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しらっと「エアロゾルが・・・」というNHK - 医療

今日の番組でNHKが、「エアロゾル」という言葉をあたかも以前からわかっていたような雰囲気で使ってまして呆れました。今までは「マイクロ飛沫」などという世界じゃ通用しない造語で乗り切っていましたが、細かいことを突っつくヴィネのような人間も「そろそろ気にしなくなっただろう」と考えたのか、悪びれることなく「様々なマスクのエアロゾル予防効果」を取り上げていました。

IOC委員のインタビューや聖火リレーの時の、「オリンピック反対」の映像を切り取るなど、まるでどこかの独裁国の国営放送のような機関ですから、このくらいのことはやってのけるのは当たり前か。

それはともかく、今巷に出ているいろんなマスクのエアロゾル予防効果ですが、いかにも高そうな立体型の不織布マスクは一番高い予防効果を示し、布マスクやウレタンマスクの予防効果はほぼゼロの結果でした。当たり前といえば当たり前の結果で、新たな知見ではありません。

ヴィネはコロナ流行の当初から「重要なのはエアロゾルであり、飛沫感染はごく一部でしかない」と主張していました。しかし専門家はずっと「飛沫、飛沫」といい続けていました。マスク、手洗い、消毒、ソーシャルディスタンシングはほぼすべて飛沫対策です。極端なこと言えばマスクしていればソーシャルディスタンシングは必要ありません。なのにいつまでたってもこれらすべてをやることを「徹底した対策」として推奨しています。テーブルの消毒なんてほぼ無意味ですよ。普通の濡れた台布巾でふくだけで十分です。
専門家がエアロゾルに言及し始めたのは冬ころでしょうか。つまり冬は部屋を閉め切るためエアロゾルの存在を無視できなくなったからです。ちなみにそのころはエアロゾルではなく、未練がましくマイクロ飛沫といっていました。しかしエアロゾル対策はそう簡単にはできません。マスクや消毒、アクリル板のような安い機材では済まないのです。換気扇の造設やUVライトの使用が必要になるからです。しかし家庭では無理としても職場では可能なはずです。飲食店で積極的に取り入れるような政策を打つべきだったのです。

政府には「ワクチン打てば何とかこの局面を打開できる」と、他力本願的な考えがあったのではないかと推測しています。それも否定はしませんが、そうだったらオリパラ控えてるんだからもっと積極的にやれよ!

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