このところの走りは絶不調。その理由は膝裏の痛みです。3キロあたりで調子が乗るころ、つまりスピードつけたくなるころになると、決まって膝裏の痛みに見舞われます。
多分腓腹筋の内側の起始部近くじゃないかと思うんですが、この痛みは今までと違って、再現性が少ない。つまり痛いところ押してみて、ちょっと痛いから「ここかな?」と思っても、実は反対側もそれなりに痛いのです。鎮痛剤も全く効果なし。普通なら筋肉の痛みならかなり効くし、腱の痛みだってある程度効果あるがな。でもこの痛みに関しては全く効果なし。
今日もランに行ったんですが痛みが出て途中で走る気がしなくなったのです。キロ6キロなら全然平気。5分半でもたぶん行ける。でも5分切る走りになると間違いなく痛くなりスピードダウン。ストレッチやマッサージもあまり効果なし。
いったいどこが痛んでいるのだろうとエコーで観察してみました。まず痛みに左右差がないので、目星をつけて「このあたりかな」と思いながら何らかの所見を拾うことができない。自分としては膝の真裏の一番深いところかなと思って探るのですが、わからん。30分程見ているうちに、右の腓腹筋とヒラメ筋の間の筋膜が左に比べて厚いことに気づきました。
写真で言うと白い帯状のところは筋膜なのですが右のほうが幅広くなっています。全体的になんかばさついている印象があります。
もしかすると筋膜炎で痛みが来ているのかな?でも押してもあまりいたくないのはどうしてでしょう?
それはともかく筋膜に炎症が生じると癒着が起きるはずで、そうなると筋肉の動きに制限がかかり痛みとなる可能性があります。これがスピードを出すと痛くなる理由なのかもしれません。
この癒着をはがすには筋膜リリースです。久しぶりにやってみようと思いました。なんて言ってもエコー見ながらピンポイントで生理食塩水を注入するだけですから安価です。
トータルで10ml注入しました。
それが下のエコー写真。やや黒っぽい層になっているところが注入した生食です。これで明日の朝のランで痛みがなくなればヴィネの仮定が証明されたということになります。効果なければ次の日曜のハーフマラソンはゆっくりとファンランする方針。実はファンランってしたことない。いつも全力疾走でレースに出ているからそういうレースもたまにはいいかもしれない。