千葉大学大学院教授の神里達博教授の新聞コラムに面白い記事がありました。
能動的なリスクは受動的なリスクに比べてはるかに高いレベルでも受容される
登山のような相当危険なスポーツでも、自発的に行うものなので多くの人に受け入れられる。車の運転も運転者より助手席に座っているほうが怖い思いをしているというのもそうかもしれません。
つまり対象をコントロールできているという実感が重要なのだという。
この点から考えると、欧米人がコロナまん延しているのにマスクしないで大勢で集まって話をしている状況が日本人には理解できないのは、欧米人のほうが自分たちで制御できるんだと自覚してるのか、日本人は自分で判断することが下手で、周りに合わせて判断する民族だからなのかもしれません。
日本人の中でもあまり心配しない人もいれば、ほとんど自宅にしかいないのに感染するのではないかとびくびくしている人もいます。専門家の中でも何でもかんでも感染対策を徹底させる人もいれば、西村先生のようにメリハリつけて感染対策を講じる先生もいます。ちなみにヴィネはトーゼン後者ですね。