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「あかとんぼ」の浅い深読み - ランニング

この時期、アスファルト路面を黒く汚し始めるものが二つあります。一つはソメイヨシノの食えないサクランボ。もう一つは桑の実。

桑の実はそろそろ熟れて黒ずんできます。鳥たちの好物で、その鳥が糞を落とした先で新たな桑の木が育ちます。桑の実といえば思い出すのが「あかとんぼ」の歌詞です。

夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれてみたのはいつの日か
山の畑の桑の実を 小かごに摘んだはまぼろしか
十五で姐(ねえ)やは嫁にいき お里の便りも絶えはてた
夕焼け小焼けの赤とんぼ とまっているよ竿の先

いくつかのサイトでこの歌詞の深読みをしています。それは三木露風が幼少のころに両親が離婚して、祖父母のもとで育てられて、そこで奉公の女性におんぶされて見た風景を詠んだとか、「追われて」じゃなくて「(ねえやの背中に)負われて」だとか、「お里の便りも絶えはてた」は、時々実家に帰る姐やを通じてお母さんの消息を聞き、母親も姐やを通じて息子の消息を知ることが出来たんだけど、姐やが嫁に行くことになって、もうお母さんの消息も途絶えてしまった、という深い意味があるんだぞ、等々。

しかしどの解説も桑の実のことには触れていません。ヴィネが疑問なのは桑の実の季節と赤とんぼの季節がだいぶずれていることです。相当姐やと一緒に桑の実を摘んだ記憶が強くてぜひこの歌詞の中に挿入したかったのかなあと思ったりします。研究者の方はこの辺も深読みしてほしいです。

桑の実でもう一つ言いたいことがあります。受精卵の分割が進むと、桑実胚という時期になります。確かにぼこぼこしたところが桑の実のぼこぼこと似ていますが、桑の実は細長いので適切な表現じゃないなあと思います。むしろキイチゴのほうが丸くてぼこぼこしていて似ています。これからは木苺胚にしましょう。

そんなことを考えながら最近はアンディ君の散歩のついでに桑の実を小かごじゃなく小袋に摘んでジャムを作ろうと思っています。

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