の発生の勢いに、診断、治療のみならず、経済的なダメージに対する対策も一度に考えなきゃいけない、しかも収束が全然見えないなか、みんな冷静になって考えることができなくなっています。
そこでいくつかの項目に分けて問題点を整理してみましょう。難しくはないですのでお付き合い願います。
まずウイルスが侵入するルートですが、目と鼻と口です。そしてPCR検査は喉と鼻からやっていますね。どうしてでしょう?
最終的にはみんな肺炎になって亡くなります。その段階ではすでに手遅れのことも多いです。そして肺や気管支から検体をとることは非常に難しいので、喉と鼻からとるのす。そして喉からとったほうが確率が高いと言われています。それはどのルートから侵入しても必ず喉を通過するからです。ちなみにドライブスルーで鼻から検体とるのは、そのほうが手間がかからず簡単に取れるからでしょう。
コロナウイルスの厄介な点を以下にあげます。
- 潜伏期間が長く、どこで感染したのか追えないこと。
- 無症状の人もいれば急に悪くなってたちまち死に至る人もいる
- ウイルスのタイプが微妙に変化してるのではないかという疑い→ワクチンの効果が限定的になりそう
- 本体が目に見えずその振る舞いが想像しにくいので、マスク、ガウン、手指消毒など様々な対策をとらざるを得ない
症状も多岐にわたります。嗅覚障害、味覚障害。味覚障害は嗅覚が障害されたから生じているに過ぎないと思われます。さらに喉の症状。咳。だるさ。呼吸困難。下痢などの消化器症状。しかし今までの報告では目の症状は聞いていませんから、今のところ目は単なる通過点でしかないのでしょう。
医療現場で様々な予防策を講じても感染してしまうことが少なくありません。また日常生活で完全防備は困難です。防護用品欲しくても品切れです。日本は欧米に比べてまだまだ感染者や志望者が少ない状態で、すでに医療崩壊を危ぶむ声もあります。同じことしていて何とかなると自信を持って言える人がどれだけいるでしょうか?誰も認めたくないけど、心の片隅にはそんな気持ちがあるのではないでしょうか?
ここで提案です。発想を変えましょう!!
コロナウイルスから完全に感染を免れようとする考えを改めましょう
「何馬鹿なこと言うんだ!」「非常識!」「混乱招くだけだ!」「犠牲者のことを考えたことがあるのか!」「現場で働く医療者を愚弄するものだ」
散々な罵声を浴びせられそうですが、ここでヴィネが勇気をもって言わなければ、どんどん取り返しのつかないカオスの中に陥ってしまうのではないかと心配しています。
今日はもう遅くなったので明日につなぎます。