住宅地に不定期で店舗を出して高齢者を呼び込み、様々な商品をプレゼントして健康食品を売りつける悪質業者が後を絶ちません。ヴィネの住む地域にも定期的に出店されてます。
5か月ぶりに来られた患者さん、「血圧が下がるかと思って測っていたけど、全然下がらないので来た」とのこと。この間健康食品を使っていたようです。
使ったお金は20万。一度に1年分買わされるという。さらにあくどいのは「15日に年金はいるでしょう」と誘導して、ATMにまで一緒に行って引き出しを手伝うのだそうだ。20万というお金は年金で払える範囲にするためかも知れない。
こういう光景を銀行員が見ても注意するわけにはいかない。一応は本人が納得して商品を購入するのを手伝っているだけだから。しかし認知症で判断がつかない高齢者を食っているという点では実にあくどい。
過去にこのような業者が報道で取り上げられたことがあったが、こいつらはいったん会社を閉めてまた別の会社を作るので切がありません。
実はヴィネは20年前にこういう店の中に入って、一般利用者のようにして話を聞いてもらうものをもらって帰ってきたことがあります。彼らがくれる健康食品とか錠剤のようなものの原材料は小麦粉とか乳糖とかのとても安いものに違いありません。人件費、場所代、広告代など考えれば20万円だったらそんなもんです。