理化学研究所のスパコン富岳を使って、オミクロン株の感染のしやすさをシミュレーションしたという記事を見て、半分は金の無駄使いと思いました。
マスク無しで1メートル離れて15分会話した時の感染率をオミクロンとデルタで比較。それが2メートル離れた場合はどうなのか。さらにオミクロン株は不織布マスクつけて50センチ離れて会話した場合とそれが1メートルの場合どれくらい感染するのか。
まず最初のマスクしないで会話って条件ですが、今の時代そんなことする人いますか?この研究ではデルタ株とオミクロン株の比較をしていますが、当然結果はわかりきっています。そのわかっている結果を追認するためにスパコン使っているのです。時間と金の無駄使いじゃないですか。
続いてマスクして50センチの距離で会話した場合のオミクロンの感染率は10%というデータ結果ですが、こういう距離で話をするのは恋人同士とか乳幼児と母親の関係ですよね。そういう関係の会話は15分じゃすみません。最低2,3時間その状況で感染するかどうかを見るべきじゃないですか。
やるんだったら、現実的な状況でのシミュレーションでやってほしいですなあ。つまり1メートル間隔で話をしない状態で1,2時間一緒にいたらどうなのか?です。待合室とか映画館とか実際にある状況を想定をすべきです。そうしないとせっかくスパコン使ってやった研究結果を実生活に反映できないじゃないですか。
理研のチームリーダーは「もう一度原点に戻って対策を徹底するべきだ」と研究の結果をまとめてますが、最終的に何をやりたかったのかわかりません。ただ市民の不安をさらに増加させるだけの研究です。研究のための研究でしかありません。スパコン使うのにいくらかかるのかわかりませんが、100万単位のお金はかかるでしょうね。