コロナ禍で日本は既に医療崩壊しているという認識が薄いのではないでしょうか。
自宅待機やホテル療養している人が一人でもお亡くなりになるという時点で、それは医療崩壊そのものでしょう。いやそれ以前の、入院できないという時点ですでに医療崩壊です。自宅療養中に状態悪化しても保健所との連絡がつかず、孤独死ですよ、この日本で!
抗体カクテル療法も7月になってやっと国内で承認されました。あのトランプ前大統領がコロナになってすぐ復帰したのはこの治療法のおかげなんです(実際にはレムデシベルも使っていた)が、もう1年も前のことになりました。日本は危機感がなさすぎです。ガースーの楽観的判断に振り回されはしましたが、それだけの問題じゃありません。抗体カクテル療法の承認を受けても8月の時点で病院ではまだ使っていないというところもあります。そもそも入院しなければ使えないというハードルを取っ払うべきでした。入院前に悪化してなくなるんですから。
仮設病院の建設とか酸素ステーションの建設も遅すぎ。たらたらして1っか月後、なんて判断じゃ遅すぎるんですよ。世界各国では競技場や催事場を急遽仮設病院に活用しています。それほど時間がかかる作業ではなく、各自治体の判断で動けたはずです。国はオリパラ開催に時間を取られて即座の判断ができなかったと思われます。オリパラ中止してコロナ対策に集中していれば、おそらく第5波の山もずっと低く、自宅で亡くなる人もだいぶ少なかったのではないかといまさらながら思いますね。