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研究者は市井に出よ その2 - ブログ

特に冬になるとのどがイガイガし足り、粘膜が乾燥した感じになることが多くなります。

その原因と対策について医学部の教授と専門外来担当医師の二人に聞いたという記事がありました。

その一人、教授はのどの違和感を解説した論文まで出しているといいます。しかし「その診断がつかないとこが多い」といってます。なんとお粗末な解説でしょうか。そのくせその対策を「のどの中と外の両方から加湿してください」と偉そうに述べています。そしてヴィネはその内容が机上の空論だというのです。夏冬限らず一年を通して一日1.5リットルの水を飲むこと。寝る前にもコップ一杯の水を飲めと!外からの対策はマスクとか加湿器とか、まあ教授が考えなくても思いつくことです。誰が1.5リットルの水飲めますか。

もう一人の専門外来担当医は、のどをよく使うと二次的な炎症が起きることがあると指摘。のどを使った時間と同じ時間、のどを休めてほしいといっています。咳払いするとのどを痛めるのでそれを避けて水分を取るとよい、と言っています。

ヴィネが言いたいことはわかりますよね。この程度のことしか言えないんですか!素人の井戸端会議で出てくるようなレベルの低さです。教授に至っては「あんた自身冬に1.5リットルの水飲んでるの?それ言うんだったら医局員に1.5リットルの水を飲ませた結果のデータくらい出しなさいよ」と言ってやりますよ。世間の人がまずやらないことを言ってどうすんの?専門外来担当の医師も、咳払いやめろって?、出るものしょうがないだろう。のどを使った分のどを休めろとは実生活において制限多すぎるし具体性がない。のどを使わなくたってイガイガする人はごまんといることへの説明もなし。二人とも統計的なデータを出さずに、自分の頭で考えた可能性で人に解説しないでほしい。

まずこの二人はどんな時にのどがイガイガするのかの分析を怠っています。のどがイガイガするのを感じるのは圧倒的に起床時に多いのはなぜなのか、まず説明することから始めなければいけません。乾燥しているのは日中でも同じなのに、どうして起床時に多いのか?また、深酒をすると普段の何倍も乾燥の程度が増すのはなぜなのか?

答えはもうお分かりですね。寝ているときに顎周りの筋肉の緊張度が落ちて口が開いているからです。深酒するとさらに筋肉が緩み大きく、長く口が開くのです。大酒飲むといびきをかくのと同じ理屈です。

以上の理論ですっきり説明ができます。そして大量の飲水などしなくても、加湿器やマスクなどなくても、口さえ閉じて入れば最も適切な湿度を保つことができるのは、何も統計を取らなくてもわかる自明の理です。研究ばかりしているとこんな簡単な理屈がわからなくなるものです。部屋の湿度を守るためにドアに目張りしろと言う研究者や、過剰な手洗いで手が荒れてしまうという悩みに対して「コロナウイルスがその傷から入るという研究データは出てきません」などと言って説明を済ませた気なっている研究者、みんな発想が貧困で、世間から隔絶した世界で生きています。こういう人たちが昇進の階段を上るのです。

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