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マスク再考 - 医療

今日は当番医です。ほとんどが発熱患者で、一部下痢を訴える患者さんが来ています。このところ検査したら9割はコロナですね。コロナでものどや咳の症状が出てから5日くらいしてからやっと発熱する患者さんもいます。ほんとコロナってよくわかりません。

ところでマスクについてですが、ヴィネは2020年ころにある専門家の意見を引用して、マスクは本来風邪をひいている人が、咳やくしゃみで飛沫を拡散しないためのもので、予防効果としてのマスクの意味はほとんどないといいました。その後の研究で、予防効果も少しはあることがわかってきました。しかしやはりメインは飛沫を拡散させないためのものであることには違いがありません。

日本人はマスクをつけるかどうかは周囲の空気を読んで判断しています。しかし欧米、特にアメリカ人は自分の考え(主張)で判断します。特にトランプ前大統領が支持している福音派の人々は、連邦政府の言うことには反発します。なんて言っても進化論を否定する人達ですからね。

日本政府は外でマスクを外す基準を示しましたが、「2メートルの距離があれば」というばかばかしいルールです。なぜこんな条件付きにしたかというと、おそらく政府は責任をかぶりたくないからでしょう。つまりマスクをしないことで感染が広がったら、責任を負わなければいけないことにビビったのです。しかし飛沫感染は飲食の場や大声を出す場所でしかありえないです。そして感染経路がわからない感染が圧倒的に多いのです。つまりマスクなんて大した役に立っていないわけです。外では無条件でマスク外すことにしたって感染が激増することはないですよ。

だからマスクつけるつけないは「自分で決める」でいいのです。政府はばかばかしい基準を設けないで、「マスクは飛沫感染には予防効果があるけど、空気感染には効果が限られている。だからマスクつけるかつけないかは自分で判断してね」と言えばいいのです。お店でマスクしない人がいて「いやだなあ」と思ったら、その店に入らなければいいんです。飲食店ではみんなマスク外すのに、そんなに大声で会話するわけでもないバス電車や本屋やブティック、スーパーでマスクしなきゃいけない理由がヴィネにはさっぱりわかりません。

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